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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

バトル・オブ・ザ・セクシーズ -2- BATTLE OF THE SEXES


バトル・オブ・

ザ・セクシーズ


--


BATTLE OF THE SEXES


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(C)2017Twentieth Century Fox



1973年という年は

男女同権に向けてアメリカが

変わり始めた年でした。

雑誌ミズが創刊され、

議会は男女平等憲法修正条項を承認します。


でも、

女性は自分の名前で

クレジットカードを持つことさえ

まだ難しかった時代。


そんなとき行われたのが

本作の舞台となるテニスの試合でした。

現女性テニスチャンピオンの

ビリー・ジーン・キング

vs

元世界王者のボビー・リッグス。


その試合がそのまま

男女同権論争の公開討論場と

化したかのようでありました。


まあ、本当に映画のようなお話ですが、

さて・・・


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ストーリー

全米女子テニスチャンピオンの

ビリー・ジーン・キングは怒っていた。

全米テニス協会が発表した

次期大会の女子優勝賞金が

男子の1/8だったからだ。


責任者のジャック・クレーマーに

抗議したが、

「観客を呼べるのは男子の試合だ」

との返答。

「ボイコットよ!」と言い返すキング。


ジャーナリストで友人のグラディス・ヘルドマンの

協力も得て”女子テニス協会“を

立ち上げるキング。

資金もなく、全米テニス協会からは

追い出され、不安だらけの船出だった。


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だが、グラディスはすぐに

スポンサーを見つけてきた。

バージニアスリム選手権だ。

選手たちが全米でタバコを

吸うことを条件にフィリップモーリス社が

1年間の資金を負担し、

優勝資金は7000ドル。

全米テニス協会の1500ドルより多い!


1973年、アメリカでは男女平等を

訴える運動が各地で展開されていた。

女子テニス協会もその流れに乗り

宣伝活動に励む。

女子テニス史上初めての

カラフルなウェアをまとい

トーナメントが始まった。


サンディエゴでの試合に勝った日、

一人の女性がキングを訪ねてきた。

記者会見前に髪を切ってくれた美容師

マリリン・バーネットだ。

夫を愛している彼女は

マリリンに心惹かれることに戸惑いながらも

次第に心を奪われていくのだった。


その夜遅く、キングの部屋の電話が鳴る。

電話の主はボビー・リッグス。

かつての世界王者は

「男性至上主義者のブタ対フェミニスト

の対決だ!」とまくしたてる。

55歳になって表舞台から

遠ざかっていたボビーは

隠れて賭け事をしていたことが妻にばれ

離婚の危機を迎えていた。

もう一度脚光を浴び、

妻の愛も取り戻したい――

対戦はそんなボビーが

考えついた窮余の一策だった……


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一線を退いた男が追い詰められた末、

思いついた対戦が全米のみならず世界をも

沸かせた決戦になったのであります。


時代の潮流というものは大したものです。

スポーツ、恋愛、社会、政治を巻き込んで

世の中が音を立てて変わっていくんですから。


アメリカ的なスポーツショーかと思いきや、

同性愛あり、男性優位主義への批判あり、

男女同権への真摯な希求あり、の

時代のミルフィーユみたいな映画でした。


それもとびっきり美味しいミルフィーユでしたよ。



バトル・オブ・セクシーズ

監督/ヴァレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン、脚本/サイモン・ボーフォイ、製作/クリスチャン・コルソン,p.g.a.、ダニー・ボイル,p.g.a.、ロバート・グラフ,p.g.a.、撮影/リヌス・サンドグレン,F.S.F.

出演

エマ・ストーン/ビリー・ジーン・キング、スティーブ・カレル/ボビー・リッグス、アンドレア・ライズブロー/マリリン・バーネット、サラ・シルヴァーマン/グラディス・ヘルドマン、ビル・ブルマン/ジャック・クレイマー、アラン・カミング/カスパート“テッド”・ティンリング、エリザベス・シュー/プリシラ・リッグス、オースティン・ストウェル/ラリー・キング、ナタリー・モラリス/ロージー・カザルス

76日(金)TOHOシネマズシャンテにてロードショー

アメリカ映画、2時間2分、字幕翻訳/岩辺いずみ


by Mtonosama | 2018-06-07 06:05 | 映画 | Comments(5)
Commented by ライスケーキ at 2018-06-07 12:35 x
私もテニスの事
良く知りませんが、
ビリー ジーン キングと言うと、
男まさりのプレーヤーでレスビアンと言う
イメージだけ 覚えています。

それにしても
「選手たちに全米でタバコを吸う事を条件」に
資金援助するなんて、
今では考えられませんね。
Commented by Mtonosama at 2018-06-07 19:29
♪ライスケーキさん

同じく、です。
ちょっと怖い顔をしたテニスにめちゃくちゃ強い人で
レスビアン報道がやたらされていたなあという記憶があります。

でも、彼女とボビー・リッグスとの試合は日本でも話題になったそうです。
「そうです」なんて言うと「私は若すぎて知りませんでした」みたいに聞こえますね(^-^;
Commented by なえ at 2018-06-09 12:51 x
ええっ!?
あのキング夫人のことですか?
こえ~オバハンて印象どした。この「こえ~」は
「恐い」と「強い」のダブルスです。

しかし世の中には体力も精神力も強い人達っているん
どすなあ。その上社会や権利への意識も高い!

この映画は男と女の「性差を超えた戦い」でっか?
わてらの揉め事は女同士の「性差のないオバハンの戦い」「大差のないレベルの低い仁義なき戦い」どすなあ。
先日集まりを持ったのですが、意見を言わない、黙ってるだけ。ブータレてやんの<`ヘ´>
でも「詰め」の決定・確認はしたので、一歩進めたかも。
相手は懲りんタイプなので、油断はできまへん(・_・;)
疲れますわあ(-_-メ)
Commented by Mtonosama at 2018-06-09 15:21
♪なえさん

性差のないオバハンの戦いも厳しいですなあ(^-^;
キング夫人の戦いも厳しいですが、
なえはんの戦いも厳しそう。
身体の方はもう大丈夫ですか?
Commented by すっとこ at 2018-06-10 07:03 x
んんんんんんんんんんんんんんんんんんん?

「ミルフィーユのような」という殿様の
名調子!
・・・とコメ書いてる途中で プツンと
スマホ画面が変わってしまい
途中送信されたのかと 確認するも反映
されておらず

再度トライするも またプツンと途中で
切れてしまい。

今ふうに言えば“心が折れて”夜も明けて
折れた心を再構築です。
きっとキング夫人は 心が折れなかった
人なのでしょうね!日本ではレズビアン
であることの方が大きく喧伝されてた印象
です。

横ですが
なえさん、フレーフレー!
腰は大丈夫でしょうか?