ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

シェイプ・オブ・ウォーター -2- The Shape of Water


シェイプ・オブ・ウォーター
-2-
The Shape of Water

f0165567_715943.jpg

(C)2017 Twentieth Century Fox


映画の舞台は1962年です。
アメリカとソ連との
不安な冷戦下の時代。

なんとなく古びて薄暗い職場やインテリア。
まさにウィアード・テールの世界です。

f0165567_735233.jpg

管理人にとっての1960年代は
なつかしいと同時に
時代に勢いがあったように思います。
そして、
TVで観るアメリカも
華やかでおしゃれな憧れの世界でした。

でも、
よく考えてみたら
アメリカは戦勝国ではあったにしても
キューバ危機や冷戦、
多くの不安を抱えていたんですね。

そんな昏さの中で映画は始まります。

f0165567_7786.jpg

ストーリー
イライザが暮らす部屋は映画館の2階。
彼女はアメリカ政府の機密機関
「航空宇宙研究センター」で
清掃員として働いている。

イライザは幼い頃のトラウマのせいで
声を発することができないのだが、
職場と家を往復するだけの
生活にさして不便は感じていない。

友人といえば
同僚のゼルダと
隣室に暮らす売れない画家の
ジャイルズの2人だけ。

時代は1962年。
アメリカとソ連は冷戦のさなか。
両国はまた宇宙開発でも
抜きつ抜かれるで火花を散らしていた。

そんな中、
ホフストラー博士が
異動してきた。
そして、厳重な警備陣と共に
不思議な生物を
運び込んできたのだった。

数日後、
センターに銃声が響く。
イライザとゼルダが呼び出され、
20分で清掃するようにと
言われた部屋には大量の血が。

厳格な軍人ストリックランドが
ホフストラー博士が
運び込んできた生物を虐待し、
逆襲されたらしい。

掃除の合間に
生物を盗み見たイライザは
”彼“の姿に心を奪われる。

次の日から
イライザは”彼“の許へ通い始める。
最初は茹で卵を差し出し、
アイコンタクトができるようになると
少しずつ手話を教えるイライザ。

”彼”は手話を覚え、
イライザが持ち込んだ
レコードを楽しみ、
ダンスのステップを踏むイライザを
見て嬉しそうにするのだった。
単調だったイライザの毎日が
色づき始めた。

ある日、いつものように
休憩時間に会いにいくと
”彼“が深い傷を負って倒れていた。
慌てて駆け寄ったその時
物音がして咄嗟に身を隠すイライザ。

そこへストリックランドが現れ、
視察に訪れたホイト元帥に
“彼”はアマゾンの奥地で
現地の住民に神として崇められていた
と説明する。

同席したホフステトラー博士も
特異な呼吸法をするこの生物を
人間の代わりに宇宙に送れば
ソ連をリードできると訴える。

だが、
ホイト元帥は
生体解剖をして機能を調べるべき
と主張するストリックランドの
提案に合意。

さあ、イライザのとった行動は……

不思議な姿の生物、
そして、
故郷では神と崇められ
不思議な能力を
持っていた”彼“。

シェイプ・オブ・ウォーターという
タイトルからは思いもよらない
国家とそのしもべと化した人々の暗躍。

異界の生物と
一見まともな人間との対比。

アメリカの60年代は
ふわふわなスカートと
くるくるしたカーリーウエーブの
時代だと思い込んでいた
管理人の認識は間違ってました。

f0165567_785360.jpg

映画の舞台となった1962年は
ソ連との核戦争への恐れが
沸点に達した時代だったし、
冷戦、宇宙開発競争、
公民権運動の時代だったんですよね。

監督も言っています。
「アメリカが立ち止まった時代だと思っている。
人種差別や不平等があり、
ケネディ大統領が殺された。

恋愛にはひどい時代だが
それでも愛は生まれる」

そう、これは恋愛映画なんです。
暗い世界、
国家の対立、
でも、人は恋をするんですね。
相手が人間ではなかったとしても。



今日もポチッとお願いできれば嬉しゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆2月25日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

シェイプ・オブ・ウォーター
監督・脚本・製作・原案/ギレルモ・デル・トロ、製作/J・マイルズ・デイル、
脚本/バネッサ・テイラー、撮影/ダン・ローストセン
出演
サリー・ホーキンス/イライザ、マイケル・シャノン/ストリックランド、リチャード・ジェンキンス/ジャイルズ、ダグ・ジョーンズ/不思議な生きもの、マイケル・スタールバーグ/ホフステトラー博士、
オクタヴィア・スペンサー/ゼルダ
3月1日(木)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2017年、アメリカ、2時間4分、字幕翻訳/稲田嵯裕里、http://www.foxmovies-jp.com/shapeofwater/

by Mtonosama | 2018-02-25 07:16 | 映画 | Comments(7)
Commented by poirier_AAA at 2018-02-25 17:33
この映画、ちょうどいまフランスで上映中なんですよ。
絶対に観に行かなくちゃ。
Commented by すっと at 2018-02-25 23:35 x
うううううううううーーーーーーーーーーーーん!

殿様の名調子に 心打たれました。

「人は恋をするのです。
相手が人間でなかったとしても」

今回は この文章に
グッと来ました❣️
Commented by Mtonosama at 2018-02-26 05:23
♪poirierAAAさん

これはほぼ世界同時配信なんですね。
日本は今週木曜日公開です。

青っぽい映画ってなんか好きです♪
Commented by Mtonosama at 2018-02-26 05:27
♪すっとさん

そ、そんな、すっとこさんにお褒めいただくなんて。

日常、人でないひかちゃんに夢中ですから、
相手が人間でない方はFall in Loveの可能性高いかも。

”彼”の色が綺麗でちょっとFall in Love♡
Commented by なえ at 2018-02-28 21:03 x
また遅ればせながら・・・

暗い世界、
国家の対立、
↑それは今も変わらないですね。
違うのは殿様が言わはったように
当時はまだ「時代に勢いがあった」と思います。
でも今は・・・

この主役の女優さん、いかにも異界人と接触しそうな
雰囲気というか、お顔ですね(笑)。私はホラーは、「アカン、アカン、じぇったいアカン!」タイプですが(なんしろ気が弱い)、殿様の言わはるような「ちょっとダークな
ファンタジー・ロマンス」だったら、見られるかな?
Commented by Mtonosama at 2018-03-01 08:32
♪なえさん

私達の60年代は元気だった!
そりゃ、若いし、(若いっちゅうか子どもだったし)、時代は右肩上がりだし・・・
子どもだったから、外国といえばアメリカのホームドラマとカレンダーの写真でしか
知らなかったけど、この映画を観るとアメリカって停滞の時代だったんだろうかなぁって感じ。

なんとも薄暗い感じが良いです。
Commented by Mtonosama at 2018-03-01 08:40
♪なえさん

言い忘れた!
そうなんです、この女優さん、あんまりきれいじゃないけど、
そこがまたおっしゃる通り違う世界の生物とおつきあいできる感じ。
全編セリフなし(口がきけないから)だけど、存在感ありましたわ。