ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:関ケ原 ( 2 ) タグの人気記事


関ケ原
-2-

SEKIGAHARA

f0165567_513013.jpg

©2017「関ケ原」製作委員会


さて、原作「関ケ原」は上・中・下3巻の長編。
三成派、家康派にとりこまれていく大名たちの流れも
読みどころのひとつではありましょうが、
2時間29分という時間枠の中に
どう収まるか、そこも見どころかもしれません。

ストーリー
幼少時、豊臣秀吉にその才を認められ、
秀吉の小姓となった石田三成。
成長し、大名にとりたてられた三成は
自身の石高の半分を以て
鬼左近とも称される猛将・島左近を召し抱える。
秀吉に忠誠を誓いながら、正義で世の中を変えようとする三成に
「天下ことごとく利に走る時、ひとり逆を行くお方」
と感服した左近は固く忠誠を誓う。
伊賀の忍び・初芽も三成に仕えることに。

秀吉が老齢で体調が悪いのをみてとった徳川家康は
秀吉に恩のある武将たちを
味方につけようと懐柔し始める。
その中には秀吉の不興を買ってしまった
小早川秀秋もいた。

1598年8月秀吉逝去。
1599年3月、大老・前田利家も亡くなると
先の朝鮮出兵時から三成に恨みを抱く
福島正則、加藤清正ら秀吉子飼いの七人党が
三成の屋敷を襲撃。

1600年6月、家康は上杉討伐に向かう。
その前に、上杉家家老・直江兼続と結託した三成、
大谷刑部らを引き込み、毛利輝元を総大将に立て挙兵。
三成の西軍、家康の東軍が動き出した。

1600年9月15日。
関ケ原。
決戦の地で三成はいかにして家康と戦うのか。
小早川秀秋はどう動くか。
そして、伊賀のくノ一・初芽と三成との愛はどうなる……

f0165567_56175.jpg

圧巻は「大一大万大吉」の旗印をなびかせ人馬が駆ける合戦。
轟く大砲音、飛び散る血しぶき、硝煙に煙る関ケ原。
合戦にまさるチャンバラなし。

「大一大万大吉」は石田三成が旗印や裃などに入れて用いた
一種のシンボルマーク。
現代的に解釈すると
「万民が一人のため、一人が万民のために尽くせば太平の世が訪れる」
というような意味だといいます。

なかなかカッコいいシンボルマークでありながら
武田信玄の「風林火山」ほど有名ではありませんよね。
(知らないのはとのだけかもしれませんが)
そのことが石田三成の日本史上での立場を表わしているような気がします。

「真田丸」では山本耕史が三成を演じ、
賢く、クールだけれど人望のない嫌われ者という
イメージを打ち出しました。

しかし、本作で岡田准一演ずる三成はなんとも熱く
真っ正直な人物。

f0165567_513967.jpg

世界地図も日本を中心に置くか、
アメリカを中心に据えるかで
まったく違う形に見えますが、本作もまさにそれ。

石田三成に焦点を当てて、関ケ原の戦いを見ると
今まで自分の頭の中に築いていた歴史観も
グワラグワラと形を変えます。

小早川秀秋もそう。
優柔不断な裏切り者から
悩み抜く心の真っ正直な人に変わってしまいます。

こういうところが歴史もののおもしろいところでありましょう。

あ、そうそう。
個人的にとても気に入ったのが秀吉の名古屋弁。
「とろくさいこと言っとってかんわぁ」
これ、名古屋人以外は意味がわからないと思います。
え~、通訳いたしましょう。
「バカなことを言ってはいけません」
です。

名古屋弁うまいな、と思ったら、
秀吉を演じた滝藤賢一さんは愛知県出身でした。

本作が海外で上映される場合、秀吉と北政所の名古屋弁を
どう訳すか、とっても楽しみです。

スポットライトを当てる位置を少し変えるだけで
自分の先入観がころりと消えてなくなり、
なんとも有意義な2時間29分でありました。







今日もポチッとお願いできればうれしうございまする♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆8月6日に更新しました。いつも応援してくださって誠にありがとうございます☆

関ケ原
監督・脚本/原田眞人、原作/司馬遼太郎、製作/市川南、佐野真之、撮影/柴主高秀、美術/原田哲夫、衣装/宮本まさ江、編集/原田遊人
出演
岡田准一/石田三成、役所広司/徳川家康、平岳大/島左近、東出昌大/小早川秀秋、音尾琢磨/福島正則、北村有起哉/井伊直正、松角洋平/加藤清正、和田正人/黒田長政、滝藤賢一/豊臣秀吉、キムラ緑子/北政所、前田利家/西岡徳馬、直江兼続/松山ケンイチ、大場泰正/大谷刑部、中越典子/花野、有村架純/初芽、伊藤歩/蛇白・阿茶、壇蜜/妙善、中嶋しゅう/赤耳
8月26日(土)全国ロードショー
2017年、日本、2時間29分、カラー、配給/東宝、アスミック・エース
http://wwwsp.sekigahara-movie.com/

by Mtonosama | 2017-08-06 05:16 | 映画 | Comments(4)

関ケ原
-1-

SEKIGAHARA

f0165567_531871.jpg

©2017「関ケ原」製作委員会


今回、当試写室では
一大合戦スペクタクル&大名たちの心理戦を描いた
邦画の大作『関ケ原』を上映します。
夏休みならではの豪華版であります。

とはいえ
日本史は大の苦手のとの。
チャンバラ映画は好きでしたが、
日本史となるとまったくお手上げなのであります。

というのも
高校時代の日本史の先生が大っ嫌いで
日本史を一切勉強しなかったから。

いまとなれば
先生が嫌いなら
良い成績をとって見返してやるという選択肢も
あったなぁとは思うのですが・・・

でも、150歳ともなると
知らないではすまされません。
そこで先生になっていただいたのが
司馬遼太郎とNHK大河ドラマとBS3[英雄たちの選択」です。

大河ドラマ『新選組』にはまって
司馬遼太郎先生と出会い、
幕末物は読破しましたが、
戦国時代は未だ苦手。
でも、本作『関ケ原』の原作は司馬遼太郎です。
読まねばなりますまい。

ま、原作は近々挑戦するとして
今回は映画『関ケ原』であります。

f0165567_5425569.jpg

皆さまはよくご存じのことでありましょうが、

関ケ原の戦い

関ケ原の戦いは慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)関ケ原が主戦場となった合戦です。
石田三成と武断派の武将たちは秀吉命ずるところの朝鮮出兵をきっかけに対立を深めていました。

やがて名だたる大名たちが三成率いる「西軍」と家康率いる「東軍」に分かれ激突したのが
関ケ原の合戦であります。

日本を二分し、天下分け目の合戦と称される歴史の節目となる戦いでした。

とはいえ、
この戦い、わずか6時間で終了。

大河ドラマ『真田丸』でも
「あれ、もう終わっちゃったの?」でしたよね。

天下分け目の合戦、
未来を決する戦いと言われ、
これまで数々の映画やドラマで扱われながら、
真っ正面から戦いそのものを描くのは
本作が初めて。
日本映画史上初の挑戦です。

f0165567_5462849.jpg

監督・脚本は原田眞人。
原田眞人
1949年生まれ。
1979年『さらば映画の友よ』で監督デビュー。
『KAMIKAZE TAXI』(‘95)では
フランス・ヴァレンシエンヌ冒険映画祭で
准グランプリ及び監督賞を受賞。
社会派エンタテインメント『金融腐蝕列島(呪縛)』(’99)、
『クライマーズ・ハイ』(’07)、
http://mtonosama.exblog.jp/8486082/
モントリオール世界映画祭で
審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』(’11)、
http://mtonosama.exblog.jp/17450310/ http://mtonosama.exblog.jp/17461880/
モンテカルロTV映画祭で最優秀監督賞を受賞した
『初秋』(’12)など小津安二郎監督に深く影響を受けた家族ドラマ、
時代劇初挑戦となった『駆込み女と駆出し男』(’15)、
http://mtonosama.exblog.jp/23949051/  http://mtonosama.exblog.jp/23959759/
戦後70年に合わせて公開され、
第39回日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞などを獲得した
『日本のいちばん長い日』(’15)まで作品の幅は広い。
『ラストサムライ』(’03 エドワード・ズウィック監督)では
俳優としてハリウッドデビュー。
最新作は『検察側の罪人』(’18)

f0165567_5534290.jpg

監督の司馬遼太郎「関ケ原」映画化への思いは25年前に遡ります。
当時は過去の巨匠たちが誰も描かなかった合戦を
雇われ武将・島左近を主人公に映画化したいと思ったといいます。

その5年後、『ラストサムライ』に出演した監督は、
再び『関ケ原』への想いが強まりました。
その時の主人公は島津惟新入道。
世界戦史々上最も勇壮な「愚行」といわれる
島津の退け口といわれる退却戦を描きたかったそうです。

そして、本作『関ケ原』の主人公は
司馬遼太郎原作と同じく石田三成。

石田三成といえば頭は良いけれど
豊臣家臣からは毛嫌いされたクールで融通のきかない男。
日本史に苦手なとのですが、そんなイメージを持っています。
演ずるは岡田准一です。

そして、裏切り者というイメージでとらえられる小早川秀秋。
東出昌大がハムレットもかくやーーー
と思われる懊悩、逡巡、苦悩を見せてくれます。

岡田准一の三成。
どんな人物になっているのでしょう。
そして、どんな合戦が戦われるのでありましょう。
続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



今日もポチッとお願いできればうれしう存じます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆8月3日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

関ケ原
監督・脚本/原田眞人、原作/司馬遼太郎、製作/市川南、佐野真之、撮影/柴主高秀、美術/原田哲夫、衣装/宮本まさ江、編集/原田遊人
出演
岡田准一/石田三成、役所広司/徳川家康、平岳大/島左近、東出昌大/小早川秀秋、音尾琢磨/福島正則、北村有起哉/井伊直正、松角洋平/加藤清正、和田正人/黒田長政、滝藤賢一/豊臣秀吉、キムラ緑子/北政所、前田利家/西岡徳馬、直江兼続/松山ケンイチ、大場泰正/大谷刑部、中越典子/花野、有村架純/初芽、伊藤歩/蛇白・阿茶、壇蜜/妙善、中嶋しゅう/赤耳
8月26日(土)全国ロードショー
2017年、日本、2時間29分、カラー、配給/東宝、アスミック・エース
http://wwwsp.sekigahara-movie.com/

by Mtonosama | 2017-08-03 06:05 | 映画 | Comments(6)