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殿様の試写室

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                   (C)Transformer,Inc

あがた森魚ややデラックス

その昔、渋谷にまだ三葉虫が這いずりまわっている頃
道玄坂途中にある百軒店横町の奥にSWINGというモダンジャズだけを
聴かせる喫茶店がありました。
そこでは客は眉間にしわを寄せ、深刻な顔をして、ジャズを拝聴します。
無言、敬虔。店内は修行僧の集まりのようでありました。

その斜め向かいにはBLACK HAWKというロック喫茶があり、
こちらは若干ルーズではありましたが、おしゃべりの声は聞こえません。
音楽のヴォリュームが大きすぎて、話し声なんか聞こえないという単純な理由です。

ジュラ紀に入ると、あがた森魚というフォークシンガーが
「赤色エレジー」という楽曲をひっさげてデビューしました。
下駄ばきの彼が、細く高く震える声で歌ったあの歌です。
といっても、わかるのはジュラ紀に生きてたアンモナイトくらいでしょうか。
   
 
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あがた森魚って?
   ↓ ↓ ↓
 http://www.agatamorio.com/profile.html
1948年9月12日、北海道生まれ。1972年「赤色エレジー」でデビュー。
当時、アメリカのコンテンポラリーなフォーク・ロックやヒッピームーブメントなどに強い影響を受けながらも、その影響下に留まらず、日本の大正や昭和のロマンティックな大衆文化を彷彿とさせるオリジナリティあふれる音楽世界を創り出していった。
デビューアルバム『乙女の儚夢』以降、『噫無情』『日本少年』『永遠の遠国』と、あがた森魚世界観をはらんだアルバムを発表しながら70年代を駆け抜けた。

21世紀にはいり、初のベスト盤『20世紀漂流記』、久保田麻琴、鈴木惣一朗、HARCOらの才能とともに、『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』を発表。
2003年、田中泯(舞踏)とのコラボレート「架空」公演を新しく試み好評を得る。
また、NHK教育番組「バケルノ小学校」のオープニングテーマを歌い、小学生までファン層が広がった。

デビュー35年となる2007年、9月には久保田麻琴プロデュースによるオリジナルアルバム『タルホロジー』リリース。
2008年、60歳を迎えライヴツアー「惑星漂流60周年!」を全国各地で展開、
2009年2月22日、一大記念イベント『Zipang Boyz號の一夜』を開催。
月刊日記映画を毎月制作、上映会も行い、さらに意欲的な活動が続いている。


と、あがた森魚さんのオフィシャルサイトから、そのプロフィールを引用させていただきました。
そういえばあがたさん、本作「あがた森魚ややデラックス」の中でも
一生懸命マックに向かって何やらアップしてましたっけ。
潜水艦ノーチラス号のおもちゃで遊びながら。

プロフィールにもありますが、あがたさんは60歳を迎える2008年に
「惑星漂流60周年!」と銘打ったライブツアーを行いました。
北は釧路から南は石垣島まで
全国67か所をキャンピングカー1台で移動する無謀、無計画な旅です。
留萌、小樽、函館、青森、横浜…
60年の人生で漂流して流れ着いた土地をめぐり、歌う旅というわけです。

小さなライブハウスや居酒屋、およそ採算などとれそうもない会場で歌うあがたさん。
スタッフとケンカし、出発時間に遅刻し、酒飲んで居直るあがたさん。
「あがた森魚ややデラックス」はその勝手放題のツアーに密着し
さらに、今年2月九段会館で行われたツアーのファイナルイベント
「あがた森魚とZipang Boyz號の一夜」までの半年間を捉えた
90分のドキュメンタリーロードムービーです。

監督はジュラ紀のあがた森魚を知るべくもない竹藤佳世さんですが
彼女は若松孝二監督や河瀬直美監督の作品に参加し
「『実録・連合赤軍』ドキュメントムービーGUN AWAY!」を公開
2007年には初の劇場長編監督作品「半身反義」で国際的評価を得た新鋭です。

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あがた森魚を知らない世代にとってはおそらく彼はちょっと変なおじさんなのかもしれません。
(あがたさん、ごめんなさい)
「赤色エレジー」の頃しか知らない世代にとっては「まだやってたのか」という感想でしょうか?
(あがたさん、重ね重ねごめんなさい)

殿も映画冒頭で思わずひきました。
小さなライブハウスの数人の客の前で叫ぶように歌う彼を見て
ちょっと寒くなってしまいました。
数十年ぶりに出会った友人が外見や体型はすっかり変わってしまったのに
昔と同じファッションをしているのを見た気分、とでもいいましょうか。

でも

居酒屋でも、ワイナリーでも、どんなステージでも、全身で歌うあがたさん。
これが結構いいんです。
ファイナルライヴの行われた九段会館にはムーンライダーズの鈴木慶一
「はちみつぱい」の元メンバーや矢野顕子、緑魔子らが参加して、ものすごい盛り上がりでした。

矢野顕子さんが「もう、あがたくんは無形文化財にしてほしいくらいよ」
とあのおっとりした口調で語ったり。

一流のミュージシャンでも、歳をとったら変わります。外見も。パフォーマンスも。
これは自然の摂理です。だけど、確実に深まってるんですね。
懐かしいあがた森魚じゃなく
潜水艦ノーチラス号に乗って深化したあがた森魚を見せてもらいました。

あがた森魚ややデラックス
監修/森達也、撮影・編集・監督/竹藤佳世
出演
あがた森魚、鈴木慶一、矢野顕子、久保田麻琴、緑魔子
絵:奈良美智、製作・配給:トランスフォーマー、宣伝協力:太秦
2009年/カラー/90分/デジタル
10月10日シアターN渋谷にてモーニング&レイトショー
http://www.yayadeluxe.com/


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by mtonosama | 2009-09-09 06:24 | 映画 | Comments(18)