小さな村の小さなダンサー -1- The Ballets Performed in Mao’s Last Dancer
小さなダンサー -1-
The Ballets Performed in Mao’s Last Dancer
(c) Last Dancer Pty Ltd and Screen Australia
「小さな村の小さなダンサー」というタイトル、魅かれます。
でも、どこかで聞き覚えがあるな、と思ったら「小さな中国のお針子」(‘03)という映画がありました。
こちらも、今回と同じくBunkamuraル・シネマで公開された映画です。
やはりタイトルに魅かれて、渋谷の坂を上ってル・シネマまで観に行ったことのあるとのです。
「小さな村の小さなダンサー」というタイトルは小さな柳の下の小さな2匹目のドジョウなのでしょう。
最近、たまたま見たテレビがこの映画とかぶりました。
ひとつは中国のドキュメンタリーです。
全国の小学校から身体能力の高い児童を見つけ出し、
国の学校で育てていくという体操選手養成ものです。
小さな子どもが親元を離れ、北京の体操学校で厳しい訓練に耐えながら、
オリンピック選手をめざすという番組でした。
10歳くらいの子どもたちが怖い顔の先生に怒鳴られながら、
体を反らせたり、開脚したりしていました。
根性あります。
それから「徹子の部屋」で見たパリ・オペラ座のバレエの王子様マチュー・ガ二オ。
脚が超~長く、顔が超~小さく、笑顔が超~かわいく、もう夢中で観てしまいました。
(徹子さんの質問に、通訳のタイムラグ分遅れてoui(ウイ)と応える様子の初々しいこと・・・)
両親ともバレエ・ダンサーということでした。
バレエには本人の才能に加えて、血統も重要なファクターなのだなと感じ入った次第です。
そして、顔の小さいこと。首と手足の長いこと。体形のバランスの良いこと、もちろん、
容貌と姿かたちの美しいことも必須だということをあらためて実感しました。
さて、
本作は、1961年中国に生まれた実在のバレエ・ダンサー、リー・ツンシンの自伝を映画化した作品。
「ドライビングMiss デイジー」(‘90日本公開)のブルース・ベレスフォード監督による
オーストラリア映画です。
「ドライビングMiss デイジー」。良い映画でしたね。
70年代、中国は文化大革命のさなか。
後には四人組として糾弾を受けた江青女史も、
毛沢東夫人として革命的な中国文化の創造に辣腕をふるっていた時代。
山東省の小さな村に7人兄弟の6番目に生まれたリー・ツンシン。
彼は11歳の時、そんな江青の文化政策に従って北京からやってきたお役人に連れられて
見たことも聞いたこともないバレエという踊りのダンサーを養成する学校へ
入学させられます。
この時から始まったリーの波乱と感動に満ちた実話を描いたのが
「小さな村の小さなダンサー」。
少年時代のリーは冒頭に書いたような体育学校出身のホアン・ウエンビンが演じています。
長い手足と身体能力の高さが見込まれての映画デビューとなりました。
この子がまたかわいいんです。
青年時代のリーを演じたグオ・チャンウは本物のバレエ・ダンサー。
北京舞踏学校でバレエを学び、2006年のローザンヌ国際バレエコンクールで受賞、
オーストラリア・バレエ団に入団しました。
現在はこのバレエ団のメンバーとして活躍しています。
成人してからのリーを演じたツァオ・チーは英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の
プリンシパル、フランス式に言えばエトワールってやつですね。トップダンサーです。
ロイヤル・バレエ団(The Royal Ballet)は、イギリスの王立バレエ団。
フランスのパリ・オペラ座、ロシアのボリショイ劇場と並び、世界三大バレエ団の一つと称される。
名誉総裁はチャールズ王太子、芸術監督は元プリンシパルのモニカ・メイソン。(Wikipediaより)
美しいもの大好き女子必見のバレエ映画、
さてさてどんなお話なのでしょうか。続きは後編で!
続
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♪7月13日に更新しました。いつも応援をありがとうございます♪
小さな村の小さなダンサー
監督/ブルース・ベレスフォード、原作/「小さな村の小さなダンサー」(リー・ツンシン著、井上実訳、徳間文庫)、プロデューサー/ジェイン・スコット、脚本/ジャン・サルディ、撮影監督/ピーター・ジェイムス(ACS,ASC)
出演
ツァオ・チー/リー、グオ・チャンウ/リー(青年時代)、ホアン・ウエンビン/リー(子供時代)、ブルース・グリーンウッド/ベン、カイル・マクラクラン/弁護士、アマンダ・シュル/エリザベス、ジョアン・チェン/母、ワン・シャオ・パオ/父、エイデン・ヤング/ディルワース、マデレーン・イーストー/ローリー、カミリア・ヴェルゴティス/メアリー、ペンネ・ハックフォース・ジョーンズ/シンシア・ドッズ、ジャック・トンプソン/判事
8月Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座他、全国順次ロードショー
2009年、オーストラリア映画、117分、配給/ヘキサゴン
http://chiisanadancer.com
懇切丁寧な俳優さんの説明がいろいろあって
で、
で、どんなストーリー????
と逸る気持ちは次回まで、なんですね!
早く早く
アップしてくだされーーーーーーーーーっ。
タイトルからしてイギリス映画のリトル・ダンサー(Billy Elliot)ほうふつとさせますね。。
私たちBilly Elliot大好きでDVDまで持ってます。
この映画も興味あります。。
ロイヤルバレー団なら英語も出てくるのかしら。。
「リトル・ダンサー」良かったですねぇ。
あの映画のラストシーン「白鳥の湖」の舞台に主人公が
飛び出していく場面に憧れてオーチャードホールまで
彼のバレエ観に行きました♡
ご安心ください。英語です(笑)
(一部中国語もありますが)
私は男性バレーダンサーの踊っている姿があまり好きでないのだけどーーー以前にもそんな話しましたねーーーマチュー・ガニオ様は拝見してみたい。 おっとこれ映画と関係ありませんね。
次回ストーリー楽しみにしています!
「リトル・ダンサー」、「小さな村の小さなダンサー」。
英語でも日本語でも「小さい」とつくとなんか気になります。
リトル・ダンサーの男の子は最初っからバレエが好きで、
リーくんは素質だけで(体が柔らかいとか)
バレエ始めさせられるところが違うけど、
西でも東でも少年が踊る姿は良いねぇ。
だから、ジャニーズの男の子たちは人気があるのでしょうか(笑)
リトル・ダンサーの主人公がどこかのバックヤードで
無心にダンスするシーンも良かった♡♡♡
(今、突然思い出しました)
そうなんです。
この面倒くさがりの私がやっとの思いでチケットをゲットして
行ってきました。
私もリトルダンサーもう一回観たくなりました。
でも、この中国版リトルダンサーも良いですよ♪