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タグ:瀧本智行 ( 3 ) タグの人気記事

          はやぶさ ~遥かなる帰還~ -2-

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                   ©2012「はやぶさ 遥かなる帰還」製作委員会

            小惑星「イトカワ」。その地表に到着して岩石サンプルを持ち帰るという
            世界初の高精度ミッションに挑戦した小惑星探査機「はやぶさ」の物語。
   世界初という言葉も誇らしいし、小さな探査機が幾多の苦難を乗り越えて60億kmも宇宙を飛んだことも
    ロマンに溢れているのですが、はやぶさの開発に関わり、7年間を共にしたJAXAプロジェクトチーム、
      あるいは町工場の職人さんたちの感動がいかばかりであったかに感動してしまう映画でした。
                    いや、ほんと。感動に感動する映画なんです。

              さて、出演者のところにいやっていうほど書いてあるJAXAですし、
           はやぶさの快挙のときにもよく出てきた名前ですが、いまいちわかりません。
                       で、JAXAのHPを覗いてきました。

                JAXA Japan Aerospace Exploration Agency 宇宙航空研究開発機構
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2003年10月、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つになり、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行うことのできる機関が誕生しました。
それが、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)です。
宇宙開発利用と航空研究開発は、国の政策目標を達成していくための手段であり、問題解決に貢献することはJAXAにとって重要な使命です。JAXAはこの自らの使命を実現するため、2005年4月に「JAXA長期ビジョン“JAXA2025”」を提案しました。
JAXAは、「空へ挑み、宇宙を拓く」 というコーポレートメッセージのもと、人類の平和と幸福のために役立てるよう、宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に挑みます。 http://www.jaxa.jp/about/index_j.html

                では、JAXAの主張がわかったところで、ストーリーへいきます。

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ストーリー
2003年5月9日。内之浦宇宙空間観測所。
10数年の歳月をかけて開発された小惑星探査機「はやぶさ」を載せたロケットが今、打ち上げられた。そこではJAXAプロジェクトマネージャー山口(渡辺謙)が万感の思いで青空をみつめていた。
ロケットを見守る人々の中には新聞記者・井上(夏川結衣)と、その父で町工場の経営者・東出(山崎努)の姿もある。
この日から、はるか宇宙をめざす「はやぶさ」とこの機体にそれぞれの想いを託した人々の激動の日々が始まったのである。
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「はやぶさ」の航行が安定してきた頃、JAXA相模原の管制室ではイオンエンジン担当の藤中(江口洋介)、同じくイオンエンジン担当のNECエンジニア・森内(吉岡秀隆)、カプセル担当の鎌田(小澤征悦)などプロジェクトのメンバーたちが昼夜を問わず、「はやぶさ」の対応に追われている。

イオンエンジンは電子レンジと同じマイクロ波の照射という方式で、キセノンをイオン化し、電場で加速して噴射するマイクロ波放電式という独自の形式を採用したエンジン。http://www.nec.co.jp/ad/hayabusa/story/03/ 「はやぶさ」には4基搭載されている。

科学部記者の井上はJAXA広報部の丸川(藤竜也)を介して、彼らを取材する内、
その熱意や人柄に惹きつけられていくのだった。同時に、はやぶさの試作品を始め、
宇宙関連の試作品を製作し続ける町工場経営者の父・東出にも真剣に向き合おうとしていた。

燃料漏れ、姿勢制御不能、さらには通信途絶・・・・・ 
「はやぶさ」に次々と困難が襲いかかる。
そのたびに山口の指揮下でプロジェクトメンバーは一致団結し、復旧に全力を注ぐ。
しかし、トラブルが大きくなるにつれて、イオンエンジンの運用をめぐり、藤中と森内が激しく対立。
「はやぶさ」がイオンエンジン全停止という最大の危機を迎えた時、山口はリーダーとして決断。
「絶対にあきらめない」「よろけてもいい、這いつくばってもいい、とにかく地球にゴールさせるんです」。
その決意に共鳴した藤中と森内もイオンエンジンに最後の指令を送るのだった……


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     興奮した口調で口角泡を飛ばしたり、まなじり決して熱くなるような大げさな演技はありません。
        淡々としながらも、責務を担い、あるいは、会社と自分の研究とのはざまで苦しみ、
 あるいは一銭にもならない使命に生きる、という科学者、会社員、職人から叩き上げの町工場経営者たちを
              演じる俳優たちに、日本娯楽映画の大きな成長を感じました。

                 そして、なによりも「はやぶさ」のけなげな姿に感銘。
 2010年6月13日、はやぶさの帰還に感銘した人の多くはこのけなげさに惹きつけられたのではないでしょうか?
         どうも日本人は機械を擬人化する傾向が強いのでは、と常々感じていました。
     しかし、偉そうなことを言ってるとの自身、はやぶさがオーストラリアのウーメラ沙漠の夜空に
            流星となって消えていくシーンに不覚にも落涙してしまったのでした。
          「はやぶさ」がはやぶさ君となり、完全に感情移入してしまっていたんですね。

             きれいで素直な気持ちになって、その上、元気になれる映画でした。

   

                                

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はやぶさ ~遥かなる帰還~
監督/瀧本智行、原作/山根一真「小惑星探査機はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊)、脚本/西岡琢也、音楽/辻井伸行、製作/岡田裕介、加藤進、早川洋、企画/坂上順、大澤善雄、プロジェクトマネージャー/渡辺謙
出演
渡辺謙/山口(JAXA・教授)、江口洋介/藤中(JAXA・教授)、夏川結衣/井上(朝日新聞社・科学部記者)、小澤征悦/鎌田(JAXA・助教授)、中村ゆり/松本(JAXA・学生当番)、吉岡秀隆/森内NEC(イオンエンジン担当)、石橋蓮司/大下(JAXA・幹部)、藤竜也/丸川(JAXA・教授)、山崎努/東出「東出機械」社長、嶋田久作/岸本(JAXA・教授)、近藤芳正/米川(JAXA・教授)、蟹江一平/石山(JAXA・助教授)、笠兼三/日野(JAXA・助教授)、橋本一郎/倉本
(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、宮下裕二/石塚(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、増田修一朗/目黒(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、永倉大輔/仲倉(NEC・コマンダー)、長嶋一茂/三雲(NEC・エンジニア)、モロ師岡/浜井(JAXA・助教授)、ピエール瀧/平河(NEC・エンジニア)
2月11日(土)全国ロードショー
上映時間2時間16分、http://www.hayabusa2012.jp/

by mtonosama | 2012-01-25 07:00 | 映画 | Comments(8)
          はやぶさ ~遥かなる帰還~ -1-

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                  ©2012「はやぶさ 遥かなる帰還」製作委員会

                    2010年6月13日、日本中が興奮しました。
                    理科に弱いとのもまた興奮していました。
        そう、はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)が7年間60億kmの宇宙の旅を終え、
                      地球大気圏に再突入した日です。

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はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)は、2003年5月9日13時29分25秒(日本標準時、以下同様)に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機で「ひてん」「はるか」に続くMUSESシリーズ3番目の工学実験機である。
イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達し、その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、2010年6月13日22時51分、60億kmの旅を終え、地球に大気圏再突入した。地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンは、世界初である。(Wikipediaより)

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宇宙ものといえば、子どもの頃、おなじみになった東宝特撮もの(すいません。「宇宙戦艦ヤマト」までくると、とのも大きくなりすぎていて、映画もアニメも観ていません。漫画は読みましたが)。
こうした作品のお約束は世界中の学者が一致団結して地球の困難を救うというもの。

            〈世界はひとつ人類は皆兄弟〉みたいな、めでたし、めでたしの映画でした。
        こういうことを素直に信じることのできたとのの子供時代はなんと幸せだったことでしょう。
            ところが、150歳という歳になって、この緊張と興奮と感動を味わえるとは。
                        それもSFではなく実話として。

f0165567_739575.jpgこの感動を映画にしない手はなく、なんとはやぶさ映画は4本も製作されています。
2011年5月には「はやぶさ BACK TO THE EARTH」(上坂浩光監督、角川映画)。
同年10月1日には「はやぶさ HAYABUSA」(堤幸彦監督、20世紀FOX)。
2012年2月11日には本作「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督、東映)。
3月10日には「おかえり はやぶさ」(本木克英監督、松竹)。

     いかに「はやぶさ」が、内向きになっていた日本人の心に勇気を与えたか、ということでしょうね。

             なんといっても「はやぶさ」がさまざまなトラブルを克服し、
              あるいは行方不明になりながらも宇宙の旅を続けたこと。
    最後には自分の身は燃やしながら、小惑星イトカワで採取したカプセルだけは地球に届けた姿。
 そうしたことに、自己犠牲というか、責任感というか、とても人間的なものを感じさせてくれたんですよね。
              おっと、いけない。ここで泣きそうになってしまいましたよ。

           さあ、どんなお話なのでしょうか。続きは次回までお待ちくださいませ。

                              

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はやぶさ ~遥かなる帰還~
監督/瀧本智行、原作/山根一真「小惑星探査機はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊)、脚本/西岡琢也、音楽/辻井伸行、製作/岡田裕介、加藤進、早川洋、企画/坂上順、大澤善雄、プロジェクトマネージャー/渡辺謙
出演
渡辺謙/山口(JAXA・教授)、江口洋介/藤中(JAXA・教授)、夏川結衣/井上(朝日新聞社・科学部記者)、小澤征悦/鎌田(JAXA・助教授)、中村ゆり/松本(JAXA・学生当番)、吉岡秀隆/森内NEC(イオンエンジン担当)、石橋蓮司/大下(JAXA・幹部)、藤竜也/丸川(JAXA・教授)、山崎努/東出「東出機械」社長、嶋田久作/岸本(JAXA・教授)、近藤芳正/米川(JAXA・教授)、蟹江一平/石山(JAXA・助教授)、笠兼三/日野(JAXA・助教授)、橋本一郎/倉本
(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、宮下裕二/石塚(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、増田修一朗/目黒(JAXA・若手プロジェクトメンバー)、永倉大輔/仲倉(NEC・コマンダー)、長嶋一茂/三雲(NEC・エンジニア)、モロ師岡/浜井(JAXA・助教授)、ピエール瀧/平河(NEC・エンジニア)
2月11日(土)全国ロードショー
上映時間2時間16分、http://www.hayabusa2012.jp/

by mtonosama | 2012-01-22 07:52 | 映画 | Comments(10)
             スープ・オペラ -2-
                         SOUP OPERA

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                         Ⓒスープの会

スープといえば、お鍋。お鍋といえば湯気。湯気といえば台所。
まぁ、なんて素直な連想でしょう。

舞台は、懐かしい感じの古い和風木造住宅。
台所はこぎれいに片付けられ、なんとなく寂しげな雰囲気もありますが、
ホッとできるゆる~い感じで湯気が漂っています。

ストーリー
ある古い家屋のキッチン、あ、キッチンというよりおだいどこって呼んだ方が合いますか。
お鍋からは鶏がらスープの湯気とおいしそうな匂いが漂ってきます。
大学図書館に勤めるルイは叔母のトバちゃんと2人で、この古い家に暮らしています。
トバちゃんはルイを産んで間もなく亡くなった姉の代わりに、洋裁店をしながら、
女手ひとつで育ててくれた人。ルイにとってはおかあさんです。

そのトバちゃんが還暦を前に20歳近く年下の医師・水谷さんと恋に落ち、
家を出ていってしまいました。
ひとりぼっちになってしまったルイ。
そこへ田中十二夫、トニーと名乗る変なおじさんが舞い込んできました。
トニーさん、勝手に庭に入り、絵を描いたりしています。
もちろん、出ていってもらったのですが。

ある日、ルイは学生時代からの友人で編集者の奈々子に誘われ、
人気作家・井上豪の接待パーティに同席します。
とんでもない我が儘作家のハチャメチャぶりにあきれながらも、
隣席の若いバイト編集者・康介に勧められた「冷製桃のスープ」の美味しさに
思わず夢見心地になるルイ。
その夜、ルイを家まで送ってくれた康介。
そこへトニーが現れたのです。

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翌日、ルイが仕事から帰ると、なぜかトニーと康介が2人、
台所で楽しげに食事の支度をしています。
3人の楽しい夕御飯が始まり、ルイの鶏がらスープを味わった康介はうっとり。
「いいなぁ、ここに暮らしたい」。
そんな康介に、「住もうよ」とトニー。
ルイが言葉をはさむ間もなく、2人はこの家に下宿することになりました…

夏草に覆われた朽ちかけたメリーゴーラウンド。
おや、猫がいますよ。
草の中で、おじさんが一人バンドネオンを弾き始めます。
冒頭から、まったりムード全開。

あ、おじさんなどと気安く言ってしまいましたが、
バンドネオンを奏でるのは京谷弘司さん。
あのピアソラから「近い将来、アストル・ピアソラのライバルとなるコウジへ!」という
とびきりのメッセージを受けた日本が誇るバンドネオン奏者です。
常に第一線で活躍し、その演奏力は本場アルゼンチンでも知られる京谷さん。
穏やかで、優しくて、思わずホッ、でした。

バンドネオンの京谷さん、クラリネットの稲元渡さん、ヴァイオリンの立花純平さんたち
の演奏をバックに登場人物が踊り、壊れていたメリーゴーラウンドがくるくる回り始める―――
ラストシーンはフェリーニの「8 1/2」を思い出させてくれました。
「8 1/2」ラストのあの印象的なハジケっぷりには及びませんが、ま、いけてました。
日本の俳優たちってハジケる前に、どうしても照れてしまうんでしょうね。

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癒し系映画というと、必ず美味しそうなご飯がつきもので、
料理担当者が話題になります。
この映画も六本木「ラ ファランドール」のオーナーシェフ
稲元亘さんが腕をふるいました。
この人、クラシック・フレンチをベースに、身体に負担のかからない料理を追求、
日本の旬と素材を活かし、フランス料理の文化と懐の深さを表現することを目指す
料理人です。

おいしいごはんと優しい音楽、そして、気のおけない仲間がいれば、
ひとは癒されます。
でも、ごはんとは別に、ルイを演じた坂井真紀さんのおっとりした優しい口調にも
ホッと息をついたとのでした。

                              

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スープ・オペラ
監督/瀧本智行、原作/阿川佐和子、脚本/青木研次、撮影/柴主高英、美術/若松孝市
出演
坂井真紀/島田ルイ、北村海歩/5歳のルイ、加賀まりこ/トバちゃん(楢崎藤子)、藤竜也/トニー(田中十二夫)、余貴美子/田中泰子(トニーの妻)、西島隆弘/林康介、田山涼成/精肉店主人、草村礼子/桂木夫人、萩原聖人/水谷医師、鈴木砂羽/奈々子、平泉成/井上豪、コミア―ナ鈴木/クリスチーナ(井上豪の妻)、リアン/猫
10月2日(土)、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー他全国ロードショー
2010年、日本、119分、カラー、 www.soup-opera.jp

by mtonosama | 2010-08-12 05:24 | 映画 | Comments(6)