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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

新聞記者 -2-

新聞記者


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©『新聞記者』フィルムパートナーズ



429日、望月記者の講演を

聴いてきた管理人。

ちょっとその内容をご紹介しますね。


20168月末、官邸報道室の

「望月の質問だけは制限したい」

という声を受け、

質問制限や妨害が始まったそうです。

昨年12月、沖縄関連の質問が始まって以降

同記者への妨害がさらに悪化。


記者クラブには望月記者や他の記者に

精神的な圧力をかけ、質問を委縮させるような

貼りだしも行われているとか。


さあ、どんなお話なのでしょうか。




ストーリー

文科省元トップによる

女性スキャンダルが発覚した。

彼は官邸からの圧力で

辞任を余儀なくされたと言われている人物だ。


マスコミは勢い込んで疑惑を報道。

だが、彼の社会的信用を貶めるその情報が

果たして真実なのか。

裏取りも検証も行われはしない。


東都新聞社会部の記者・吉岡エリカは

そんな状況に危機感を覚えつつ、

ニュースを追う日々を送っている。



ある夜、社会部に

「医療系大学新設」に関する極秘公文書が

匿名ファックスで送られてきた。

内部リークか、それとも、誤報誘発の罠か――

上司の陣野から書類を託された吉岡は

調査を開始する。


内閣情報調査室で働く杉原拓海は

外務省から内閣府に出向したエリート官僚。

その信念は国民に尽くすということだ。


だが、彼に課せられた任務は

現政権を維持するための世論コントロール。


文科省元トップのスキャンダルを捏造し、

マスコミやネットを通じて情報を拡散したのも

実は内閣情報調査室だった。


上司の多田内閣参事官は職務のためには

民間人を陥れることなど意に介さない。

もうすぐ子どもが生まれる杉原は

強い疑問を抱きながらも指示をこなしていた。


妻の出産が迫ったある日

杉原は久しぶりに

外務省時代の上司・神崎から誘われる。

新人の杉原に公務員のあり方を

教えてくれた先輩だが、

5年前にある不祥事の責任を

一人で負わされて失脚していた。

楽し気に思い出を語り、酔いつぶれた神崎を

杉原は自宅まで送るのだった。




だが、数日後、

神崎は杉原の携帯に

「俺たちは一体なにを守ってきたのかな」

というメールを送り、

ビルの屋上から投身自殺をしてしまった・・・


一方、取材を続ける中、

神崎に迫っていた吉岡は

その死に衝撃を隠せない。


実は、吉岡の父は

日米両国で活躍したジャーナリストだった。

だが、政府がらみの不正融資について

誤報を流し、責任追及された末、

自死していた。


その経緯に疑いを持つ吉岡は

今も一人で真相を調べている。

実は日本で新聞記者になったのも

それが理由だった。


「神崎こそ情報のリーク元だったのでは?」


吉岡は彼が背負い込んだ重荷についての事実を

知るために、更に取材を続けるのだった。


神崎の死後、杉原もまた

内閣調査室が生前の彼をマークしており、

自分だけが蚊帳の外に

置かれていたことを知る。

神崎は「医療系大学の新設」という

名目のもとで何を強いられていたのか。

神崎が死に追い込まれるリスクを冒してまでも

止めたかったプロジェクトとは一体何か……


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いやあ、のめり込みました。

かつてこんな映画があったでしょうか。


まさに現在進行形の事件を追った映画であり、

権力の恐ろしさに思わず身震いしました。


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映画の中には

文科省元トップのスキャンダルといえば

ああ、あの人か、とピンとくる前川元次官や

元ニューヨークタイムズの支局長で

「メディアがこの時代と充分戦う

体制ができていない」

と発言したマーティン・ファクラー氏、

望月衣塑子記者もどこかに出てくるので

探してくださいね。


「会見は、政府のためでも

メディアのためでもなく

国民の知る権利のために」


映画だからこそできた

ものすごい訴求力です。


国民はボヤっとしていられません。



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☆6月25日に更新しました。

いつも応援して下さってありがとうございます♡


新聞記者

監督/藤井道人、原案/望月衣塑子「新聞記者」(角川新書版)、河村光庸、脚本/詩森ろば、高石明彦、藤井道人、企画・製作/河村光庸、エグゼクティヴ・プロデューサー/河村光庸、岡本東郎、撮影/今村圭佑、音楽/岩代太郎

出演

シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司

628()新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー

2019年、日本、カラー、113



by Mtonosama | 2019-06-25 06:50 | 映画 | Comments(2)
Commented by すっとこ at 2019-06-26 23:31 x
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

凄い映画のようですね!
「誤報を誘発するリーク(もどき)」も
ある世界なのですね。

そういえば フライング気味の記事も
過去にはありましたっけ。

サンゴに自分でキズつけといて
「こんな酷いことを誰が」と大々的に
発表した新聞社もありましたっけ。

結局は個人個人の資質なのですよね。

しかし閉め出された女性記者の件を
映画にした関係者の勇気に拍手です!

これをもってしても
今の政権にはカエルの面に⚫️❌かも
知れませんが・・・涙。

涙を拭いつつ ポチクリ❣️


Commented by Mtonosama at 2019-06-27 06:40
♪すっとこさん

いや、これは必見映画です。

TV、新聞、雑誌が忖度ま
みれの中でよくこの時期に本作を打ち出しくれました。拍手、拍手です。
カエルの面に○○を思いっきりひっかけてやりましょうぞ。
今日もポチクリありがとうございます。

by Mtonosama