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殿様の試写室

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スリー・ビルボード-2- Three Billboards Outside Ebbing,Missouri


スリー・ビルボード




-2-


Three Billboards Outside Ebbing,Missouri

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(C)2017 Twentieth Century Fox


いやはや、監督も凄ければ主役も凄い。
脇を固める役者たちも際立っています。
ゴールデングローブ賞で助演男優賞を取った
暴力的なマザコン巡査を演じた
サム・ロックウェルも絶対注目です。

フランシス・マクドーマンドが
この役に注ぐ深い洞察力は
一発勝負に出たミルドレッドという女性を
ただの怖いおばちゃんに留めてはいませんよ。

(ミルドレッドは)複雑な人。
ほとんどの言語で彼女の状態を表わす言葉がないわ。
夫を失えば未亡人、
親を失えば孤児。
でも、子どもを亡くした親についての言い方はない。
なぜなら生物学的に
そういうことは起こってはならないから。
ミルドレッドはそこに置き去りにされているのよ


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ストーリー
ミズーリ州の田舎町エビング。
うら寂しい道路脇に打ち捨てられた
3枚の野立て看板に
ある日、突然メッセージが現れた。
「レイプされて死亡」
「なぜ?ウィロビー署長」
「犯人逮捕はまだ?」

7ヶ月前に娘を殺されたミルドレッドが
進展しない警察の捜査に怒り、
エビング広告社と1年間の契約を結んで
出した広告だった。

看板を見たディクソン巡査が
慌てふためいて
ウィロビー署長に報告した時、
署長は自宅で家族と
イースター・ディナーを囲んでいた。

翌日エビング広告社に乗り込んだ
ディクソンは
担当者のレッドにすごんだものの
「法的には問題はない」
とはぐらかされる。

暴力的でトラブルばかり起こす
ディクソンだが、
署長のことは父親のように慕っていた。

一方、ミルドレッドは
TVニュースの取材に答えて
「犯罪放置の責任は署長にある」と
追い打ちをかける。
ウィロビー署長は一人で彼女を訪ね
捜査状況を丁寧に説明する。
「自分は末期ガンで先がない」
告白する署長に
「町中の人が知ってる」と
言い放つミルドレッド。

町の人は皆
ウィロビーを敬愛していたので、
多くの人々は
広告にもミルドレッドにも憤慨。

町中の人に敵視され、
いまや息子からも反発を受ける
ミルドレッド。
離婚した元夫も忠告に訪れる程。

警察を追い詰めて
捜査を進展させるはずが
いまやミルドレッドが追い詰められ、
孤立無援になっていく……

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真犯人は見つかるのか?
トラブルメーカーのディクソン巡査は
またまた何かをしでかすのか?

思いもしなかった出来事が次々と起こります。
一瞬たりとも目が離せない中、
アレレなお笑いもあり、
ホッ!もあり、
ミルドレッドの戦闘モードに
一緒になって肩を怒らせつつも
しみじみしたり・・・

達者な監督、よくできた脚本、
そして、心を読むことにたけた俳優たち。

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ビルボード誌と勘違いし、
スティーヴン・キングの禍々しさを感じ取る等
誤解に充ちた始まりでしたが、
この満足感といったらありません。

これは春先から縁起が良いですよ。



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☆2018年1月29日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

スリー・ビルボード
監督・脚本・製作/マーティン・マクドナー、製作/グレアム・ブロードベント、ピート・チャーニン、撮影/ベン・デイビス、音楽/カーター・バーウェル
出演
フランシス・マクドーマンド/ミルドレッド、ウディ・ハレルソン/ウィロビー、サム・ロックウェル/ディクソン、アビー・コーニッシュ/アン、ジョン・ホークス/チャーリー、ピーター・ディンクレイジ/ジェームス
2018年2月1日(木)TOHOシネマズシャンテ他ロードショー
2017年、イギリス・アメリカ映画、1時間56分、字幕翻訳/伊藤美和子、 
http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/

by Mtonosama | 2018-01-29 09:55 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2018-01-30 07:36 x
きゃあああああああああああああああああ!

この作品、オスカーの主演女優賞と
助演男優賞(しかも警官役の2人ともに!)
の呼び声が高いんですってね。

観に行きたいなぁ。

でも 猛威を奮ってるインフルに
映画館という密閉空間で罹患するんじゃ?
と恐れてもいる

腰抜けすっとこなんです❣️
Commented by Mtonosama at 2018-01-30 09:07
♪すっとこさん

わあ、ビックリした!おっきな悲鳴だ!
実はオスカーの呼び声が高い作品がもう一本あるんですよね。
それは呼び声が高すぎて2時間かけてはるばる出かけたのに観られなかったんです。
だから、まだ観ていないからなんともいえないけど、本作のフランシス・マクド―マンドは最高。
巡査役のサム・ロックウェルも良かった!
マスクとユーカリで防御して映画館でご覧になった方が良いと思います。
Commented by poirier_AAA at 2018-01-31 19:14
なんだか、変な感じがするんですよね。
敬愛する署長のことだから、事件の捜査が進まなくても文句を言うべきではないとか、署長に抗議するミルドレットに町の人がいじわるするとか。ここで問題なのは捜査が進展していないってことじゃないですか。なにか別なことに話がすりかわってない?と思うんです。

こういう世間の力、制裁、みたいなものが怖いです。個人の苦しみが簡単に握りつぶされちゃう。でも、ミルドレッドは潰されなかったんですね。強い人ですね。
Commented by Mtonosama at 2018-02-01 14:58
♪poirierAAAさん

そうなんです。彼女はつぶされませんでした。
彼女の周りに彼女に同感する人が結構多かったこともその一因です。
例えば、野立て看板担当の広告会社責任者とか、彼女のファンとか。
そして、彼女自身いわゆる変わり者であったということもあるかもしれません。
あんまりネタばらしてしまってはいけないですね。

でも、ひとつバラシていいですか?
人格高潔な署長が彼女のところへ言い訳に来たんです。
「捜査はしている。それに自分は末期がんなんだ」と。
すると彼女は「だから?そんなの知ってる」・・・
自分だったら絶対そこで負けちゃいます。

ああ、もっと話したい。
やっぱり脚本家でもある監督の力量がすごいです。
彼女もただの怖くて気性の激しい女性だけじゃないところもハンパじゃないな、と思いました。