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僕達急行 A列車で行こう -2-

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© 2012『僕達急行』製作委員会

「A列車で行こう」というタイトルを見て、とのが連想したのはデューク・エリントン楽団のこれ。


Take the ’A’ Train

あ、通称「A列車シリーズ」というシミュレーションゲームがあるんだそうです。
ふ~ん、全然知りませんでした。世の中には知らないことが多いです。

しかし、本作はジャズやシミュレーションゲームを知らなくても楽しめるコメディ。
ゆったりとご満喫ください。


ストーリー
f0165567_6364199.jpg大手不動産会社・のぞみ地所の社員小町圭(松山ケンイチ)と町工場・コダマ鉄工所の二代目小玉健太(瑛太)は、ともに鉄道をこよなく愛する似たもの同士。ふとしたきっかけで知り合った2人は、すぐに気が合って仲良くなりました。
小玉は鉄道の「鉄」好き。
車両音が好きで、住居にも鉄道や電車が見える景色を求める小町。

彼は立派な高層マンションを販売する不動産会社社員でありながら、
町工場が建ち並ぶコダマ鉄工所の寮に入居します。
電車の音と共に眠りにつき、電車の音と共に目覚める理想的な住まいです。

ところが、転勤で九州支社に行くことに。
しかし、小町はめげません。なんといっても九州まで列車で行けるんですから。
九州支社開設以来、初めて飛行機ではなく、新幹線で着任した小町。
気のいい社員たちに気持ち良く迎え入れられます。

九州には、のぞみ地所がなんとしても口説けない大手企業がありました。
ここの社長・筑後雅也(ピエール瀧)は門司から先には断固出ないという九州大好き人間。
彼を口説き落とすため、本社から社長北斗めぐみ(松坂慶子)も乗り込んできました。
北斗社長の腰ぎんちゃく・天城勇智(西岡徳馬)も同行して夜の博多へ繰り出します。
小町も出かけましたが、この筑後社長、あまり酒席はお好きではない様子。

ある日、小町は東京からやってきた小玉と鉄道博物館へ。
なんと、そこでばったり顔を合わせたのが筑後社長でした。
なんとこの社長も大の鉄道好きだったのです。
これまたすっかり意気投合してしまった3人。
筑後社長との仕事はコダマ鉄工所も巻き込んで順風満帆。

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しかし、なにかがうまくいけば、なにかはうまくいかない、
というのがこの世の習い。小町も小玉も恋の方は仕事や趣味のようにはうまくいきません……

松山ケンイチも瑛太も、一生懸命だけど、ちょっと不器用で茫洋とした男の子をほのぼのと演じていましたよ。
松ケン演じる小町はブルー、瑛太演じる小玉はピンク。
このカーディガンの色分けにどんな意味があるのか、
今はもう森田監督に確かめる術はないけれど、なんかおかしかったです。

かたや小松帯刀、かたや平清盛と、NHK大河ドラマで重要な役を演じる2人ですが、
おとなしくてお行儀の良いいまどきの男の子を演じてもよく似合っていました。

あ~あ、旅に行きたいです。
ピンクのレンゲソウが咲き乱れ、青紫の花ダイコンが土手を彩る春満開の景色を
車窓から眺めつつ、駅弁を食べるっていいですよね。

鉄子ならずとも列車に乗って春の旅に出かけたいとのです。





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僕達急行 A列車で行こう
脚本・監督/森田芳光、撮影/沖村志宏、美術/和田洋、音楽/大島みちる
出演
松山ケンイチ/小町圭、瑛太/児玉健太、松坂慶子/北斗めぐみ、貫地谷しほり/相馬あずさ、村上絵梨/日向みどり、星野知子/日向いなほ、笹野高史/児玉哲夫、伊武雅刀/早登野庄一、ピエール瀧/筑後雅也
3月24日(土)より全国ロードショー、2011年、日本、1時間57分、配給/東映
http://boku9.jp/index.html

by Mtonosama | 2012-03-19 06:47 | 映画 | Comments(8)
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            (C)2009 アスミック・エース エンターテインメント
わたし出すわ

♪わたし出~す~わ♪って歌ってしまったでしょ?

なにを出すのかというと、お金です。

小雪さん演じる麻耶がごくごく無造作に
大金を高校時代の友人たちに出してあげちゃう、という夢みたいなお話。

ドタバタした悪ふざけの映画かな、と先入見を持ってました。
なかなか観る気が起きなかった作品ですが
「森田芳光監督か。じゃ、ちょっと観てみるか」(生意気な発言お許しください)
と重い腰をあげました。
「(ハル)」以来13年ぶりとなる森田芳光監督完全オリジナル作品です。
もしかしたら平凡な日常に魔法をかけてもらえるかもしれない
と思いきってでかけました。

で?
大当たり~!!でした。

さてさて、森田監督流錬金術はどんな世界を紡ぎだすのでしょうか?

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お金って普段はのどから手が出るほど欲しいと思っているけど
いざ「あげるわ」って言われたら、ちょっとひきますよね。
「こいつ下心持ってんな」とか
「何かやばいことにまきこまれるんじゃないだろうか」とか
「あぶない金なんじゃない?」とか
一瞬の内にいろんなことが頭のなかをよぎります。
少なくとも
「あ、ありがとう。ちょうど必要だったんだよね」
なんて、絶対、いえ、多分、言いません。

まして高校時代の同級生です。
「あなたの夢をかなえたいの」と大金を持ち出されても
飛びつくわけにはいきません。

「わたし出すわ」ではそんなありえない話が現実化してゆきます。
その結果、夢がかなう人もいれば、人生につまずく人もいる。
以前の生活と変わらない人もいる。殺されてしまう人もいる。

あるにこしたことはないと思っていたお金だけど
そうともいえないんだ、と微笑んだり、笑ったり、苦笑したり、爆笑したり
結局、一貫して、笑いをうかべています。

ストーリー
山吹麻耶は東京から函館に帰ってきました。
アパートに荷物を運びこむ2人の引越業者。
仕事を終えた彼らにこころづけを手渡す麻耶。
喜んで受取り、部屋を出た2人でしたが、1人があわてて麻耶の部屋に戻ってきます。
「10万円ももらえないっすよ」

市電に座る麻耶。終点に着いても降りようとしない彼女に声をかける運転手の道上。
麻耶と気付いて驚いている道上に
「川上くんやさくらや保利くんやさきたちと会いたいから連絡してくれる?」と頼みます。
しかし、突然のことで都合がつかず、結局、道上だけと会うことに。
路面電車の話で盛り上がる道上。
高校時代から路面電車は環境にやさしい乗り物だと主張していた彼は
世界の路面電車めぐりをしたいとも言っていたのです。
「でも、金無いしな。函館で市電を運転できてるからいいよ」。
「そのお金、わたしが出してあげようか」…

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不思議な麻耶の言動と高校時代の友人たちのとまどいと欲、遠慮と甘え。
そんな心の揺らぎが友人たちの目の表情からわかって
観てると微笑ましい気分になります。
麻耶のお金の出所や、いったいどうして友人たちに大金をあげるのか
映画を観ているうちに、絡み合った糸から1本の糸がほどけて
すーっと出てくるようにわかってきます。
そしてお金を手にすることは必ずしも幸せには通じないことも。

函館の街をゴトゴト進む路面電車や大沼国立公園を走る川上くん
(川上くんは天才的なランナーなのですが、大けがで走れなくなりました。
アメリカで手術すれば、また元通り走れるようになるのですが。)

初冬の函館を背景に、ありえそうでいてやっぱりありえない不思議な話が展開します。
(個人的には先月函館を訪れたばかりで結構身を入れて鑑賞しました)

そんな経験はまだありませんが
お金ってもらうのも難しいけど、「あげる」って切りだすのも難しそう。

スッピンみたいに地味な顔した小雪さん。
彼女が「あげるわ」と言うと
無意識に「うん」ってうなずいて受け取ってしまいそうな雰囲気をたたえていました。
クールビューティの典型みたいな彼女ですが、
初の単独主演を演じて新境地に達したようです。

わたし出すわ
監督・脚本/森田芳光、製作総指揮:豊島雅郎、プロデューサー:竹内伸治、三沢和子
出演
山吹麻耶/小雪、魚住サキ/黒谷友香、道上保/伊坂俊哉、川上孝/山中崇、
保利満/小澤征悦、平場さくら/小池栄子、道上かえで/小山田サユリ、
平場勝/ピエール瀧、麻耶の母/天光眞弓、川上たみ/藤田弓子、溝栗雅也/仲村トオル
2009年、日本、カラー、1時間50分、配給:アスミックエース
10月31日(土)恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9他全国ロードショー
http://watashi-dasuwa.com/


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by mtonosama | 2009-10-09 06:25 | 映画 | Comments(12)