50歳の恋愛白書 -2- The Private Lives of Pippa Lee
The Private Lives of Pippa Lee
©Lam Duc Hien,Photographer ©Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited,LBF10Limite.2009,Studio Canal,All Rights Reserved.
さて、後編です。
ストーリー
ピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)は50歳。
成長した子ども2人は家を出て
30歳も年の離れたベストセラー作家の夫・ハーブ(アラン・アーキン)と
おだやかな日々を過ごす専業主婦。
「理想の女性」として誰もがうらやむ存在でした。
でもねぇ、これでいいのかしら…
そんな思いが心の片隅でピッパをチクチク刺していました。
さて、時代は70年代。ピッパ(ブレイク・ライヴリー)はティーンエージャー。
荒んだ家庭を後にして、NYに暮らす叔母の許で暮らし始めました。
ところが、叔母はレスビアン。
その恋人カット(ジュリアン・ムーア)の影響を受け
ドラッグとセックスに溺れるピッパ。
若く美しいピッパは、そこそこもてはします。
でもねぇ。
どこか虚しい。
そんな日々から彼女を救いだしてくれたのが年上の男ハーブ・リーでした。
当然、彼には妻・ジジ(モニカ・ベルッチ)がいます。
ハーブをめぐる激しい愛の攻防。
しかし、ハーブを得るための代償はとてもショッキングなものでした。
裕福な主婦、忠実な妻、優しい母。結婚後、ピッパは完璧に役割を演じました。
彼女の過去を知るのは夫だけ。
やがて、子どもも成長し、家を出ていくと、ふたりの生活は大きく変わります。
ハーブの心臓発作をきっかけに、ふたりはマンハッタンの家を離れ
引退した高齢者が暮らすコネチカットの郊外に移り住んだのです。
そこでも、ピッパは「美しく恵まれた妻」と相変わらず好感度は高い。
でもねぇ。退屈なんです。
重症の睡眠障害がピッパを襲い始めます。
そして…
ああ、わかる、わかる。
夫婦の日々は長い長いルーティンワーク。知らない間に不満や不安が募っていきます。
人に言っても「だって、好きで一緒になったんでしょ?」で片付けられますしね。
それに50歳ともなると、いやでも人生の先は見えてきます。
加えて、夫の裏切り。
これで終わりたくないっ、と焦り、目の前に現れた新しいものに夢中になる気持ち
よ~くわかります。
もちろん、新しいものとの関係がうまくいくと限らないことは
50年も生きていれば、経験上、感づいていながらネ。
さすが、レベッカ・ミラーさん、同世代として、難しい年頃の女性を
描ききってくれました。(え、女はいつだって難しい?確かに)
俳優陣も大物揃い。
ジュリアン・ムーア ―彼女も50歳です―
モニカ・ベルッチ ―「マレーナ」でうつむき加減に海辺の道を歩く彼女、きれいでした―
ウィノナ・ライダー ―復帰できてよかった―
キアヌ・リーブス ―もう46歳なんですね―
こういう映画つくってくれるから、やはりアメリカは侮れないです。
ピッパの選択した人生、悪くないと思います。
え、ピッパはどんな選択をしたのかって?
それは映画を観てのお楽しみ。
The End
50歳の恋愛白書
監督・脚本/レベッカ・ミラー、原作/レベッカ・ミラー“The Private Lives of Pippa Lee”(‘08)
出演
ロビン・ライト・ペン/ピッパ・リー、アラン・アーキン/ハーブ・リー、マリア・ベロ/スーキー・サーキシアン、モニカ・ベルッチ/ジジ・リー、ブレイク・ライヴリー/若き日のピッパ・リー、ジュリアン・ムーア/カット、キアヌ・リーブス/クリス・ナドー、ウィノナ・ライダー/サンドラ・ダラス、ライアン・マクドナルド/ベン・リー、ゾーイ・カザン/グレース・リー、マイク・バインダー/サム・シャピロ、シャーリー・ナイト/ドット・ナドー
2月5日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2009年、アメリカ、98分、配給/ギャガ、http://50love.gaga.ne.jp/
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♡1月19日に更新しました。いつも応援ありがとうございます♡
ストーリー、これからどうなるか気になるじゃないぃぃぃぃぃ!
①キアヌ・リーブスと年齢近いもん同士で再出発。
②まさかのウィノナ・ライダーとレズ再出発。
③すったもんだしたが結局元のさやに。
の3種しか思いつきません。
あ、④自立して旅立つ・・・ もアリか。
85歳のボケ爺様に間違って求婚された
60歳の婆様です、すっとこなり。
ふふふ。気分良いなぁ。イライラおし(鞭)。
新年にあたり、いろいろ改める殿です。
新作映画だから、ネタばらしちゃったらいけないよな、と。
キアヌ・リーブスは映画の中では
ピッパさんより15歳年下という設定なんだけど、
実年齢はピッパ・リーを演じたロビン・ライト・ペンより2歳年長。
若く見えるね♡
その後、85歳の爺様はどうですか?
付き添い女性と米国と日本の時差の話をしていたら
「胃袋は時差を知っている」と哲学的なことを半分眠りながら
呟いてました。
すっとこへの関心は水晶のごとく透き通ってな~~~~んも
ありまへん! ちょっと淋しい・・・笑。
「胃袋は時差を知っている」
ははあ<(_ _)> 深いお言葉にてござりまする。
英語だと”Stomach knows timelag.”って言うのですか?
直訳過ぎるか。う~~ん、深い85歳だ。
そして…
1枚目写真の右側うちのだんな様のお兄さんかと・・(爆)
15歳年下の恋人響きはいいですがどうなんですかね。。
経験がないのでわからないですが(苦笑)
うちは9歳違いで・・・もちろんだんな様年上です。。
いつかは老いの問題は必ず訪れるわけで・・・
この映画見たいような見たくないような。。。
でもどんな選択したのかきになる。。。
殿様・・・うますぎる。。
そこに若い彼氏が登場ですか? そりゃ若い方が良いよね。
ピッパの選択とーっても気になる。 観るっきゃないか。
それにしても やはり原題の方がしっくり来るね。
今度機会があったら 「観客が観たくなるような邦題考えて」
と言っておいてね。
ただ爺様はtimelagじゃなくて jetlag言いよりましたなあ。
「時差ボケがキツイ」いう話をしておったので。
その後は「私の胃袋は朝食を食べただろうか?」と聞いて
ました。ともかく胃袋が一番の関心ごとだったようです笑。
そうですかねぇ?
私はこの邦題悪くないと思うんですが…
例えば、おしゃべりしてる時に
The private lives of Pippa Lee.だと、タイトルがすぐ出てこず
「ほら、あの、なんだっけ」ってなっちゃいますけど、
この邦題なら「あの50歳がサ」と話が通じるんじゃないかな、と。
昨今、単語を忘れがちですから(苦笑)。
生きたNYの英語、どうもありがとうございました。
しかし、85歳のおじいさん、朝食食べたかどうかをすぐに
問題にせずに、
jetlagから話持ってくるあたり、えらい!
尊敬します。
と、思うのです。