プリンセス・カイウラニ -1- Princess Kaiulani
Princess Kaiulani
(C)2010 Oahu Productions LLC.All rights reserved
「プリンセス・カイウラニ」はハワイを舞台にした映画です。
それも知られざる史実を描いた作品――
なんだかんだいいながらハワイものを上映することが多い当試写室でございます。
今年5月に上映したばかりの「ファミリー・ツリー」
http://mtonosama.exblog.jp/17519042/ http://mtonosama.exblog.jp/17531572/
から僅か2ヶ月しか経っていません。
今回はハワイ王国最後の王女さまであるプリンセス・カイウラニが主人公の映画です。
前回の「ファミリー・ツリー」とはかなり違った作品ですので、
歴史もの、女性ものがお好きな向きにはまたまたお楽しみいただけることと存じます。
その歴史を意識することがありません。
こんなことじゃいけない、とハワイの人々の間にもハワイの歴史や伝統を大切にする動きも出ています。
昨年7月当試写室で上映した「ワンヴォイス」も
http://mtonosama.exblog.jp/16256283/ http://mtonosama.exblog.jp/16242302/
ネイティヴハワイアンの高校生たちが歌を通してハワイ語を覚え、
島の歴史や伝統を学びながら自分達のアイデンティティを意識し始めるまでを描いた作品でした。
「プリンセス・カイウラニ」は、この美しいハワイがアメリカ50州目に加えられる前、
ハワイ王国によって治められていた頃のお話です。
ハワイがアメリカ合衆国最後の州に加盟するまでの歴史をウィキってみましたら、
いや、もう大変な歴史があったんですね。
1898年米西戦争の折、ハワイの重要性を認識したアメリカは、3年前に滅亡したハワイ王国を併合し、ハワイ準州としました。当時の大統領は前任者クリーブランド大統領とは対照的に帝国主義政策を進めたマッキンリー。これ以後、ハワイはアメリカの太平洋支配の拠点となり、パールハーバーに大海軍基地が建設され、それは現在もアメリカ海軍太平洋艦隊の基地として重要な地位を占めています。
映画はハワイ王国最後の王女さまプリンセス・カイウラニを主人公にした物語です。
太平洋上に全長2400kmにわたり8つの島と100以上の小島から成るハワイ諸島によって構成されたハワイ。
その地勢と利権に目をつけたアメリカ人の策略でカイウラニ王女は故郷を追われました。
愛するハワイと国民の権利を求め、23歳で若すぎる死を迎えるまで闘い続けた王女。
彼女の生きた時代はまさにアメリカによってハワイ王国の命運がつきる頃と重なります。
知らなかったハワイ史とハワイ文化。そして、王女の秘められた悲恋。
優雅で誇り高く、国と国民を愛し抜いた王女は毅然としていて、あのアウンサンスーチー女史を連想させます。
(あ、アウンサンスーチーさんが主人公の「ザ・レディ」も近日公開です)
夭折する美しいプリンセス――
もうそれだけで絶対に観たくなってしまう本作を監督したのは、
これがデビュー作となるマーク・フォービー。
ハワイに生まれ育った妻のレイラニと共にイオラニ宮殿を観光中、目に焼きついたのがカイウラニ王女の写真。
彼女の写真を見て、本作の企画を思いついたということです。
当時のハワイ王族の手紙を閲覧するなど、リサーチと歴史研究を重ね、2年を費やした後に
脚本を完成させました。
さあ、一体どんなお話でしょうか。
乞うご期待でございますよ。
続
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☆7月9日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆
プリンセス・カイウラニ
監督・製作・脚本/マーク・フォービー、製作/ナイジェル・トーマス、ローリー・アぺリアン、リック・ガリンデス、ロイ・ティジョー、撮影/ガブリエル・ベルスタイン、音楽/スティーヴン・ウォーペック
出演
クオリアンカ・キルヒャー/カイウラニ王女、バリー・ペッパー/ローリン・サーストン、ウィル・パットン/サンフォード・B・ドール、ショーン・エヴァンス/クライヴ・デイヴィーズ、ジミー・ユィール/アーチボルト・クレグホーン、ジュリアン・グローヴァー/デオ・デイヴィーズ、タムシン・マーチャント/アリス・デイヴィーズ、レオ・アンダーソン・アカナ/リリウオカラニ王女、オーシャン・カオウィリ/カラカウア王
7月7日(土)新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー
2010年、98分、日本語字幕/松岡葉子、後援/ハワイ州観光局、配給/アニープラネット
http://www.princess-eiga.com/
王女には確か日本皇室とのと縁談が?
(以下グーグル知恵袋より)
「明治時代初期にハワイ王国のカラカウア王が日本に来日し、 カイウラニ王女と日本の皇族の婚姻を明治天皇に願い出た。
当時、ハワイ王国は米国の侵略をうけており、日本の皇室と
姻戚関係を結び、ハワイが日本と同盟を結ぶことでハワイの 独立を維持しようという思惑の政略結婚であった。しかし、日 本は開国したばかり、アメリカを敵に廻しては明治政府の維持 も難しくなるため断った。そのかわり、日本からハワイに移民を 行うことで関係を強めることになった。これが移民一世。」
もし、縁組が成っていれば後のパールハーバーもなかったの?ハワイ独特のものと思われているアロハシャツも日本人移民が着物をシャツに転用したところから始まったとか。
♪アロハオエ♪も何代目かの王女様が作られた唄でしたね。中学
教科書に載ってました。このメロディー大好き!です。
きっと史実に忠実であろうこの映画、ストーリーUPを楽しみに待っています。あ、ポチッと押してから帰りますね。
そうそう、日本皇室との縁談があったんですってね。
いろいろ日本とご縁も深い王女さまです。
歴史に「たられば」はないとはいうけれど、皇室と縁談が
成っていれば、歴史も変わっていたかもしれませんね。
でも、王女さまにはイギリスに恋人がいたんですって♡
いつもポチッをしてくださってありがとうございます。
またよろしくお願いしますね。
37度のNY、どうぞ御身大切になさってくださいませ。
ハワイは日本になっていたかもしれませんね。
ハワイにも悲しい歴史があったのですね。
ハワイでもグァムでもサイパンでも
悲しい歴史があった地で ノーテンキに遊ぶ気になれない。
でも そんなこと言っていたら
どこでもリゾートなんて楽しめないかもしれません。
沖縄もしかり、ですから・・・。
でも、未来のためにも過去を知ることは大事です。
次回 楽しみにしてます。
暑さ故 もう少しで「アイスケーキ」に変身します。
またハワイに行きたいです。