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武士の献立 –2–

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(C)2013「武士の献立」製作委員会


さてさて「武士のホニャララ」シリーズ第2弾。
ちゃんばらを期待する方にはごめんなさい。
ちゃんばらシーンはこれまた本作にはありません。
武士だって、年がら年中、人を斬っているわけにはいきませんから。

ソロバン片手に逼迫した家計を立て直すそろばん侍やら、
料理の腕で加賀藩の威信を世に示す包丁侍やら、
殿様にお仕えする侍としては、刀以外で身を立てていかなくちゃならない場合の方が多いのであります。

さあ、どんなお話かと申しますと・・・


ストーリー
加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室お貞の方に仕える女中・春。
浅草の有名な料理屋の娘に生まれたが、幼い頃に火事に遭い、
家も両親もなくしてしまった天涯孤独の身。
しかし、親譲りの料理の腕前と天性の味覚が、周囲の舌を楽しませ、お貞の方の健康も支えていた。
ある日、加賀藩江戸屋敷の宴席で藩内屈指の料理人・舟木伝内が“鶴もどき”という汁椀を用意。
その具材に皆首をかしげる中、見事、春だけが言い当て、伝内を仰天させる。

数日後、春を訪ねる伝内。加賀では見慣れぬ“明日葉”の料理法を訊ねにきたのだった。
手際よく調理する春に、伝内は舟木家の嫁になってくれるよう懇願。
だが、春はその気の強さが災いし、嫁ぎ先から離縁されたバツイチの身。
それゆえ一旦は断るものの、お貞の方に後押しされ、再婚を決意。
遠路はるばる江戸から加賀へやっとの思いで到着した春を迎えてくれたのはやさしい姑・満。
しかし、夫の安信は年下男。
料理の腕はからっきしで家を継ぐ気もさらさらない。
おまけに、春にもまったく興味を示さない。

嫁入り早々、舟木家では饗(あえ)の会が開かれた。
それは親戚に料理をふるまい、その出来具合を吟味する大切な会。
安信が舟木家の後継にふさわしいかどうか認めてもらうためのチャンスだったが、
やる気のない安信の料理には親戚たちも大ブーイング。
その様子にいたたまれなくなった春は次の料理をこっそり作り直してしまう。
うってかわったそのおいしさに皆は感心し、会は無事終了。
だが、真相を知った安信は激怒する。
そこで春は安信と勝負に出た。
安信が勝てば春を離縁。逆なら、安信は春の料理指導を受けることに。
さて、その結果は?

春の猛特訓を受けることになった安信だったが、めきめきと料理の腕を上げていった。
昇進の機会が訪れ、その試験で高評価を受けた安信。
見事、昇進した安信に親友の定之進やその妻・佐代も大喜び。

ところが、春は、偶然、安信と佐代の関係を知ってしまった。
つまり、料理方は兄が継ぎ、次男の安信は剣術で身を立てようとしていたのだが、
道場に通う内、そこの一人娘・佐代と恋仲になり、婿入りが決まる。
だが、流行病にかかった兄が亡くなり、安信が舟木家を継ぐことに。
そして、佐代は安信の親友・定之進と結婚したというのだ――

嫁入りから1年。江戸詰めから加賀に戻った伝内は安信に跡目を譲ることを決める。
だが、その時、加賀藩では改革派と保守派の間に不穏な空気が……


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春の恩人・お貞の方や安信の親友・定之進を巻き込むお家騒動。
武士の本領か、お家のためか、
包丁侍の妻女としてのつとめか、夫への愛か、
妻も夫も義理と人情のはざまで悩みます。
義理と人情をはかりにかけて義理が重いのが男の世界なら、
義理も人情も立ってしまうのが武士の献立の世界でありました。

映画にも出てきた柚餅子(ゆべし)食べたいなぁ。
能登半島もよかったなぁ。
おいしいものと良い景色、そして夫婦愛。旅番組みたいな映画でした。
あ、これはけっして悪口ではありません。
ホント、旅心もそそられました。





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☆2013年12月16日に更新いたしまして候。いつも応援をいただき、かたじけのう存じます☆

武士の献立
監督/朝原雄三、脚本/柏田道夫、山室有紀子、朝原雄三、製作総指揮/迫本淳一、飛田秀一、撮影/沖村志宏、美術/原田哲男、題字/中塚翠涛、料理監修/大友佐俊、青木悦子、料理協力/学校法人大和学園、京都調理師専門学校、料理考証/陶智子、綿抜豊昭
出演
上戸彩/舟木春、高良健吾/舟木安信、西田敏行/舟木伝内、余貴美子/舟木満、夏川結衣/お貞の方~真如院、成海璃子/今井佐代、柄本佑/今井定之進、緒方直人/大槻伝蔵、鹿賀丈史/前田土佐守直躬、語り/中村雅俊
12月14日(土)全国ロードショー、12月7日(土)石川先行ロードショー
企画・配給/松竹株式会社、http://www.bushikon.jp/

by Mtonosama | 2013-12-16 06:32 | 映画 | Comments(14)
武士の献立 –1–

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(C)2013「武士の献立」製作委員会

「武士の献立」。
なんか既視感あるなぁ、なんだったかなぁ、と首をひねっていたのですが、わかりました。
「武士の家計簿」(森田芳光監督‘10)でした。
http://mtonosama.exblog.jp/15037094/ http://mtonosama.exblog.jp/15054991/ 
チャンバラがあまり出てこないところや、〈献立〉やら〈家計簿〉やらという
少しも武士らしくない言葉とのミスマッチ感が気をひく江戸時代の加賀藩を舞台に描いた映画であります。
「武士のほにゃらら」シリーズ第2弾といったところでしょうか。

本作「武士の献立」は加賀藩に仕える料理方の家が舞台。
料理方というのは、普段は、主君やその家族の日々の食事を賄う武士で、別名を包丁侍ともいいます。
時には諸国の大名を饗応する料理をつくったりと、なかなか大変なお仕事です。
ほら、たすき姿も凛々しく、包丁をキリリとかざし、
型を決める包丁の儀式をTVなどで観たことがありますよね。
そんな儀式も登場し、高良健吾が凛々しい包丁さばきを見せてくれますよ。

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武士といっても刀を持つだけではなく、
包丁を持ったり、ソロバンをはじいたり、いろいろだったんですね。

本作に登場する包丁侍は加賀藩に実在した料理方・舟木伝内と息子・安信。
その安信に嫁いだ抜群の味覚と料理の腕を持つ出戻り娘お春が、夫を支えるというのが大筋のお話です。
この伝内・安信父子、当時のレシピ集ともいえる献立書「料理無言抄」を残しているのですって。

舟木伝内(でんない)包早(かねはや)、長左衛門(ちょうざえもん)安信(やすのぶ)親子。
藩主や家族の食事、接待、儀式などの料理を担当した。
江戸時代は将軍家や大名家に専属の料理人がいたが、舟木家の親子はその経験に基づき、
「料理無言抄(むごんしょう)」「ちから草」「料理の栞(しおり)」など詳細な料理書を著したことで知られる。
加賀藩は最高の食材と技術を駆使して将軍家をもてなしたとされ、料理は幕府に恭順の意を示す役割もあった。そうした饗応(きょうおう)料理の伝統は現代にも引き継がれている。http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130101101.htm

父子の献立書には、素材を生かし、味覚を最大限に引き出す調理法、
そして、健康を考えた栄養価まで、現代にも通じる濃い内容が記されています。
映画の中でも父子のレシピをもとにかずかずの料理を再現。
その中のひとつをここでご紹介しますので、今晩のメニューにとりいれられてはいかがでしょう。

すだれ麩の治部煮
材料2人分
鴨むね肉 60g(6切れ)、小麦粉 大さじ3、すだれ麩 2切れ、生シイタケ 2枚、セリ10本、わさび適量
調味料
醤油 大さじ2、みりん 大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ2、出し汁250cc
①鴨むね肉を一口大に薄くそぎ切りに。すだれ麩は適当な大きさに切り、茹でこぼしておく。生シイタケは石づきを取り、セリは茹でてスダレで形を整え、3cmの長さに切る。
②鍋に出し汁と調味料を入れて熱し、煮立ったらすだれ麩、シイタケを入れて煮る。この中に鴨肉に小麦粉をたっぷりまぶして入れ、火を通す。
③器にすだれ麩、鴨肉、シイタケを盛り、セリを添える。
※煮汁が煮詰まった時は出し汁を加えて味を調える。セリの代わりにホウレンソウでも良い。

NHK連ドラ「ごちそうさん」でもドラマに登場するいろいろな料理が楽しみですが、
料理の出てくる映画とか、なにかを作り出す映画って、つい一生懸命になってしまいます。
それに自分の好みで恐縮ですが、お麩って大好きなんです。

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本作でも、大勢のお侍が厨房で里芋の皮をむいたり、大根の桂むきをしたり、なかなか壮観です。

監督は「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック」から「釣りバカ日誌20 ファイナル」までを務めた朝原雄三。
料理人父子には西田敏行、高良健吾、
そして気は強いけれど、料理のセンス抜群の妻には上戸彩が扮します。
さあ、いったいどんなお話でしょうか。乞うご期待でございます。



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☆2013年12月13日に更新しました。いつも応援を賜り、かたじけのうございます☆

武士の献立
監督/朝原雄三、脚本/柏田道夫、山室有紀子、朝原雄三、製作総指揮/迫本淳一、飛田秀一、撮影/沖村志宏、美術/原田哲男、題字/中塚翠涛、料理監修/大友佐俊、青木悦子、料理協力/学校法人大和学園、京都調理師専門学校、料理考証/陶智子、綿抜豊昭
出演
上戸彩/舟木春、高良健吾/舟木安信、西田敏行/舟木伝内、余貴美子/舟木満、夏川結衣/お貞の方~真如院、成海璃子/今井佐代、柄本佑/今井定之進、緒方直人/大槻伝蔵、鹿賀丈史/前田土佐守直躬、語り/中村雅俊
12月14日(土)全国ロードショー、12月7日(土)石川先行ロードショー
2013年、日本、121分、企画・協力/松竹株式会社、http://www.bushikon.jp/

by Mtonosama | 2013-12-13 05:13 | 映画 | Comments(4)