ライオンは今夜死ぬ -1- LE LION EST MORT CE SOIR
ライオンは今夜死ぬ
LE LION EST MORT CE SOIR
-1-
(C)2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BALTHAZAR-BITTERS END
「ライオンは今夜死ぬ」
思わせぶりなタイトルですが、
“The Lion Sleeps Tonight”
「ライオンは寝ている」といえば
ああ、あれか、と思い出されるでしょう。
1950年代にアメリカで“Wimoweh”という
タイトルでヒットした曲です。
管理人などは
♪リンゴベッタリンゴベッタ♪
と覚えて歌ってました。
“The Lion Sleeps Tonight”
は61年に新しい歌詞で作られ、
「ライオンキング」の劇中歌で
知ったという人も多い筈です。
といっても本作はミュージカルでも
なんでもありません。
一人の老俳優の物語です。
演じるのはジャン=ピエール・レオー。
フランソワ・トリュフォー監督の
『大人は判ってくれない』で
鮮烈なデビューを果たした俳優で、
トリュフォー、ゴダール、パゾリーニ、
ベルトルッチ、アキ・カウリスマキ、
錚々たる監督たちの映画に出演しています。
そして、
本作でメガホンをとったのは
諏訪敦彦(すわのぶひろ)監督。
ジャン=ピエール・レオーを
演出することによって
彼もまた巨匠たちの系譜に連なることに
なりました。
ジャン=ピエール・レオー
1944年5月28日パリに生まれる。
父は劇作家、母は女優。
13歳の時に『罪と罰』('56)で映画初出演。
その後、トリュフォー監督の
『大人は判ってくれない』の主役に
オーディションで抜擢された。
以降、監督の分身として映画出演。
更に、ジャン=リュック・ゴダール、
ジャック・リヴェットなど
ヌーヴェルヴァーグの監督たちの
様々な作品に出演、
ヌーヴェルヴァーグを
代表する俳優となる。
パリ五月革命以降、
不仲となったゴダールとトリュフォーの
板挟みとなり、フランスを離れ、
イタリア等他国の映画作品に出演。
トリュフォーの死により、
映画出演を控えていたが、復帰。
ツァイ・ミンリャン監督
『ふたつの時、ふたりの時間』('01)、
アキ・カウリスマキ監督
『ル・アーブルの靴磨き』(’11)など
世界中の映画監督から
オファーが絶えない名優。
諏訪敦彦(すわのぶひろ)
1960年広島生まれ。
東京造形大学卒業後、
長崎俊一、山本政志、石井聰亙(岳龍)
などの作品に参加する一方で
『はなされるGANG』(‘84/8ミリ)を発表。
TVドキュメンタリーの演出を手掛けた後、
『2/デュオ』(’97)で監督デビュー。
定型のシナリオ無しで撮影されたその作品の
完成度の高さが絶賛され、
ロッテルダム国際映画祭でNETPAC賞を受賞。
2作目『M/OTHER』では
三浦友和を主演に起用し、
99年カンヌ国際映画祭監督週間に出品、
国際批評家連盟賞を受賞。
アラン・レネ監督の『24時間の情事』を
リメイクした3作目『H Story』が
01年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品。
ヨーロッパでの評価は圧倒的。
ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ主演の
『不完全なふたり』はロカルノ国際映画祭で
審査員特別賞を受賞し、
フランスでの上映はロングランヒットを記録。
オムニバス映画『パリ・ジュテーム』では唯一の日本人監督として
『ヴィクトワール広場』を制作。
主演にジュリエット・ビノシュを起用。
その際に出演していた
イボリット・ジラルドと共同監督した
『ユキとニナ』(’09)発表、
同年カンヌ国際映画祭監督週間に出品。
08年から13年まで
母校・東京造形大学の学長を務め、
現在は東京藝術大学大学院教授を務める。
また、小中学生の子どもたちに
映画制作を教えるワークショップ
「こども映画教室」講師として参加。
本作でも子どもたちが自ら映画制作をする
シーンが登場している。
ヌーヴェルヴァーグのレジェンドと
日本の監督との出会い――
一体どんなお話でしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。
続
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☆2018年1月7日に更新しました。当試写室、初映画上映でございます☆
ライオンは今夜死ぬ
監督・脚本/諏訪敦彦、プロデューサー/吉武美智子、ジェローム・ドプフェール、共同製作/定井勇二、脚本協力/久保寺晃一、翻案/エレオノール・マムディアン、撮影/トム・アラリ
出演
ジャン=ピエール・レオ―/ジャン、ポーリーヌ・エチエンヌ/ジュリエット、
モード・ワイラー/ジュールの母、アルチュール・アラリ/撮影技師、
イザベル・ヴェンガルテン/マリー、ルイ=ド・ドゥ・ランクザン、ノエ・サンピ/ユキ
2018年1月20日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
2017年、フランス=日本、103分、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/寺尾次郎
www.bitters.co.jp/lion/
はいはい、よっく覚えてますー(*^-^*)
甲高い声の男声で始まり、途中にももっと甲高い
裏声が入るあの歌ね。
なつかしい~!
そえ
途中で送られてしまった。
これは新しいパソコンで打ってるので、まだ使い方が
分からない、つうか、間違ったボタンを押したようで・・・
でもどうして送信されたのか、よう分かりまへん(+o+)
最後それが「一人の老俳優」とどういう関係が?と
書こうとしたのでふ。
老俳優はライオン?
おニューのパソコンですか。新年、新居、新パソコン。三新そろい踏みですね。
こいつぁ、春から縁起が良いや。
でも、パソコンとなるとそうはいかないのは、私も経験しました。
そりゃ、私の場合は10年近く使ってたパソコンがいきなり10に変わったらとまどいますわな。
『ライオンは寝ている』を老優が歌うんです。でも、リンゴベッタリンゴベッタよりももっと編曲してて何の歌かわからない位。編曲じゃなく、本人の歌い方が裏声どころか低くてゆっくりした歌い方で全然違う歌になっちゃってます。結局、子どもたちが歌うのを聞いて「ああ、この歌を歌ってたのか」ってわかるんです。世の中の音痴という方々には自信を与えるかも。
俳優の名前レオーがライオンを意味しているそうで、ま、オマージュでしょうかねぇ。
聞えて そう、歌っていました。
今は You tube で いつでも聞けるから良いね。
この作品 日本人が監督なんですか。
彼の作品見たことありませんが、
映画もボーダーレスになりましたね。
ウンマエ、ウンマエ、が近いかも。
だって“Wimoweh”というタイトルでヒットしたんですもんね。
さっすが!ライスケーキさん、聞き取りすごい!
リンゴベッタ、リンゴベッタで歌って踊ってた私は聞き取り力無しだわ。
あ、なえさんもそうか(なえさん、ごめんなさい)。
ところでフランス・ギャルが亡くなってしまいましたね。
あれも♪プペドシプペドシャンソンプペドシプペドソン♪と
耳に聞こえるままに歌って踊ってました。
よく踊る子供だったんです。
踊るポンポコリンです(^-^;