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飛べ!ダコタ -2-
DAKOTA

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(C)「飛べ!ダコタ」製作委員会

本作「飛べ!ダコタ」は67年前の実話であります。
そして、当時ダコタ再飛行と乗員たちのお世話につくした方もなんとご存命であります。

比嘉愛未さんが演じた森本千代子こと梶井千世子さん(87歳)がそのモデルです。
この千世子さん、〈ダコタ〉の不時着から飛行までの40日間、
乗組員の身の廻りの世話に奮闘した女性です。

千世子さんはじめ村の人々は、イギリス人はもちろん外国人など見たこともありません。
生活習慣も異なり、ガスも水道もなく、大陸からの寒風がふきすさぶ真冬の佐渡。
千世子さんは乗員たちの部屋に炬燵とたくさんの火鉢を運び、
丹前を炬燵で暖めておき、寝る時に使ってもらったのだそうです。
会話は身ぶり手ぶり。
今と違って不便なことばかりの当時の佐渡で村人たちの示したおもてなしは
英国人たちに「ありがとう」という日本語をまっ先に覚えさせ、
半世紀を過ぎても感謝の気持ちを抱かせ続けていたんですね。
良いお話です。
実在の千世子さんに直接お話を聞くことができた比嘉さんも良い演技でした。
この人のおっとりとして、なおかつ、芯の強そうな雰囲気は天性のものなのでしょうか。
とても素敵です。

さあ、ストーリーです。


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ストーリー
昭和21年1月14日。
一機の飛行機が佐渡島・高千村の海岸に不時着した。英空軍の輸送機ダコタである。

森本千代子は真っ先に現場に駆けつけた。
降り立った乗員の身を案じて機体に近づいていくと、警戒した兵士が銃を構えた。
そこへやってきたのが、千代子の父親で村長の森本新太郎、消防団長の高橋、
国民学校の浜中校長等村の有力者たち。
無鉄砲な千代子に思わず手を上げた村長。それを止める英兵。
村長は大学講師の石川の通訳で彼らから事情を訊き出した。

機長以下、パイロットたちは上海の英国領事を東京まで送る途中、悪天候のため、この海岸に不時着。
ダコタの修理が済むまで、この地に留まるしかないということだった。

村長は事情を聞き、兵士たちを自分が経営する旅館に迎えることにする。
だが、娘を空襲で亡くしていた警防団長だけは協力を拒むのだった。

そして、千代子は幼なじみの健一を訪ね、片言の通訳しかできない石川に代わり、
兵士たちの通訳をしてくれないかと頼んでいた。
しかし、健一はそれを断り、家の奥にひっこんでしまう。

健一は海軍兵学校に進学した村の秀才で英語も堪能だった。
だが、同級生で親友の義春がビルマに出征したまま、終戦を迎えても帰ってこないのに、
事故のため出征することもなく不自由になった身体で村に帰ってきた健一。
彼はそのことに深い負い目と挫折感を抱いていたのだ。

ダコタは、村人たちの協力を得て、修理も進み、砂浜からの掘り起こし作業も進んでいた。
それと共に英兵たちと村人の間にあった〈戦争〉の影も次第に薄れていった。

その頃、真冬の佐渡に特有の大波がこの海岸を襲おうとしていた。
村人たちは兵士たちと共にダコタの巨体を被害の及ばない場所まで引っ張っていく。
だが、人手不足のため、なかなか機体は進まない。
そこへ現れたのが娘を空襲で亡くした警防団長だった。
彼が村中の若者をかき集めてきたお蔭でダコタは無事に移送することができた。

その夜、労をねぎらう宴が開かれ、頭を下げて感謝するダコタの機長。
村人とダコタ乗員たちとの間に深いつながりが生まれた。
だが、ダコタが飛び立つためには更なる難関が待ち構えていた……

明治時代、トルコの船が座礁、沈没し、大勢の死者を出した時、
近海の紀伊大島の住民が救援に駆け付け、67名を救出。
乏しい食料を彼らに分け与え、もてなしたということもありました。
最近トルコで日本人女性が殺されるという不幸な事件はありましたが、
トルコの親日ぶりはよく言われることです。
それと同じようなことが佐渡島でもあったということを本作で初めて知りました。

まして当時の乗員の息子さんがお礼のために佐渡島を訪れたなどというのも感動的です。
嫌な事件の多い昨今です。
たまにはこんな良い話で心を暖めることがあってもいいような気がして、
ガラでもない作品を上映してしまいました。





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☆10月3日に更新しました。もう10月ですって!いつも応援ありがとうございます☆

飛べ!ダコタ
監督/油谷誠至、撮影/小松原茂、音楽/宇崎竜童、エグゼクティブプロデューサー/伊与木敏郎
出演
比嘉愛未/森本千代子、窪田正孝/木村健一、柄本明/森本新太郎、ベンガル/高橋源治、綾田俊樹/佐吉、洞口依子/村上敏江、中村久美/木村とよ、芳本美代子/篠田和子、螢雪次郎/浜中幸三、園ゆきよ/松乃、マーク・チネリー/ブラッドリー少佐、ディーン・ニューコム/デーヴィッド少尉
9月7日(土)より新潟県の映画館にて先行ロードショー
10月5日(土)よりシネマスクエアとうきゅう、有楽町スバル座ほか全国ロードショー
2013年、日本、109分、配給/アステア
http://www.tobedakota.com/

by Mtonosama | 2013-10-03 06:56 | 映画 | Comments(2)
飛べ!ダコタ -1-
DAKOTA

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(C)「飛べ!ダコタ」製作委員会


最近、当試写室では邦画の上映が続いております。
本作「飛べ!ダコタ」もダコタなどという横文字が入っておりますが、
れっきとした邦画であります。

さて、ダコタとはいったい何か。
反対から読んだらタコダ・・・って、そうじゃなく
ネイティブ・アメリカンであるスー族の一部であるダコタ族・・・
ダコタ・ファニング・・・でもなく
本作のダコタは航空機C-47。
イギリス空軍に供与されたアメリカ合衆国の輸送機のことです。


ダグラス C-47は、ダグラス・エアクラフト社が開発した輸送機で、イギリスでは《ダコタ》の愛称で呼ばれた。ダコタは大戦中から要人輸送機として飛行し、戦後、上海のイギリス総領事を乗せて東京での会議に向う途中、佐渡島に不時着した。


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そう、飛行機なんです。
え、タイトルに「飛べ!」ってあるから見当はつくって?そうですよねぇ。
失礼いたしました。

で、なんで「飛べ!ダコタ」なのかというと、
古い話にはなりますが、今から67年前、佐渡島で本当にあったことです。

昭和21年1月14日。
太平洋戦争が終わってまだ半年も経っていない頃。
佐渡島の小さな村の海岸に1機の飛行機が不時着しました。
それも5ヶ月前までは敵国だったイギリス空軍の輸送機です。
最初は「女、子どもは外さ出るなぁ」(すいません。佐渡の言葉を知りません)
と慌てふためく村人たちでしたが、
すぐに「困った人は助けてやらにゃあ」とばかり、
かつての敵国人へのとまどいも、
彼らと戦って死んだ息子たちのことも空襲で亡くなった娘のことも横において、
再びダコタを飛び立たせるまで、村人が一致協力した実話であります。

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学校鑑賞の対象になるような良いお話です。

こんなご時世ですから、たまには心洗われるような映画もいいのではないか、
と思いまして、当試写室でも上映する次第であります。

そもそも、この話が何故映画になったかと申しますと、
ダコタ不時着から64年経ったある日、一人の外国人が佐渡島を訪れたのだそうです。
その人は、父親がいまわのきわに遺した言葉
「昔、佐渡島で大変にお世話になった。もう一度あそこに行きたかった」
を人々に告げたのです。

ダコタ不時着以来、佐渡と英国はつながっていたのですねぇ。

この話を聞いた地元フィルムコミッションの働きかけで
オール佐渡島ロケとダグラスC-47の実物を使った本作が実現しました。
寒風吹きすさぶ佐渡の冬空を飛ぶダコタの迫力は本物ならではのものでした。

さて、英空軍輸送機《ダコタ》ですが、現在ではアメリカ人の一個人が所有し、
フロリダ州エイボン・パーク空港の格納庫に保存されています。
撮影に提供してもらいたくとも、個人所有ゆえ無理。

しかし、CGや特撮ではなく本物にこだわったスタッフはタイに現存するC-47を買い取り、
分解して日本に運びました。
その後1ヶ月に及ぶ復元作業を経て再びダコタは67年ぶりに佐渡島に飛来したのです。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回までしばしお待ち下さいませ。



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☆9月30日に更新しました。もう明日から10月ですね。いつも応援ありがとうございます☆

飛べ!ダコタ
監督/油谷誠至、撮影/小松原茂、音楽/宇崎竜童、エグゼクティブプロデューサー/伊与木敏郎
出演
比嘉愛未/森本千代子、窪田正孝/木村健一、柄本明/森本新太郎、ベンガル/高橋源治、綾田俊樹/佐吉、洞口依子/村上敏江、中村久美/木村とよ、芳本美代子/篠田和子、螢雪次郎/浜中幸三、園ゆきよ/松乃、マーク・チネリー/ブラッドリー少佐、ディーン・ニューコム/デーヴィッド少尉
9月7日(土)より新潟県の映画館にて先行ロードショー
10月5日(土)よりシネマスクエアとうきゅう、有楽町スバル座ほか全国ロードショー
2013年、日本、109分、配給/アステア
http://www.tobedakota.com/

by Mtonosama | 2013-09-30 07:22 | 映画 | Comments(6)