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殿様の試写室

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ルイ14世の死 -1- La Mort de Louis ⅩⅣ


ルイ14世の死
-1-

La Mort de Louis ⅩⅣ

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(C)CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016


ルイ14世と聞いて
頭に浮かぶ映画は
『王は踊る』(’00)です。

『王は踊る』
“太陽王”ルイ14世と彼のために
3,000曲もの音楽をつくり上げた
リュリの秘められた
苦悩と禁断の愛の物語を
「カストラート」の
ジェラール・コルビ監督が
豪華にして耽美そしてサスペンスフルに描いた音楽劇。
5歳で国王となったルイ14世。
14歳になっても政治の実権は母が握り、
ルイは音楽とダンスに
情熱を傾けていた。
ルイは音楽家にして舞踏家のリュリの
創り出す音楽に魅せられ、
一方リュリも聡明で美しいルイに
特別な感情を抱き始めるのだった……。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/王は踊る/234819/story/

ストーリーは覚えていないのですが、
とてもゴージャスで美しく
ルイ14世のバレエも
思わず口を開けて見惚れていたことは
記憶しています。

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ルイ14世
1638年9月5日~1715年9月1日
ブルボン朝第3代のフランス王国国王。
ルイ13世とアンヌ・ドートリシュ
(スペイン・ハプスブルグ家王女)
の間に生まれる。
1643年5歳でフランス国王に即位。
1715年に亡くなるまでの
72年間の在位期間はフランス史上最長。
即位当初には母アンヌが摂政となり
宰相マザランが政治にあたる。
1661年マザランが死ぬと
23歳で親政を宣言し、
自らの統治を開始。
「朕は国家なり」という言葉を残す。
その統治は王権神授説に基づく絶対王政。
宰相は置かず、
王政を補佐する機関として
最高国務会議を設ける。
当時ヨーロッパ随一の国力を
誇ったフランスは侵略戦争を続け
領土を拡張。
ヴェルサイユ宮殿の建設は
国力の充実を示すものである。
しかし、度重なる侵略戦争と
豪華な宮廷生活は次第に
国家の財政を圧迫することに。
ルイ14世の死後
ひ孫にあたるルイ15世が王位継承。
続くルイ16世の時代には
国家の財政難、
絶対王政の硬直化が進み、
フランス革命へと至る。

幼い頃からバレエのレッスンを
受けていたルイ14世は
宮廷でバレエを上演し、
自ら舞台にも上がり、
「太陽神アポロン」を
好んで演じたとされる。
そこから太陽王と呼ばれるように
なったともいわれる。
1661年には世界初のバレエ学校
王立アカデミーを設立。

世界史でも習ったように
ルイ14世といえば
「太陽王」
ヴェルサイユ宮殿。
とにかくゴージャスな王様
という印象が強いです。

ところが
なんということでしょう。

本作が初の日本公開作となる
カタルーニャが生んだ鬼才
アルベルト・セラ監督は
ヴェルサイユ宮殿でもなく
侵略戦争に赴くルイ14世でもなく
ただ、
ベッドの上で一日一日死に近づいていく
国王の数週間を描き出しました。

「あのきらびやかなルイ14世は
どこへ行ってしまったの?」
と思わず声を出してしまいたくなる
映画です。

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なぜか「修証義」というお経の一節を
思い出してしまいました。

「無常忽(たちま)ちにいたるときは
国王大臣親じつ従僕妻子珍宝
たすくる無し
唯独り黄泉に趣くのみなり
己れに随い(したが)行くは
只是れ善悪業等(ごっとう)のみなり」


死が訪れれば
国王や大臣の強大な権力や
親や兄弟や友人との友情や
妻や子どもとの愛情や
金銀財宝の力をもってしても
助かるものではない。
その時が来たら、一人で死にゆくしかないのだ。
我々に随ってくるものがあるとすれば、
それは生前に為した行いの果報くらいだろう。


あらら、
フランスのお話なのに
なんだか抹香臭いものに
なってしまいました。

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セラ監督が本作の源としたのは
宮廷の生活を詳細に記録した
サン=シモン公の「回想録」と
廷臣ダンジョーが書いた
「覚え書、別名ルイ14世宮廷日誌」。

監督は
死につつある王と
医師や側近、貴族たちを
仔細に描き出しています。
「もっと光を!」とか
「是非に及ばず」といった
かっこいい最期の言葉もなく
唯独りで黄泉に趣く
ルイ14世を描き出しました。

演ずるはジャン=ピエール・レオ。

さあ、いったいどんなお話でしょう。
続きは次回までお待ちくださいませね。



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☆4月24日に更新しました。今日は24年前に亡くなった母の誕生日です。
4月生まれは誕生石がゴージャスですね☆

ルイ14世の死
監督/アルベルト・セラ、脚本・台詞/アルベルト・セラ、ティエリー・ルナス、撮影/ジョナタン・リケブール
出演
ジャン=ピエール・レオ/ルイ14世、パトリック・ダスマサオ/侍医ファゴン、マルク・スジーニ/ブルアン、イレーヌ・シルバーニ、ベルナルド・ベラン/元帥、ジャック・エンリック/ル・テリエ神父
5月26日イメージ・フォーラム他全国順次公開
2016年、115分、フランス・ポルトガル・スペイン、フランス語、配給/ムヴィオラ、http://moviola.jp/louis14/

by Mtonosama | 2018-04-24 05:34 | 映画 | Comments(9)
Commented by すっとこ at 2018-04-24 05:55 x
どっひゃあああああああああああああああああ!

スチル1枚目の
壮大なる
ヅラ

に 度胆抜かれましたわい。

確かに当時の絢爛豪華装飾過剰な衣裳と
バランス取るには
この位のボリュームでないとね!

幾ら 死の床に有るとはいえ、ね!

“太陽王”の呼び名が 好んで踊った“太陽神”
にあるという説、初めて聞きました。

殿様の名調子と豆知識、勉強になるなあ❣️
Commented by Mtonosama at 2018-04-24 09:10
♪すっとこさん

すっごい頭でしょ?
こういう髪のイラストを描くイラストレーターがいますよね。
お年頃で名前がすぐ浮かばないけど(^-^;

ルイ14世とかルードヴィッヒとか
肖像画の綺麗な王様って好きなんです。
王様萌えのとのなのに、加齢臭や死臭が漂うようなルイ14世って
ちょっと悲しいわあ。
Commented by すっとこ at 2018-04-24 11:29 x
オーブリー ビアズレー かな?
Commented by Mtonosama at 2018-04-24 13:47
♪すっとこさん

ビアズレーではありもはん。
日本人イラストレーターで髪の毛がルイ14世のかつらソックリの
イラストを描く人。
「磯」の字がついたような気がするのだけれど、
磯野でも磯田でもヒットしなかったよ~(-_-;)
Commented by すっとこ at 2018-04-24 18:15 x
伊坂芳太郎?
宇野亜喜良?

でも「磯」がついとらんな。
Commented by との at 2018-04-24 19:28 x
♪すっとこさん

ちゃいます。
あ~、思い出せません😥
なんかの拍子に突然思い出すでありましょう。



Commented by Mtonosama at 2018-04-25 04:44
♪すっとこさん

思い出したよ!
磯ではなく飯だった!!
飯野知好です。
「もじゃもじゃペーター」という本の挿絵なども描いています。
どんな髪の毛か、ちょっと見てみて♪

ああ、思い出せて気持ち良かった。
どうもありがとうございました。
Commented by すっとこ at 2018-04-25 06:57 x
あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!

飯野和好ね!
知ってる!
確かにこんなもじゃもじゃたっぷり頭の
子供?みたいなの描いてるね。
耳んとこで2つ分けで結んでたりね。

昔 表参道だったか、通りかかった小さな
画廊で偶然展覧会やってたんで入ったことある!

ああ 誰だか分かって良かったね❣️
Commented by との at 2018-04-25 15:28 x
♪すっとこさん

ありがとうございました🙏
お騒がせしました。