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殿様の試写室

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女神はニ度微笑む
-2-
KAHAANI

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『女神はニ度微笑む』は
ヒンドゥの〈戦いの女神〉をモチーフにした美しいヒロインの物語であります。
インドらしいお話を下敷きにしながら、緻密な構成に基づいたストーリー展開。
西洋人から見たエキゾチシズムとは違うディープなインドを楽しめるはずです。

戦いの女神
ヒンドゥー教の女神・ドゥルガー。その名は「近づき難い者」を意味する。
外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神。
10本あるいは18本の腕にそれぞれ神授の武器を持つ。神々の要請によって魔族と戦った。
シヴァ神の神妃とされ、パールヴァティーと同一視された。
神話によると、アスラの王マヒシャースラがアスラ族の軍勢を率いて天界を攻め、
神々を追放してしまった。神々は怒り、口から光を放射して一点に集中させた。
その光の中からドゥルガーは生まれたとされる。
ドゥルガーは魔神討伐のため神々から武器を、
ヒマラヤの神ヒマヴァットからはトラ(ドゥン)を乗り物として授かった。
ドゥルガーは次々とアスラの軍勢を滅ぼし、最後に水牛の姿をしたマヒシャースラを討ち取った。
ドゥルガーは、魔神ドゥルガーを大戦争の末に滅ぼしたとき、
記念としてその魔神の名を自らの名前にしたのだという。
シュムバ、ニシュムバとの戦いでは、怒りによって黒くなったドゥルガーの額から女神カーリーを生み出した。この女神はドゥルガー以上に純粋に戦闘を楽しむ女神とされる。
さらにドゥルガーは逆立った髪から7人(あるいは8人)の戦いの女神・マトリカスを生み出している。(Wikipediaより)

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ストーリー
コルコタでは毒ガスによる地下鉄無差別テロ事件で多くの犠牲者が出た。

2年後、コルコタの国際空港にヴィディヤが降り立った。
身重でありながらはるばるロンドンからやってきたのは
1ヶ月前に行方不明になった夫アルナブを探すためだった。
しかし、彼の宿泊先にも、勤務先にも、夫がいたことを証明する記録はない。
皆そんな人物は知らないという。
途方に暮れるヴィディヤ。
そんな彼女の前に夫と瓜二つの顔を持つ危険人物、
ミラン・ダムジという男の存在が浮かび上がってくる。

それを知った国家情報局のエージェントがアルナビの捜索に介入。
ヴィディヤへの協力者が次々と何者かによって殺害され、彼女自身も襲われる。

ミラン・ダムジとはいったい何者なのか。
アルナブはどこへ。
誠実な警察官ラナの協力を得て夫捜しに奔走するヴィディヤは
ドゥルガー・ブージャーの祭りの日に……

ヒンドゥの女神ドゥルガーは美しい容姿と激しい気性という二面性を持つといいます。
あの戦闘神カーリーの母親だというのですから、その激しさも想像がつきますよね。
そんな大昔の伝説と、知的で美しい現代女性ヴィディヤを重ね合わせつつ
観るのもなかなか興味深い体験ではありませんか。

そして、ヴィディヤが妊婦であるというところも意味深です。

無差別テロというきわめて現代的な事件と連続殺人事件。
練りに練った緻密な構成とインド古来から伝わる神話的伝説。

アーユル・ヴェーダのように
確実に、そして、ジワリと浸み込む新しいタイプのインド映画でありました。

インド映画、まだまだ持ち札ありと見ました。





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2015年2月15日に更新しました。いつも応援して下さって本当にありがとうございます☆

女神はニ度微笑む
監督/スジョイ・ゴーシュ、音楽/ヴィシャール=シェーカル
出演
ヴィディヤー・バーラン/ヴィディヤ、パラムブラト・チャテルジー/ラナ、ナワーズッディーン・シッディーキー/カーン
2月21日(土)よりユーロスペースにて公開、ほか全国順次公開
2012年、インド、カラー、123分、配給/ブロードウェイ、字幕/松岡環
http://megami-movie.com/

by Mtonosama | 2015-02-15 06:39 | 映画 | Comments(11)

女神はニ度微笑む
-1-
KAHAANI

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当試写室では初めてとなるインド映画の上映です。
インド映画を観たことがないわけではありませんが、
あの、歌って踊ってコラサッサ~。
あれが少しばかり苦手でして、ご紹介することがかないませんでした。

やはり映画をとりまく環境の違いといいましょうか。
インドの方々の映画への期待の大きさと申しましょうか。
参加型の映画鑑賞とでもいうべき鑑賞法――

例えて申せば、百数十年前、『月光仮面』を映画館で観た時の日本の少年少女の大興奮。
あのようなものをかの国の方々は今も映画に持ち続けていらっしゃるのかもしれません。

ご記憶の方はいらっしゃいましょうか?
『月光仮面』がスクリーンに登場したとき、
館内の子どもたちが皆一斉にあの歌を歌ったものでありましたよ。
♪どーこの誰かは知~らないけれど、だ~れもがみ~んな知っている。
 月光仮面のおじさんは正義の味方だ。良い人だ。
疾風のように現れて、疾風のように~去っていく♪

アナ雪でも同じような現象が起きたのでしょうか。

あの熱気、あの興奮。
インドの方たちはあれを期待するあまり、
3時間も4時間も美男美女が歌って踊って恋をする映画を愛してやまないのだと思っていました。

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ところがでございます。
本作は少しばかり様子が違います。
歌も踊りも美男美女の甘い恋物語もありません。

あ、美女は登場しますよ。
インドの美人は本当に神々しいほど美しいですよね。
美男?
う~ん、美男っていうのかなぁ。
美男なのかもしれないけど、こればっかりは好みですから。

「もったいぶっていないで、どんな映画なのか早くお言い」

はい、ミステリーでございます。

最近、『マダム・イン・ニューヨーク』(‘12)や『めぐり逢わせのお弁当』(‘13)といった
静かなインド映画が話題になりました。
静かというのは歌や踊りがないという意味もありますが、
ここではじっくりと心温まる映画という意味も含ませていただきます。

もともと映画大国のインド。力は持っていますからね。
「インド映画はどうも…」と敬遠していた方も再び注目なさったのではないでしょうか。

本作『女神はニ度微笑む』は
インドのアカデミー賞といわれるインド・フィルムフェア賞で監督賞、主演女優賞など
5部門を独占した話題作です。

巨大都市コルコタ(旧名:カルカッタ)へ行方不明になった夫を探すため
単身乗り込んできた美しいヒロインが遭遇するさまざまな事件。
謎が謎を呼ぶ先の読めない展開にぐいぐい引き込まれるミステリー作品でありますよ。

アメリカを越え世界一の年間製作本数を誇る超映画大国インド。
ボリウッドなんて呼び名はインドに対して失礼ですよね。
だってアメリカを超えているんですから、
ハリウッドに無理矢理こじつける必要はありません。

本作はそんなインドが世界に投げかけた本格派サスペンス・エンタテインメントです。

さあ、いったいどんな映画なのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆2015年2月12日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

女神はニ度微笑む
監督/スジョイ・ゴーシュ、音楽/ヴィシャール=シェーカル
出演
ヴィディヤー・バーラン/ヴィディヤ、パラムブラト・チャテルジー/ラナ、ナワーズッディーン・シッディーキー/カーンほか
2月21日(土)よりユーロスペースにて公開、ほか全国順次公開
2012年、インド、カラー、123分、配給/ブロードウェイ、字幕/松岡環
http://megami-movie.com/

by Mtonosama | 2015-02-12 06:37 | 映画 | Comments(5)