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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

空飛ぶタイヤ -2-

空飛ぶタイヤ

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(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会


一寸の虫にも五分の魂

泣き寝入りはしないぞ

長いものにも巻かれないぞ

諦めないぞ


若い母親が幼い息子と夫を遺して

死んでいったのに企業の論理が優先するのか


いいえ、最後に正義は勝つのです。


150歳にもなりながら

悲劇的な結末は嫌いです。

誰だって思い通りにはならない中

必死で生きているのに

映画まで悲劇では救われません。

努力は報われる、

信念に従って生きる人間は最後に勝つ!


これです!


池井戸作品がベストセラーになるのは

追い詰められた主人公が逆転ホームランを

打ってくれるから。

そして

正義が勝つからでしょう。


ネタバレもここまで言ってしまえば

かえってスッキリするでしょ?


と、あくまでも図々しい管理人であります。


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ストーリー


よく晴れた午後。

車が行き交う公道脇の歩道を

子どもの手をひいて若い母親が歩いている。


何か楽しい話でもしていたのだろう。

にこやかに振り向いた母親に向かって

信じられないものが

青い空を背景にして飛んできた。


反対車線を走る1台のトレーラーの

タイヤが脱輪したのだった。

子どもは無事だったが、母親は即死。


整備不良を疑われた運送会社社長・赤松は

警察に出頭。


港北中央署刑事の高幡らに整備不良を疑われ、

世間やマスコミ、銀行から苛め抜かれる日々。

発注も減り、経営も追い詰められる。


最初は整備士を疑い、首にする赤松だったが、

彼の丁寧な点検項目を見て、

整備の不備はないと確信を持つ。

父の代から勤める専務や妻の支えもあり、

独自の調査に乗り出した赤松。

彼は車両の構造そのものに

欠陥があるのではないかと気づき。

製造元であるホープ自動車へ再調査を要求。


ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田は

再三再四の赤松の要求にうんざりしながらも

同僚の小牧や杉本と調査を続ける内、

社内でひた隠しにされている

思いがけない事実の存在を知る。


その頃、

ホープ銀行の本店営業本部・井崎は

大学時代の友人でもある

週刊潮流の記者・榎本から

グループ会社のホープ自動車について

探りを入れられる。

そして、

その杜撰な経営計画と”噂“を知ることに。


3人がそれぞれの経路から辿り着いた先に

あったのは”リコール隠し“だった。

ホープ自動車が過去にも行っていたそれは

二度と起こしてはならないことだった。


三人三様に辿り着いた驚くべき真実の前に

立ちはだかる巨大組織。

その尖兵であるホープ自動車常務取締役・狩野。


男たちは巨大企業に

どのように立ち向かっていくのだろうか……


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中小企業だからってなめんなよ。

平社員だからって

中間管理職だからって

上の思うままになると思うな。


池井戸作品の面白さはハラハラドキドキ、

うまくいくと見せておいて梯子を外し、

ああ、もうおしまいかと思わせながら

爽快な大団円で

しめくくってくれるところにあります。


いわば現代版水戸黄門でありましょう。


映画を観終わり、

「ああ、面白かった」とニコニコしながら

家路につく。

ああ、幸せ――

これって映画の醍醐味です。



空飛ぶタイヤ

監督/本木克英、脚本/林民雄、原作/池井戸潤(講談社文庫、実業之日本社文庫)、撮影/藤澤順一

出演

長瀬智也/赤松運送社長・赤松徳郎、ディーン・フジオカ/ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太、高橋一生/ホープ銀行本店営業本部・井崎一亮、深田恭子/赤松史絵、笹野高史/赤松運送専務・宮代直吉、岸部一徳/ホープ自動車常務取締役・狩野威、寺脇康文/港北中央署刑事・高幡真治、小池栄子/週刊潮流記者・榎本優子、阿部顕嵐/赤松運送整備士、ムロツヨシ/ホープ自動車車両製造部・小牧重道、中村蒼/ホープ自動車品質保証部・杉本元

615()全国ロードショー

2018年、日本、120分、配給/松竹、http://soratobu-movie.jp/


by Mtonosama | 2018-05-29 08:17 | 映画 | Comments(2)
Commented by ライスケーキ at 2018-05-30 16:14 x
どんなに不正を暴いても、
母親は帰って
来ないんですよね。

第二、第三の犠牲者を
出さないためにも
不正を正すのは大事だけど、
辛いです。

九十歳の女性の死傷事故が
あったけど、
被害者も加害者も辛い。

メーカーには
絶対事故を起こさない車
作って欲しい。
Commented by Mtonosama at 2018-05-31 05:23
♪ライスケーキさん

茅ケ崎の交通事故、被害者はもちろん90歳の彼女自身もまたその家族にとっても地獄ですね。

「膝が悪いから、車は手放せない」と言ったというニュースを聞きましたが、
それに対して何か打つ手はありそうな気はするのですがねえ。
チャリ子とのお付き合いが長くなった管理人も歳を考えないといけませんわ。
なんたって150歳ですから。