2011 BEST 10 OF 殿様の試写室 -2-
殿様の試写室 -2-
2011年度殿様の試写室ベスト10の第8位と第7位の発表です。
今年は内外ともにいろいろあって150歳になるとのもさすがに動揺しました。
震災以後は試写室へ行くこともままならず、
(電車に乗るのも怖かったし、暗い場所で映画を観ることも怖かったし、
試写自体が自粛モードで、試写室まで出かけても上映されないことも度々ありました。
座席の下にヘルメットを置いた試写室もありました)
この時期、映画などノンビリ観ていていいのだろうか、と、
自分自身が自粛する気持になりもしましたし。
しかし、いきます。
第8位の発表です。
第8位
マイ・バック・ページ
My Back Page
http://mtonosama.exblog.jp/15918406/
http://mtonosama.exblog.jp/15934983/
妻夫木くんと松ケンこと松山ケンイチが出ていたから、8位というのではありません。
念のため。
だったら、なぜかというと、この時代を描いた作品としては出色のできだったから。
60年代末から70年代初めにかけて学生たちが熱く燃えた時代を学生サイドに立って描いた作品は
ぼつぼつと出ていますが、さすが山下敦弘監督、やりましたね。
彼の親の世代の体験をじっくりじっくり描き出してくれました。
当試写室では5月に上映しました。
第7位
ゴーストライター
THE GHOST WRITER
http://mtonosama.exblog.jp/16382876/
http://mtonosama.exblog.jp/16396957/
さすが巨匠ポランスキー監督です。計算しつくした映像の美しさには感動しました。
ロケーション地も重要な出演人物という表現はよく聞きますが、
本作はロケ地の勝利ということもいえましょう。荒涼とした冬のアメリカ東海岸。
さらにたたみかけるように展開するミステリー。
映画の醍醐味ここにつきるという作品でした。
当試写室では8月に上映しました。
8位、7位のご報告を終わります。
また、明日。
続
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松ケンは本当にどんな役にでもなりきるというか、ちょっと得がたい俳優さんの一人だと思います。
学生運動自体はわたしはあまり評価してないんですけど、この時代のことは映画にすると面白いですよね。
今の時代ではリアルな形ではもう二度と再燃して目の当たりにすることが無い時代の熱気みたいなものを伝えようとするのはひょっとしたら映画は最適のメディアじゃないかと思うし、この時代のことを描いた映画はわたしも増えていって欲しいです。
この世代が今の日本の中核にいるのだから、今の時代を見つめるきっかけにもなると思います。
震災の後で試写室にいるのが怖いって言うのは、生々しい感触の感想ですね。
でも、見る機会もなく今年が暮れようとしています。
なるほど!
この調子で行くと
大晦日に
堂々の第一位が発表されるのですねッ。
わくわくドキドキ。
松山ケンイチ、なんでしょうかこの魅力。
デス・ノート(観てないけど)スチル写真から
妖気漂ってましたっけ。
マイ・バック・ページ、是非観てみたい!
当時の“活動家“達もいまやリタイヤ世代です。
「職業は、と聞かれたら”職業革命家”と答える」
と豪語し、全国指名手配にもなった友人は
ガンで亡くなりました。
獄中で黙秘を貫いた別の友人は孫もできて
好々爺になっています。
あの日々は何だったのでしょう?
封じ込めた疑問を露呈することになる殿様試写室。
次のUPも楽しみです。
松ケンはいいですね。
でも、まだまだ松ケンサンバの松平健さんとこんがらがってる人が
多くて^_^;
震災後、試写室の暗闇にいるのが恐ろしいのと同時に、
こんな風に映画を観ていることが許されるのだろうか、
許されないならあえて恐ろしい思いをしよう、
などと無意味な自己超克を試みていました。
薄荷グリーンさんも関西大震災を経験なさったんですよね?
ユアン・マクレガーファンのライスケーキさん。
そろそろDVDが出るのではないでしょうか。
でも、ご覧になるときは誰もいない時間に、部屋を閉め切って、
トイレもすませてからじっくり味わってくださいね♪
一応、30日に1位発表を予定しています。
「マイ・バック・ページ」いいですよ。ちょっと妻夫木くんが甘いかけど。
松ケンが演じた片桐。今はなにをしているのでしょうか。
まさか、映画で昔の知り合いに会うとは思っていなかったとのです。
そんな意味でも印象深い映画でした。
前に友達のフランス人が、何処で止めても絵になる映画が好きだと言っていたんですけれど、この映画なんかはそういう絵画的な計算を感じますよね。印象的でした。
松ケン、こんがらがってました(笑)もともと芸能界情報には疎くて‥‥せめて初代松ケンとか松ケン2号とか言ってくれないかなぁと(冗談です。こんなことを言ったら石が飛んできそうです〜)。
poirier AAAさんのお友達、いいことおっしゃいますね。
私もそう思います。
ほんと、「ゴーストライター」って絵画ですよね。
青みが勝った色調でワイエス風の荒涼感を感じます。
松ケンに関してはこんがらがっているのはpoirier AAAさんだけじゃないのでご安心を。
松ケン2号かぁ。石飛んでくるかも、ですね(笑)