2012 BEST 10 OF 殿様の試写室 -3-
殿様の試写室
-3-
さあ、2012年最後の今日はベスト3の発表です。
ベスト10に選んだ作品はどれも皆印象に残る作品ばかり。
いえ、2012年度にご紹介した60本の映画の内、ベスト10に洩れた50本の作品も
選べなかったのが申し訳ないような映画でした。
まして、それに順位をつけるなどまことに畏れ多いことでございます。
しかし、いきます。
3位 オロ
OLO.The boy from Tibet
わずか6歳の時にたったひとりチベットからインド・ダラムマサラへと亡命し、
その地で教育を受ける少年オロを追ったドキュメンタリー映画でした。
素直だけれど時々いたずらっぽい素顔をのぞかせるオロ少年と
本作の岩佐寿弥監督が孫とおじいちゃんのようです。
ふたりでチベット難民が住む村を訪ねるのですが、
まるでロードムービーのようなドキュメンタリー映画でした。
色鉛筆のタッチが優しいアニメーションも挿入され、
優しくて心が温かくなる映画。
チベットを描くのに、こういう形があったとは――
当試写室にて8月に上映
http://mtonosama.exblog.jp/17721188/
http://mtonosama.exblog.jp/17731521/
2位 少年と自転車
Le gamin au vélo
すいません。
もうダルデンヌ兄弟監督の作品というだけで選ばずにはいられません。
社会派とか人情派とか政治派とか
そんなジャンルを超えてさりげない日常の奥にひそむ人々の心の動きを
優しい目でみつめる映画を撮り続けている監督です。
世の中はつらいことが多いけれど、つらいのは自分だけじゃありません。
親に見捨てられても、絶望しないで。
守ってくれる人は案外近くにいますよ。
でも、人としての責任は果たさなくちゃいけないんですよ。
大人なのに甘えてた自分に、じわじわがつんと色んなことを教えてくれた映画でした。
当試写室にて3月に上映
http://mtonosama.exblog.jp/17336359/
http://mtonosama.exblog.jp/17346889/
1位 愛について、ある土曜日の面会室
Qu'un seul tienne et les autres suivront
ダルデンヌ監督に、ごめんなさい、と頭を下げながら、
2012年ベスト1に選んだのは本作でした。
刑務所の面会室という、ちょっと縁遠い場所を舞台に展開された
3つのエピソードからなる映画でありながら、
どのエピソードにもずっぽりと感情移入してしまいました。
音楽のような構成と人間への深い洞察。
いかなる巨匠の作品かと思いきや、
なんと28歳の若く美しいレア・フェネールという女性が監督でした。
彼女の今後と世界の映画界が非常に楽しみです。
当試写室にて11月と12月に上映
http://mtonosama.exblog.jp/18214887/
http://mtonosama.exblog.jp/18223970/
皆さま、今年も当試写室に足をお運びいただき、まことにありがとうございました。
来年もまた皆さまとご一緒にいろいろな映画を楽しんでいかれれば幸甚の至りです。
どうぞまたお付き合いくださいませ。
この一年の皆さまのご来室を感謝しつつ、2012年を見送りたいと思います。
では、良いお年をお迎えください。
2012年12月31日
殿様の試写室
今年最後のポチッをお願いできれば嬉しうございます。
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☆2012年12月31日に更新しました。大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします☆
明けました!
NYはまだ31日朝10時過ぎですが
日本は2013年が明けましたね!!
「明けましておめでとうございます!」
そっかー
ベスト3はそう来たか・・・
殿様らしいひねりのあるチョイスのような。
カコいいです!
今年も楽しみにしていますよん。
2013年お初のポチッを押させて頂きます。
明けましておめでとうございます。
はい、2013年のお正月です。
今年こそ良い年でありますように。
昨日は「威風堂々」のカウントダウンで2013年1月1日を
迎え、おちこちの寺院から響いてくる除夜の鐘を聞きながら
眠りにつきました。
開けて、コケコッコー、元旦です。
本年も雄叫びや楽しいコメントをお寄せいただければ嬉しゅーござります。
どうぞ本年もよろしくお願いします。
2013年初ポチッをありがとうございます。
ポチッ袋ですね♪
さすが上位に選ばれた作品は、とのの解説を拝読するだけでも濃いですね〜あっしは、中でも堂々一位の作品は是非拝見したいと思いまするー。今年も殿様の試写室が楽しみですよろぴこら~^_^
あけおめです~~~♡
一位の映画の監督さん、ホント美人です。
もしお時間があったらトメさんと一緒に覗いてくだされませなのら。
今年もトメさんの活動と吉原っぱの展開を楽しみにいたしておりまする。
本年もあいかわりませず、よろしくお願い申し上げます。