ゲゲゲの女房 -1-
(C) 2010 水木プロダクション/ 『ゲゲゲの女房』製作委員会
この半年、一日も欠かさずNHK連続ドラマ「ゲゲゲの女房」を観ていたとのです。
9月の終りに最終回を迎え、なんか寂しい思いに胸ふさがれていましたが、
映画「ゲゲゲの女房」の試写を観ることができました。
さてさて、映画版「ゲゲゲの女房」、
そこはかとなく漂う不気味感。しーんと明るい昭和の古屋。
これはまたテレビとはまったく違った味でございます。
半年間の長丁場連続ドラマと、2時間に満たないこと1分の映画とくれば、違っていて当たり前。
どちらが良いとか悪いとか、そんなことではなく、どちらの持ち味も楽しもうというのが
当試写室的楽しみ方です。
原作はご存知のように水木しげるの妻・武良布枝さんの自伝「ゲゲゲの女房」(‘08)。
発行部数40万部を超えたベストセラーです。
NHK朝の連続小説も同時期に企画が始まりました。
テレビは、夫の茂さんが大漫画家になって成功するまでの夫婦の奮闘を描いていましたが、
こちら映画版では布枝さんと茂さんが「おとうちゃん、おかあちゃん」と呼び合える関係を
紡ぐまでの日々が描かれています。
映画では水木しげること武良茂を宮藤官九郎、布枝役を吹石一恵が演じます。
テレビの向井理が演じる茂さんはなんかとってもキレ者の漫画家という印象でしたが、
クドカン=宮藤官九郎はおっとりしていて、本物の武良茂さんこと水木しげるも
若い頃はこんな感じだったんだろうな、と思わせてくれました。
向井シゲルと宮藤シゲル。どうぞ見比べてくださいませ。
クドカンといえば、脚本家、構成作家、映画監督、俳優とマルチな才能の持ち主。
「木更津キャッツアイ」や「タイガー&ドラゴン」といったテレビドラマの脚本家としての
幅広い活動が認められ、第41回ゴールデンアロー賞特別賞も受賞しています。
しかし、クドカン、映画での武良茂役は俳優として大当たり~!な役でした。
布枝さんを演じた吹石一恵の不機嫌そうな顔もなんとも良い味。
極貧時代の不機嫌顔、正直でよかったです。
NHK的優等生の松下奈緒ものんびりしていましたね。
でも、今に比べると、昭和の男女は貧乏に対して寛容です。
ご存知の通り、お見合いの後たった5日で結婚した夫婦ですから、
言ってみれば他人と同じ。
最初のうちは目も合わせられないような2人が次第に夫婦として育っていくさまを
どこかほんわかとした昭和の雰囲気とともに楽しむことができました。
このほんわか感、なんだろうと思っていたら、どうも鈴木卓爾監督の持ち味のようです。
監督の初長編作品「私は猫ストーカー」(‘09)のあの空気。
http://nekostalker.jp/#/movie (←猫好きは要チェックです♪)
そのときのスタッフが引き続き参加していることも
なおさら心和む不思議な雰囲気を出している理由かもしれません。
そうそう、映画「ゲゲゲの女房」にはテレビとは違ったお楽しみもあるんですよ。
え、それはなにかって?
ふ・ふ・ふ。次回までのお楽しみということにいたしましょう。
乞うご期待です。
続
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♪10月20日に更新しました。昨日、帰ってまいりました(^^)/ またまたよろしくお願いします♪
ゲゲゲの女房
監督/鈴木卓爾、脚本/大石三知子・鈴木卓爾、原作/武良布枝(実業之日本社刊)、撮影/たむらまさき、アニメーション/大山慶、音楽/鈴木慶一
出演
吹石一恵//武良布枝、宮藤官九郎/武良茂、南果歩/武良琴江(茂の母)、坂井真紀/田所初枝(布枝の姉)、平岩紙/飯塚京子(布枝の義妹)、夏原遼/飯塚正夫(布枝の弟)、村上淳/金内志郎(茂の家を間借りする絵描き)、柄本佑/佐久間玄太(漫画編集者)、徳井優/ぬらりひょん、宮崎将/安井庄治(漫画家志望の学生)、鈴木慶一/都筑睦夫(貸本屋)
11月20日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー
11月6日(土)島根、鳥取県にて先行ロードショー
119分、配給/ファントム・フィルム
www.gegege-eiga.com
私 NHKの連ドラはあまり見ないのですが、これは見ました。
「テレビとは違ったお楽しみ」 何でしょう。
次回が楽しみ。 待ってまぁーす。
ただいま~(^^)/
充電できたかなぁ。できてるといいけど。
私もTVドラマは龍馬伝と朝の連ドラくらいしか見ません。
バラエティは「笑っていいとも」「所さんの笑ってこらえて」、
あ、あと「Cool,JAPAN」「世界の街角から」(だったっけ?)、「珍百景」、東京12chの「お宝」…
え~と、え~と。題名も思い出せないほど、テレビ見てるとのです(笑)