ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

ヴィクトリア女王

最期の秘密


-1-


Victoria& Abdul


f0165567_05572123.jpg

(C)2018 Focus Features. A Comcast Company.



ヴィクトリア女王というと

英国の繁栄期に君臨した王様。


福々しい顔と身体のお方という印象です。

だから、今回2度目のヴィクトリア女王を

演じるジュディ・デンチは適役中の適役。


彼女、1934129日生まれですから、

今年85歳を迎えるのですね。



1957年『ハムレット』オフィーリア役で

デビュー。

ローレンス・オリヴィエ賞を

史上最多となる8度も受賞した女優ですし、

その貫禄といい、演技力といい、

女王を演じるのはこの方をおいて

他にはいないでしょう。


今年はヴィクトリア女王生誕200年の年。

陽が沈むことのない国と言われた

大英帝国の最盛期に63年もの間、

君臨した女王の人生を覗いてみましょう。


1819524

ケント公エドワードの長女として誕生。

183718歳で女王に即位。

1840、アルバートと結婚。


(イケメン好みの女王は知的でハンサムな

アルバートに一目惚れし、自らプロポーズ。

結婚式では当時珍しかった白いドレスを着用。

それ以後、純白のウェディングドレスが

広まる)


アヘン戦争勃発。

1854、英国クリミア戦争に参戦。

1856、パリ条約でクリミア戦争終結。

アロー戦争(~1860年)

1857、インドで大反乱。

1858、英国がインドを直接統治。

1861、夫・アルバート死去。


(四男五女をなした最愛の夫が亡くなると、

10年間、公の場所から姿を消し、

その後40年間喪服で過ごした。

その為、喪服に合うジュエリーが発展)


1876、インド女帝の称号を得る。

1887、即位50周年記念祝典

アブドゥル・カリムを使用人として雇う。

1888年、アブドゥル・カリムを

ムンシへ格上げするよう指示

1897年、即位60周年記念式典

1901122日、

ヴィクトリア女王81歳で死去。


637ヶ月と歴代最長を誇っていた在位期間は

2015年にエリザベス2世に破られましたが、

肌の色や階級、信仰への偏見の無さで知られ、

イケメンや美人、美しい伝統衣装に

夢中になるという

案外人間的で今風な女王様でした。



本作の舞台になるのは

1887年の英国。


ヴィクトリア女王の即位50周年記念式典に

英国領インドからやってきた

ハンサムなインドの若者と

女王との出会い。


最愛の夫を亡くし、

喪服に身を包んできた女王の中で

何かが変わります。



監督は『クィーン』(06)で監督賞を始め、

アカデミー賞6部門にノミネートされ、

エリザベス女王を演じたヘレン・メリルに

オスカーをもたらした

スティーヴン・フリアーズ。


ジュディ・デンチとも

『ヘンダーソン夫人の贈り物』(05)

『あなたを抱きしめる日まで』(12)

組んでいます。


脚本は『リトル・ダンサー』のリー・ホール、

撮影は『英国王のスピーチ』の

ダニー・コーエンという

錚々たるスタッフが集まりました。


また、女王お気に入りの離宮

「オズボーンハウス」で初めて撮影を敢行。


見どころタップリ!


豪華絢爛なスクリーンにも目を奪われますが、

本作の原作者シュラバニ・バスが

女王とアブドゥルとの関係に迫った著書

Victoria & Abdul:The True Storyof the Queens‘sClosest Confidant”

2010年に発表されたこの原作に基づいたお話には

是非とも注目してください。


さあ、一体どんなお話なのでしょう。

続きは次回まで乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪

↓↓↓↓↓


にほんブログ村

☆2019年1月16日に更新しました。

いつも応援してくださってありがとうございます☆


ヴィクトリア女王

監督/スティーヴン・フリアーズ、脚本/リー・ホール、プロデューサー/ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ビーバン・キドロン、トレイシー・シーウォード、原作/シュラバニ・バス、撮影/ダニー・コーエン(BSC

出演

ジュディ・デンチ/ヴィクトリア女王、アリ・ファザル/アブドゥル・カリム、エディ・イザード/バーティ、アディール・アクタル/モハメド

2019125()よりBunkamuraル・シネマ他全国ロードショー

2017年、イギリス・アメリカ、112分、カラー、配給/ビターズ・エンド、パルコ




# by Mtonosama | 2019-01-16 06:07 | 映画 | Comments(2)

未来を

乗り換えた男

-2-


TRANSIT


f0165567_06060947.jpg
      (C)2018 SCHRAMM FILM / NEON / ZDF / ARTE/ ARTE France Cinéma



ドイツには

ホロコーストという

悪夢のような時代がありました。


この歴史をなおざりにすることはできません。


ペッツォルト監督はこれまで

その時代、波乱に満ちた人生を送る男女を

主人公として登場させてきました。


本作で主人公はマルセイユで

別人になりすますことによって

新しい未来へ乗り換えようとしますが・・・




ストーリー

パトカーのサイレンが鳴り響く現代のパリ。

ドイツ人青年ゲオルグは祖国を逃れて

パリにやってきたが、この街も

ドイツ軍の占領下に置かれようとしていた。


そんな中、ゲオルグはホテルに潜伏中の

ドイツ人亡命作家ヴァイデルへの手紙を

友人から託される。

だが、既に

彼はホテルのバスルームで

自ら命を絶っていた。


ホテルの主人から遺品を委ねられたゲオルグは

重傷のレジスタンス仲間ハインツを連れて

列車でパリを脱出。


未だ平穏を保っているマルセイユへと向かった。

ゲオルグは車中でハインツを看病しながら

ヴァイデルの遺品を確かめる。


そこにあったのは

メキシコ領事館からの招待状と

ヴァイデルの妻からの2通の手紙。


手紙には

「私を待たないで。別れましょう」

「今すぐ会いたい。マルセイユまで来て」

マリーと署名されたその手紙の内容は

全く相反するものだった。


マルセイユに到着した時、

ハインツは息絶えた。

ゲオルグは場末の小さなホテルに部屋を取り、

翌日メキシコ領事館へ向かう。


領事館は国外脱出を望み、

ビザとチケットを求める人々で

ごった返していた。


ゲオルグはヴァイデルの遺品を渡し、

謝礼をもらうために領事館を訪れたのだが、

彼をヴァイデルだと勘違いした領事は

ヴァイデルのビザと小切手を

ゲオルグに支給するのだった。


そのままヴァイデルになりすますゲオルグ。

3週間後に出向する船で

メキシコへ行くことを決めたのだが……


f0165567_06140251.jpg


最近、明るくてテンポの良いドイツ映画が続き、

ドイツ映画も変わったなぁと

感慨に浸っていましたが、

ところがどっこい、本作は重厚、深刻。


往年のドイツ映画を彷彿させる作品であります。

「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と

一発どやされた感じでした。


しかし、折々、彼の前に現れる謎めいた女。

夫を捨てた過去に縛られるマリーが登場し、

とてもサスペンスフルな展開が

待ち受けています。


それにしても、ナチの迫害と

祖国を後にせざるを得ない難民の現状を

重ね合わせる構造と着眼には驚きました。


映画の中には

続々と押し寄せるアフリカやシリアからの

難民の映像は登場しません。


でも、祖国を捨てて退路を断ち、

安全と安心を求めて彷徨う彼らは

ファシズムから逃げるゲオルグと

イコールだったのですね。


マルセイユの明るい街並みと海が

ストーリーの孕む影の部分を際立たせます。


ボーッと生きてた自分を新年早々

思い知らされた映画でした。



今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪

↓↓↓↓↓


にほんブログ村

☆2019年1月13日に更新しました。

いつも応援してくださってありがとうございます☆


未来を乗り換えた男

監督・脚本/クリスティアン・ペッツォルト、原作/アンナ・ゼーガーズ著「トランジット」、撮影/ハンス・フロム、音楽/シュテファン・ヴィル、プロデューサー/フロリアン・ケルナー・フォン・グストフ、ミヒャエル・ヴェーバー

出演

フランツ・ロゴフスキ/ゲオルク、パウラ・べーア/マリー、ゴーデハート・ギーズ/リヒャルト、リリエン・バッドマン/ドリス、マリアム・ザレー/メリッサ、バルバラ・アウア/犬を連れた女、ナレーター:マティアス・ブラント/バーテンダー、アレックス・ブレンデミュール/メキシコ領事、トリスタン・ビュッター/アメリカ領事

2019112日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

2018年、ドイツ・フランス合作、102分、日本語字幕/吉川美奈子、配給/アルバトロス・フィルム



# by Mtonosama | 2019-01-13 06:25 | 映画 | Comments(4)

未来を


乗り換えた男

-1-


TRANSIT


f0165567_05283671.jpg


(C)2018 SCHRAMMFILM / NEON / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma



「一個の妖怪がヨーロッパを徘徊している」

これは有名な「共産党宣言」の冒頭の言葉です。


とはいえ、今回上映する本作は

共産主義の映画ではありません。


では、何の映画でしょうか?


祖国を逃げ出し、ヨーロッパを徘徊する

難民たちの映画なんです。

いえ、シリアやアフリカからの難民が

主人公ではないんですよ。


f0165567_05294694.jpg


本作の舞台は現代のフランス。

マルセイユ。

逃げているのはゲオルグ。

元レジスタンスのドイツ人。

何から逃げているのか、というと

祖国ドイツを吹き荒れるファシズムからです。


え?

現代が舞台なのに

ファシズムが吹き荒れているって

どーいうこと?


ゲオルグは

どこへ逃げるの?



1942年ドイツ人作家アンナ・ゼーガーズが

亡命先のマルセイユで執筆した

小説「トランジット」を現代に置き換えて

クリスティアン・ペッツォルト監督が

映画化したのが

本作『未来を乗り換えた男』。


戦時中のユダヤ人の悲劇と

祖国を追われた難民の問題が深刻化する

ヨーロッパの今の状況を

重ね合わせた作品なんです。


70数年前の史実を現代に置き換えた映画ですが、

実は

現代に生きる管理人には

その置き換えがなかなか難しかったです。


だって、ファシズムは過去の出来事だと

この頭の中には摺り込まれていますから。


現代の服装をした登場人物がナチから

必死に逃げているシーンを

目の前で見せられていても

心も頭も「認めたくない」と言い張り、

受け入れ難かったのです。


でも、この主人公を難民に置き換えれば

ああ、そうなのか、と納得できます。


ペッツォルト監督が現代のマルセイユを舞台に

戦時中のあの恐ろしい出来事を想起させる

ストーリーを通して描こうとしたのは

故郷も家もアイデンティティもなくした人々の

退路も進路もない逃避行だったのです。


f0165567_05330228.jpg


クリスティアン・ペッツォルト監督

1960年ドイツ、ヒルデン生まれ。

ベルリン自由大学でドイツ哲学と演劇を学び、

ドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で

映画制作を学んだ。

2012年『東ベルリンから来た女』で

https://mtonosama.exblog.jp/18333997/

https://mtonosama.exblog.jp/18342298/

ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。


いや、ペッツォルト監督、

なかなかの野心作です。

過去から現代への頭の切り替えは

ちょっと大変でしたけどね。


この映画の原作「トランジット」を書いた

アンナ・ゼーガーズもご紹介します。


アンナ・ゼーガーズ

1900年ドイツ、マインツ生まれ。

ハイデルベルク大学で

美術史・中国史の博士号を取得。

1925年亡命ハンガリー人と結婚し、ベルリンへ。

1927年以降、小説を発表。

1928年にドイツ共産党入党。

1933年ナチスが政権を取り、逮捕されるが、

ハンガリー国籍であったため釈放される。

だが、作品はドイツでは発禁に。

警察監視下に置かれながら、スイスに逃げ、

その後、フランスへと逃亡。

1940年「トランジット」執筆を開始。

ナチス勢力がフランスに及ぶと

ナチ占領下のパリに隠れ住み、

非占領地域だったマルセイユへ脱出。

1941年アメリカ作家連盟の援助で

マルセイユからメキシコへ亡命。

1943年「トランジット」脱稿。

1947年帰国。

ブレヒト夫妻の元に身を寄せた後、

西ベルリンに居を構えたが、

1950年東ベルリンに移る。

1983年に死去(83歳)。


はぁ~、

いつも思うのですが、

この時代を生きた人の人生は本当に大変です。


さあ、一体どんなお話なのでしょう。

続きは次回まで乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪

↓↓↓↓↓


にほんブログ村

☆2019年1月10日に更新しました。

いつも応援して下さってありがとうございます☆


未来を乗り換えた男

監督・脚本/クリスティアン・ペッツォルト、原作/アンナ・ゼーガーズ著「トランジット」、撮影/ハンス・フロム、音楽/シュテファン・ヴィル、プロデューサー/フロリアン・ケルナー・フォン・グストフ、ミヒャエル・ヴェーバー

出演

フランツ・ロゴフスキ/ゲオルク、パウラ・べーア/マリー、ゴーデハート・ギーズ/リヒャルト、リリエン・バッドマン/ドリス、マリアム・ザレー/メリッサ、バルバラ・アウア/犬を連れた女、ナレーター:マティアス・ブラント/バーテンダー、アレックス・ブレンデミュール/メキシコ領事、トリスタン・ビュッター/アメリカ領事

2019112日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

2018年、ドイツ・フランス合作、102分、日本語字幕/吉川美奈子、配給/アルバトロス・フィルム



# by Mtonosama | 2019-01-10 05:37 | 映画 | Comments(4)

マイ・

ジェネレーション


ロンドンをぶっとばせ!


-2-


MY GENERATION


f0165567_05383131.jpg

(C)Raymi Hero Productions2017



1960年代後半

ロンドンだけでなく世界で

そして、

音楽だけでなく、アートでも、政治活動でも

若者たちがムーブメントの中心にいた時代です。


1945年終戦

戦争を生き抜いた父も母もまだ若く

赤ちゃんもたくさん生まれました。

60年代はその子たちが成長して迎えた時代です。

ベビーブーマー、団塊の世代――


全人口の約半分を25歳以下が占めていました。

今さらながら、すごい時代でしたね。


ストーリー

かつて英国では

労働者階級は一人前の人間として

扱ってもらえなかった。


60年代に入ると

初めて若い労働者階級が声を上げる。

俳優のマイケル・ケインもその一人だった。

父は魚市場の運搬人、母は掃除婦。

10歳の時、芝居に出演し、俳優を志す。


60年代にビートルズが現れ、

階級の壁が打ち破られた。

ローリング・ストーンも、ザ・フーも。

ザ・フーのロジャー・ドールトリーは語る。

60年代は若者が初めて時代を

創る可能性を持っていた」


劇団のメンバーとして細々と活動していた

マイケルだが、

ハンフリー・ボガードの映画

『ケインズ号の叛乱』から

マイケル・ケインという芸名になり

『ズール戦争』(64)に出演。

階級に偏見を持たないアメリカ人監督は

彼に上流階級の将校役を演じさせる。

英国の階級観は綻び始め、

マイケルも俳優として注目される。


ポール・マッカートニーは言う。

「世間は才能ある労働者階級が

いることに気づいた。それは革命だった」

若者たちはロンドンに集まる。

「タイム」誌はロンドン特集を組み、

マリー・クヮントは

「スカート丈を誰も見たことが無い程

短くしたわ」と語る。

ミニスカートとピルが現れ、

女性の解放も進んだ。


デイヴィッド・ベイリーのようなカメラマンも

新しい時代を切り拓いた。

モデルの世界にも変化が訪れる。

「ヴォーグ」誌は訛りのあるモデルを

排除していたが、ツィギーは

コックニー訛りで話す初めてのモデルとなる。


英国の成功者たちはアメリカを目指し、

音楽、映画、文学、ファッション、アート等

様々な分野で“イギリスの侵略”と呼ばれた。

スポーツでも66年のFIFAワールドカップで

英国が優勝トロフィーを獲得。


だが、

そんな英国の若者文化に不穏な影――

60年代後半から

LSD等の薬物使用が問題化したのだ。

最初に逮捕されたのはドノヴァンだった。

ローリング・ストーンズの

キース・リチャーズも家宅捜索され、

ミック・ジャガーは有罪判決を受ける。

ミックの恋人で女優、歌手の

マリアンヌ・フェイスフルも薬物中毒で

昏睡状態に陥る事態に。

69年、ストーンズのブライアン・ジョーンズは

薬物中毒で死亡。


ビートルズは

ジョンとメンバーとの不仲がささやかれ、

70年には解散。


マイケル・ケインは言う。

「特別なものが終るのを感じた。

60年代を振り返り、何よりも心を打つのは

初めて若者によって未来が作られたことだ。

間違いもなく私たちの時代であり、

人生最良の時であった」……



ああ、なんかため息が出ます。

歳をとったなぁ――


でも、マイケルは言います。

「若さとは年齢じゃない。心のあり方だ」


そうですね。

本作を懐かしのメロディとするかどうかは

心の持ち方次第。

新年だし、頑張って前を向いていかなきゃ。




今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪

↓↓↓↓↓


にほんブログ村

☆2019年1月7日に更新しました。

いつも応援して下さってありがとうございます☆


マイ・ジェネレーション

監督/デイヴィッド・バッティ、プレゼンター・プロデューサー/マイケル・ケイン、脚本・プロデューサー/ディック・クレメント&イアン・ラフレネー、プロデューサー/サイモン・フラー、フーラ・クローニン・オライリー、製作総指揮/ジェイムス・クレイトン

出演

マイケル・ケイン、デイヴィッド・ベイリー、ジョーン・コリンズ、ロジャー・ドールトリー、ドノヴァン、ダドリー・エドワーズ、マリアンヌ・フェイスフル、バーバラ・フラニスキ、ポール・マッカートニー、テリー・オニール、デイヴィッド・パットナム、メアリー・クワント、ミム・スカラ、サンディ・ショウ、ペネロピ・トゥリー、ツィギー、ローリング・ストーンズ

201915()よりBunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー

2018年、イギリス、カラー(一部モノクロ)、85分、英語、日本語字幕/野崎文子、字幕監修/ピーター・バラカン、配給/東北新社、STARCHANNEL MOVIES




# by Mtonosama | 2019-01-07 05:43 | 映画 | Comments(6)

マイ・

ジェネレーション


ロンドンをぶっとばせ!


--


MY GENERATION


f0165567_05275383.jpg

(C)Raymi Hero Productions2017



ちょっとキャストをご覧いただけますか?

よ~く知っている名前もあれば

あまりよく知らない

あるいは

どれもこれも知らないよ

という名前もあると思います。

ま、

そこがマイ・ジェネレーションってこと?


70年代がマイ・ジェネレーション

という方もあれば

いや、80年代でしょ、

いやいや90年代よ、

という方もありますからね。


でも、キャストの中には

00年代がマイ・ジェネレーション

という人だって知っている人物がいます。

ポール・マッカトニー、

ローリング・ストーンズ。

さあ、どうだ!

彼らなんて半世紀経っても現役です。


管理人なんて

ツィギーだって、マリー・クヮントだって

知っていますよ。

「え、おまえは150歳だからだろ」って?

は、はい…


ま、いいじゃないですか。

年齢のあばき合いは止めましょうぜ。


f0165567_05294964.jpg


1945年に第二次世界大戦が終わって15年。

1960年って、

戦争が終って僅か15年しか

経っていないのに一気に新しい時代に

突入しちゃっていますね。


そんな60年代を音楽とファッションで

ドキュメントした本作が、当試写室、

2019年のオープニング作品になります。


そんな60年代へのタイムトリップのガイド役は

『ハンナとその姉妹』

『サイダーハウス・ルール』で

2度のアカデミー賞を受賞し、

『バットマン』シリーズ等でも活躍する

イギリスの名優マイケル・ケイン。


彼を育んだ60年代のロンドンの

新鮮な輝きに圧倒されてください。


マイケル・ケインは本作の製作総指揮も担当。

彼自身が出演した60年代の作品や

TVインタビュー番組などの若き日の映像と

現在の映像を交互に出すことで

時代は滅びないけど人は老いる、なんていう

ちょっと寂しいものも感じさせてくれます。


とはいえ

60年代のカルチャー・アイコンともいうべき

人々がたくさん登場しますよ。

ポールでしょ、ミック・ジャガーでしょ、

ザ・フーのロジャー・ドールトリーでしょ、

女優で歌手のマリアンヌ・フェイスフル、

モデルのツィギー、

そして、

ミニスカートを世に送り出した

マリー・クヮント、

カリスマ的なカメラマンの

ディヴィッド・ベイリー。


彼らを取材し、

現在の映像ではなく、あの頃の姿に

現在の声をかぶせることによって

60年代を現在の潮流として

感じさせてくれますよ。

他にも、ジョン・レノン、デヴィッド・ボウイ、

ヴィダル・サスーン、

デヴィッド・ホックニー等の

アーカイブ映像もあります。


マイケル・ケインは60年代のことを

「英国史において初めて

若い労働者階級が声を上げた時代」

と言っています。


自身もクイーンズ・イングリッシュではなく

コックニー訛りで話す労働者階級の出身ですしね。


本作からは時代をリードした人々の

コメントを通じて、

音楽、映画、ファッション、アートの

新しい発信地だった

ロンドンの魅力が伝わってきます。


f0165567_05312630.jpg


タイトルの『マイ・ジェネレーション』は

ザ・フーの大ヒット曲から取られていますが、

作中には

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、

アニマルズ、キンクス、クリーム等も

流れてきます。


実は、昔、

両親が懐かしのメロディみたいなものを

観たり聴いたりしていると

「なんかなぁ」とその場を離れたものです。


2000年代生まれの人にとっては

本作もそうなのかな、

とちょっと気にはなるのですが…


いや、良いものは良いのだ!


さあ、どんな映画なのでしょうか。

続きは次回まで乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪

↓↓↓↓↓


にほんブログ村

☆2019年1月4日に更新しました。

いつも応援して下さってありがとうございます☆


マイ・ジェネレーション

監督/デイヴィッド・バッティ、プレゼンター・プロデューサー/マイケル・ケイン、脚本・プロデューサー/ディック・クレメント&イアン・ラフレネー、プロデューサー/サイモン・フラー、フーラ・クローニン・オライリー、製作総指揮/ジェイムス・クレイトン

出演

マイケル・ケイン、デイヴィッド・ベイリー、ジョーン・コリンズ、ロジャー・ドールトリー、ドノヴァン、ダドリー・エドワーズ、マリアンヌ・フェイスフル、バーバラ・フラニスキ、ポール・マッカートニー、テリー・オニール、デイヴィッド・パットナム、メアリー・クワント、ミム・スカラ、サンディ・ショウ、ペネロピ・トゥリー、ツィギー、ローリング・ストーンズ

201915()よりBunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー

2018年、イギリス、カラー(一部モノクロ)、85分、英語、日本語字幕/野崎文子、字幕監修/ピーター・バラカン、配給/東北新社、STARCHANNEL MOVIES




# by Mtonosama | 2019-01-04 05:37 | 映画 | Comments(4)