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殿様の試写室

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ロンドン、人生はじめます -2- HAMPSTEAD


ロンドン、人生はじめます
-2-

HAMPSTEAD

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(C)2016 RELIANCE ENTERTAINMENT PRODUCTIONS 6 LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.


ロンドン中心部から
地下鉄で20分ほど行くと
ハムステッドという地区があります。
ここはハムステッド・ヒースという
広大な公園とお洒落なお店が並ぶ
ハムステッド・ハイ・ストリートを
中心にした緑の多い高級住宅地として
知られています。

その地にある高級マンションに暮らす
未亡人のメアリーは
悠々自適なメリーウィドウとはいかず・・・

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ストーリー
エミリーはアメリカ人。
夫亡き後、ハムステッド・ヒースに間近い
高級マンションに一人で
暮らしているのだが――

死後になって明らかになった
夫の浮気と借金、
目減りするばかりの貯金。
老朽化したマンションの修復費用、
同じマンションに暮らす
有閑マダムとのおつきあい等々・・・
メリーウィドウとは程遠い生活だ。

一人息子に「ママも変わらなきゃ」
と言われたエミリー。
渋々屋根裏部屋を片づけ、
ついでに発見した双眼鏡で
公園を眺めていると
髭もじゃの男が池で体を洗っていた。

気になって双眼鏡越しに
度々男を眺めていたある日のこと
なんと
彼が暴漢に襲われているではないか!
すぐに警察に通報するエミリー。

翌日、公園を訪れた彼女は
カール・マルクスの墓の下で
その男ドナルドに遭遇。

ドナルドは公園の森に
手作りの小屋を作り
17年間暮らしているという。

その小屋が不動産開発業者に
狙われるところとなり、
不法占拠していた彼は
立ち退きを迫られているのみならず
業者の嫌がらせも受けていたのだ。

そんな事情もあり、
近づいてくる人間に
警戒心を抱くドナルド。

しかし、池で釣った魚をグリルしての
庭でのディナーや
気ままな読書、
森でのピクニック。

夫やご近所マダムとの関係からは
経験すべくもなかった日々。

余計なものを持たず、
社会に貢献することは
ないかもしれないが、
ゴミも出さず、環境も汚染せず、
自家発電する彼の生活には
無駄なところは何一つない。

そんな彼のユニークではあるが
暖かい人柄に
次第に心が傾いていくエミリー。

ドナルドを公園から追い出そうと
開発業者を支持する地域住民グループが
高級マンションの住民たちだと知り、
ドナルドの小屋を守るため、
彼と共に闘う決意をするエミリーだった……

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片やマニッシュなジャケットに身を包み、
颯爽と街を闊歩するアメリカ人メアリー。
片や、ボサボサ頭に髭もじゃで
薄汚れたコートをまとう太ったオヤジ。
どう見たって似合いそうにないカップル。
でも、こんな二人が恋に落ちるんですね。

ま、百歩譲って
二人の恋が成就するにしたとしても
公園内の小屋にドナルドが
住み続けることはありえないと思いますよね。

でも、それができてしまうのが
映画のマジック・・・
と言いたいところですが、
これ、実話なんです。

2007年ハローズという人の名前が
世界中に流れました。
このハローズ氏、
ハムステッド・ヒースに
暮らしていたホームレスですが、
周囲の人々に助けられ、
その場所の所有権を手に入れ、
一夜にして大資産家になったというのです。

まあ、事実は小説よりも奇なり、ですね。

そんな実話を基に作られた本作ですが、
ハッピーなラブコメディに
仕上げられています。

若い学生たちを巻き込んで
一人のホームレスの居住権を
守ろうとするお話ではありますが、
本筋は高齢男女の恋物語。

150歳の試写室管理人にとっては
なかなか羨ましいお話でありました。



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ロンドン、人生はじめます
監督/ジョエル・ホプキンス、脚本/ロバート・フェスティンガー、撮影/フェリックス・ヴィーデマン、
プロデューサー/ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ
出演
ダイアン・キートン/エミリー、ブレンダン・グリーソン/ドナルド、レスリー・マンヴィル/フィオナ、
ジェイソン・ワトキンス/ジェームス、ジェームス・ノートン/フィリップ、アリステア・ペトリー/スティーブ、
フィル・デイヴィス/ファイフ
4月21日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー
2017年、イギリス、102分、英語、カラー、字幕/鈴木恵美、配給/シンカ、STAR CHANNEL MOVIES、http://www.synca.jp/london/

by Mtonosama | 2018-04-18 05:32 | 映画 | Comments(8)
Commented by ライスケーキ at 2018-04-18 15:51 x
ひゃぁー
又マルクス君と遭遇。
御縁があるんですね。

この映画を見れば
マルクス君にも会える。

Must see movie です。
Commented by との at 2018-04-18 19:03 x
♪ライスケーキさん

そうなんです。2人の初デートの待ち合わせ場所が「カールくんのところで」ということなんですよね。マルクスの石像と会えますよ。
Commented by びなちゃん at 2018-04-18 21:57 x
コメント受け付けないと出たのですが一体なにがダメなのか。この頃ここの他のブログもダメというコメント見ますよ?

とりあえず何回か変えてトライ。前の記事でくまさんが出てこなかった映画名は、"私はダニエルブレイク"ではなかろか?

デイギリス、行きたいです。
エジンバラに入り南下してロンドンから帰国と言うコースがあって申込したのに諸事情でキャンセル。もう数年前。いまやもっと行けない。
でも、今日は渋谷ヒカリエにミュージカルのメリーポピンズ観に行きましたよ。2ペンスの場面で泣きました。

でもイギリスの暗さに私は耐えられるか?アメリカ駐在が私には合ってたけれど、すっとこさんなんて明るい性格のヒト、あちらでの生活はどうだったのかなあ。


Commented by びなちゃん at 2018-04-18 22:05 x
ややや、ある項目を消したらコメント受付られて送信できました。
以下、入力トライ。ちょっと表現変えてみます。
今、イギリス在住の方の本"子どもたちの階級闘争"を読んでいます。
Commented by びなちゃん at 2018-04-19 01:40 x
↑そこまでしか入力出来ず。でしたあ。
Commented by Mtonosama at 2018-04-19 08:48
♪びなちゃんさん

そうそう、『私はダニエル・ブレイク』です。
あんなに良い映画なのにタイトル忘れるかな(-_-;)

コメントを送れないという話はライスケーキさんもおっしゃってました。
私はなにもいじっていないけど・・・

びなちゃんさんのおっしゃるエジンバラからロンドンへ下がっていくというコースに5~6年前参加しました。エジンバラは素晴らしかったです。寒かったけど。そこから湖水地方を通りながらロンドンへ。アビーロードも行くことができました。
あれから一度も飛行機には乗ってないなあ。

「子どもたちの階級闘争」。図書館でタイトルから検索してみます。
Commented by すっとこ at 2018-04-20 07:49 x
そーーーーーーーーーーーーでーーーーーーす!
暗いロンドンで3年半を過ごしました。
ある年の4月は雨が多くて1ヶ月の日照時間が
合計・・・・・・・30・・・・分ですた!
30分、ですよ! 1ヶ月の合計が。

でもそんなロンドン、嫌いじゃなかった。
私をアンティーク好きにしたのもロンドン
だったし 隣近所の付き合いもNYよりあったなぁ。

ハムステッドヒースに遊びに行った時
街のパブで飲んだ“ラガーシャンディ”:ビールを
炭酸飲料で割ったもの: 下戸の私で飲める
が忘れられんです。

マルクスの墓がここに?
ありゃりゃ!当時知ってたら行ったものを。

びなちゃんさん アメリカ好きにも 英国は
面白いと思います。いつかもっと大人になって
お時間出来たら是非!

我が家も来年辺り再訪したいんです。
Commented by Mtonosama at 2018-04-20 08:36
♪すっとこさん

ロンドンは寒くて暗くて、
夏に出発する留学生はもう既に秋の段階で里心がついてしまうといいますね。
大昔、20歳の夏、ロンドンに行った時も寒かったなあ。
でも、これがヨーロッパなんだなと寒くて暗いことも嬉しかったものです。
当時、たまたまアンアンの取材と一緒になり、帰国してアンアンを買ったら、
自分が写ってました。それを山手線の車内で友人と一緒に発見し、二人でキャーキャー言ってたら知らないおじさんに「どうしたの?」と不審げに声をかけられてしまいました。
一緒に騒いだ友人も24年前にあちらの世界へ行ってしまい、私もばあさんになりました。

二度目のロンドンはあの時のように寒くはなかったなあ。ああ、懐かしい。

来年再訪なさるのね。いいなあ。行ってらっしゃ~い。