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殿様の試写室

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ダンガル きっと強くなる -1- DANGAL


ダンガル
きっと強くなる
-1-

DANGAL

ダンガル きっと強くなる -1- DANGAL_f0165567_642554.jpg


(C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016


最近、日本でも
レスリングが話題ですが、
これはインドのお話。

なんとも楽しいスポ根映画
それも実話です。

主人公の一人
姉のギータは
吉田沙保里選手、伊調馨選手、
村田可南子選手とも
闘ったインドレスリング界の雄。
雄とあっても男ではありません。

いまも
映画の主題歌
♪ダンガル、ダンガル♪
が頭にこびりついて離れない管理人です。

ちなみに「ダンガル」というのは
レスリング、ファイター、挑戦
という意味だそうです。

「巨人の星」しかり
「あしたのジョー」しかり、
「サインはV」しかり、
スポーツ根性物は面白い!
(全部古い漫画ですみません)

インド映画のお約束
上映時間は140分と長いので、
「途中でトイレに行きたくなったとき、
移動しやすい座席も選ばないと」など
いろいろ映画以外で気を遣いましたが、
いやいや
140分なんてあっという間の面白さ。

さすが
インド映画の世界興行収入№1の
『ダンガル』です。

ダンガル きっと強くなる -1- DANGAL_f0165567_647314.jpg


インド映画といえば
歌と踊りと美男美女。
そんな風に相場が決まっている
という偏見にとらわれていません?

あ、それは管理人か。

歌?
歌はもちろんあります。
でも、その歌で
ストーリーの間を結ぶという使い方。
だから
観客の目と耳は次へ次へと誘われ
よそ見をしている暇なんてありません。

登場するのはレスリング一直線の
猛烈パパ
そして
ひょんなことから
才能を発見され、
パパの猛特訓を受ける二人の姉妹。

パパを演じるのは
インドの大スター
アーミル・カーン。
50本を超える作品に出演し、
国内外で数々の権威ある賞に輝く
国民的スターです。
その彼が脚本に惚れ込んで
プロデューサーも務めた本作。

作品の面白さもさることながら
アーミル・カーンの
肉体改造もまたすごいんですよ。

パパがレスリングをしていた20代から
娘たちを特訓する50代までを
演じることになった52歳のアーミル。

主演が決まった時は70㎏と痩せていたので
ニテーシュ・ティワーリー監督は
若い頃の撮影を先にして
その後、
50代の頃を撮影しようと
きわめて順当な提案をしました。

ところがアーミルはそれを拒否。
5ヶ月かけて70kgの体重を97kgに増やし、
体脂肪率も9%から38%に。

その後がまた大変。
医師が栄養士を務め、
5ヶ月後、再び体重を70kgに戻し、
体脂肪率も9.67%を達成しました。

まさにアーミル・カーンの役者魂の炸裂です。

さて、ここで
映画には関係ないのですが、
ダイエットに励む方にとって
きわめて重要な言葉をひとつ。
「体を変化させるにはまずは食事療法だ」
これはアーミルのトレーナーの言葉。
そうなんです。
いくら厳しい運動をしても
食べたいものを食べたいだけ食べていては
痩せないということですね。

いや、すいません。
つい要らざるところで
興奮してしまいました。

ダンガル きっと強くなる -1- DANGAL_f0165567_6513069.jpg


アーミル・カーンの肉体改造も
興味深いのではありますが、
主人公の娘たちがまた良いですよ。
厳正な健康チェックを含む
オーディションで選ばれた
子供時代のギータとベビータ。
そして
成長後の二人。

女優であるのみならず
一流のアスリートにもなった彼女たち。
すべての試合シーンを
本人たち自身が演じています。

可愛いし、面白いし、
見事にはまってしまった本作。

さあ、一体どんなお話でしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆3月15日に更新しました。沈丁花が香ってきます。今日卒業式を迎える方、おめでとうございます☆

ダンガル きっと強くなる
監督/ニテーシュ・ティワーリー、脚本/ピユシュ・グプタ、ニテーシュ・ティワーリー、製作/アーミル・カーン、撮影/サタジット・パンデ
出演
アーミル・カーン/マガヴィル、サークシー・タンワル/ダーヤ、ファーティマー・サナー・シャイク/ギータ(青年期)、サニャー・マルホートラ/バビータ(青年期)、アパルシャクティ・クラーナー/オムカル、ザイラー・ワシーム/ギータ(幼少期)、スハーニー・バトナーガル/バビータ(幼少期)
4月6日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2016年、インド、140分、字幕翻訳/稲田嵯裕里、後援/日本レスリング協会、配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン、ギャガ、http://gaga.ne.jp/dangal/

by Mtonosama | 2018-03-15 06:57 | 映画 | Comments(6)
Commented by なえ at 2018-03-16 16:32 x
恥ずかしながら、インド映画見たことないんです。
歌あり踊りありというのは聞いてますが、ミュージカル仕立て?

「5ヶ月かけて70kgの体重を97kgに増やし、5ヶ月後、再び体重を70kgに戻し」てしゅご~い\(◎o◎)/!
おバレエの先生が若い頃、体重を減らすのに暑い時期に石油ストーブたいた部屋で練習させられた、と言ってました(゜o゜)今はそんなことしないでしょうけど、無理な減量は最終的に寿命を縮めないか?と思てしまいますにゃ。

オカマの日ですが、4月4日です。3月3日が女の子の節句で5月5日が男の子の節句で、間をとったということで、国民の祝日になりました(ウソ)。
Commented by Mtonosama at 2018-03-17 05:57
♪なえさん

おかまの日は4月4日なんですか。知らなかった。
でも4月生まれって同クラスの3月生まれより1年近く大きいんですよね。
そうそう4月1日生まれだと前の学年になるのにね。

インド映画はとにかく長くて派手で歌あり踊りあり。
ミュージカル仕立てとはまた違うような気がします。
しいて言えば昔の東映の時代劇。
派手な格好をしたお姫様や若様が舞い散る紙吹雪の中
富士山を背景に勢揃いするようなシーンがよくありましたよね。
あんな感じ。

インドの観客たちは客席で大騒ぎしながら楽しむんだそうです。

本作は薄幸の三婆が元気になるにはうってつけの映画です(^^♪
Commented by びなちゃん at 2018-03-17 13:36 x
インド映画、変な?魅力があるんですよね。
古くは"踊るムトウ"、近年では、"きっとうまく行く""マッキー"を観ましたよ。
ほんと、長いのでDVDになってから観ます。
もうね、ワタシはお芝居、映画、コンサート、映画、バレエ、旅行等々、紙パンツ履いて通路側確保。若いババなんすけどね。

オカマの日検索しましたよ。納得。
Commented by Mtonosama at 2018-03-17 14:07
♪びなちゃんさん

最初のブームが訪れた時のインド映画、みんなは良いって言ってもあの長さと突然始まる歌と踊りにはびっくりぽん!(古ッ)
初めて『シェルブールの雨傘』観た時も驚いた!

なるほど、紙パンツか。
良いこと聞いた。
試写の前にお茶を飲み過ぎて、
途中で猛烈にトイレに行きたくなったことがあります。

でも、そこのトイレに行くには
試写室のドアを一旦開けて外へ出なくちゃならないのです。
ところが暗いし、ドアの開け方が普通と違うし、
映画は良い場面だし、困ってしまってワンワンワワーン・・・

親切な人が開けてくれたけど、その時以来長い映画は恐怖に。

ばーさんは困ったもんです。
Commented by ライスケーキ at 2018-03-17 14:53 x
5ヶ月で そんなに体重増減するの
いくら役の上 とは言え
身体に良くないと思います。

昔 役のために歯を抜いた
役者さんがいましたが、
「やめてぇ〜」と叫びたくなりました。

インド映画の歌と踊り好きです。
「楽しんじゃえ〜」って感じ。

でも、「シェルブールの雨傘」は
セリフが無くて 全て音楽だけ、
そして 夢のようなダンス。
ミュージカル。 好きでした〜。
Commented by Mtonosama at 2018-03-18 06:31
♪ライスケーキさん

5ヶ月で体重も体脂肪も変える。
まず身体がビックリしちゃいますよね。
でも、ロバート・デ・ニーロだって西郷どんの鈴木亮平くんだって
えらい勢いで体変えてます。
役者は大変なお仕事ですね。

それより、この映画に登場する姉妹も映画のために
レスリングの技をかけたり、かけられたり、
いやはや大変な奮闘ぶりでした。
面白かった♡



by Mtonosama