そして父になる -1- LIKE FATHER,LIKE SON
LIKE FATHER,LIKE SON
©「そして父になる」製作委員会
知人が、是枝監督もベタな映画を作るなぁ、と言いました。
今更なんで赤ちゃん取り違えなんだ? と。
ああ、それって男の人の考え方かなぁ、と思いました。
『そして父になる』がカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、
映画の内容を報道で知ったときから、
150歳とはいえ、一応、女であるとのは
「えーっ、6年間も自分の子だとばかり思って育てていた子が他人の子だったら、どうすればいいんだろう」
と友人とも話し、真剣に悩んでしまったからです。
だって、口で言うほど簡単な問題じゃないですよねぇ。
と、父を演じた福山雅治さんも思ったでしょうか?
いえ、思わなかったと思います。
福山さんは独身ですし、子どももいないし、歌に、演技に、カメラに――
一生懸命になれる対象はいっぱいありますものね。
だから、『そして父になる』なのです。
産み、育てることによって最初から母である女性と違って、
男性は生まれてきた子どもと日々を重ねることによって《父になる》のです。
「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」と同じく
「男は父に生まれるのではない。父になるのだ」なんですよね。
福山さんもこの映画で父親になりました。
本作では福山さんが父になっていく様子を観るのが課題です。
などと勝手に課題決定するとのです。
突然ですが、
こんな夢を見た――
(と冒頭だけ漱石先生の「夢十夜」を借ります)
「福山雅治が父親かぁ」と考えていたら、その夜、夢を見てしまいました。
なぜか、ひかちゃんを連れて福山雅治と横浜MM21を一緒に歩いていました。
お外が嫌いで暴れるひかちゃんを力一杯抱き締めながら、福山さんの後を小走りについていくのです。
『夏の終り』のシーンもごちゃ混ぜになったようなちょっと幸せな夢でした。
すいません。
映画とはなんも関係ないことを。
今回は第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞の記憶も新しい福山雅治主演、是枝裕和監督作品
『そして父になる』を上映するものですから、ちょっと舞い上がっております。
いけない、いけない。冷静にならねば・・・・・
すーっ・ふーっ(深呼吸)。
『そして父になる』は、福山雅治が「一緒に何かできませんか?」と
是枝監督に声をかけたことから映画作りがスタート。
福山さんと会った是枝監督は未だ見たことのない彼を撮ってみたいと考えて
彼のためにシナリオを書き下ろしたのだそうです。
是枝監督も福山雅治も好きなとのにとってはもうたまりません。
すーっ・ふーっ(もう一度深呼吸)。
キャスティングも魅力的です。
福山雅治の妻には尾野真千子。
取り違えられたもうひと組の夫婦はリリー・フランキーと真木よう子。
子役たちも『誰も知らない』同様、自然な演技を見せてくれました。
監督はホントに子どもを使うのがうまいです。
他には是枝作品にはこの人ありの樹木希林(『歩いても歩いても』)、
井浦新(『空気人形』)が出演。
井浦さんはどこか象徴的なアイコンのような役割で登場するのでお楽しみに。
ああ、なんかメロメロです。
次回はもっと冷静に上映したいと存じます。
どうぞ、これに懲りず、またご来室くださいませ。
続
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☆9月18日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆
そして父になる
監督、脚本、編集/是枝裕和、撮影監督/瀧本幹也、製作/亀山千広、畑中達郎、依田巽、参考文献:奥野修司著「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」(文春文庫刊)
出演
福山雅治/野々宮良太、尾野真千子/野々宮みどり、真木よう子/斎木ゆかり、リリー・フランキー/斎木雄大、二宮慶多/野々宮慶多、黄升炫/斎木琉晴、中村ゆり/宮崎祥子、高橋和也/野々宮大輔、田中哲司/鈴木悟、井浦新/山辺真一、風吹ジュン/野々宮のぶ子、國村隼/上山一至、樹木希林/石関里子、夏八木勲/野々宮良輔
9月28日(土)ロードショー
2013年、日本、120分、配給/ギャガ、http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/
楽しみですねぇ。
ところで、ここに出てくるリリー・フランキー氏は普通のお父さんなんですよね?表は普通のお父さんで、実は裏で「凶悪」だったりは‥‥‥しませんよね。
あのさらっと怖いことを言う顔が頭に焼き付いてしまって。
いや、思い出すだけで怖いですね〜。
まだ、「お餅」より 「アイス」が食べたいので
暫く、このままでいます。
この作品 福山さんのために書かれたのですか。
それだけでも 是非観たい~。
最近 いろいろあって落ち込んでたけど、
「福山さん」と聞いただけで 元気になった。
お嫁さんも 彼のファンなので一緒に観に行きたいけど、
2歳の孫が ママを離さないから ムリかなぁ~。
フランスでの公開はまだですか?
カンヌでの受賞はそちらでも話題になったのでしょうか。
当試写室では、「凶悪」に続いて「そして父になる」上映に
なるわけですが、「凶悪」でのリリー・フランキーの印象が
強烈すぎてわたしも不安になりました。
でも、大丈夫!本作では逆の意味でリリー・フランキーの印
象が強いです。裏で凶悪だったなんてことは一切ありません(^_-)
それを思うと役者さんって本当に大変なお仕事ですよね。
福山さんのことばっかり言ってますけど、リリーさん、良い
おとうさんでしたよ。彼が良いお父さんであることによって
成り立つ映画ともいえます。
まだアイスケーキさんでいらっしゃいますか?
そうですね。またいつ暑くなるかわかりませんものね。
でも、もういい加減に蒸し暑いのは勘弁、勘弁。
是枝監督、最新作。良いです!
ご子息のお連れあいともども是非ご覧くださいませ。
とのの母は観たい映画があるととのをねんねこでおんぶして
断固観にいったみたいですよ^_^;
すんまへん。なぜか横浜みなとみらい21が出てきましてん。
幸せな夢だったなぁ――
ひかちゃんが腕の中で暴れていなければもっと良かったのに。
「ニーチェの馬」のあの大風の吹いてる荒野を夢で見たんですか?!宿題がたまってるからかなぁ。