ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!


2017 BEST10 of
殿様の試写室 


-3-

f0165567_5421510.jpg


さて、今日から
いよいよBEST3に突入です。
とがった映画や
何かを厳しく追及する映画も
いいのですが、
やはりほのぼのする作品が
2017年の終わりには
ふさわしいかもしれません。
では、第3位いきます。


3位
はじまりの街

La Vita Possibile

f0165567_5451877.jpg


13歳の息子を連れて
住み慣れたローマから旅立つ母。
でも、楽し気な様子には見えません。
そう
主人公は夫のDVから逃れ
思春期の息子と共に
見知らぬ土地トリノへ
向かう途中なのです。

家族をテーマに
社会的弱者に寄り添った作品を
撮り続けてきた
イタリア人監督
イヴァーノ・デ・マッテオ監督の作品。

夫の暴力によって
身も心も傷ついた中年女性が
再生する物語です。

人間ってひとりじゃないな
ってことを改めて感じさせてくれる映画でした。

当試写室では10月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/28233829/
http://mtonosama.exblog.jp/28260531/





今日もポチッとお願いできれば嬉しゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆12月29日に更新しました。押し迫ってきましたね。皆さま御身大切に☆
# by Mtonosama | 2017-12-29 05:50 | 映画 | Comments(6)

2017 BEST 10 of
殿様の試写室


-2-


f0165567_739273.jpg


さて、年末恒例のBEST10。
熱海・貫一お宮像の
貫一の頭も欠けていますし、
前回は黒枠付きのお話ばかりに
なってしまいました。

過ぎた日々を振り返り、
かつ
来るべき年を見据えながら、
今日は6位から4位まで、
行きます。


6位
網に囚われた男

The Net


f0165567_7405495.jpg

最近、
北朝鮮からの漁船が多数漂着しています。
本作はまさに今の状況を
予言しているような映画でした。

漁船のモーターが故障し、
国境線を超えてしまった
北朝鮮の平凡な漁師の身に
ふりかかった運命。

分断された半島の悲劇を抉り出した
キム・ギドク監督、渾身の一作です。

ほぼ一年前の作品ですが、
未だに震えがきます。

当試写室では1月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/27417109/
http://mtonosama.exblog.jp/27425820/



5位
ドリーム

Hidden Figures

f0165567_744591.jpg

元気の出る映画でした。
1960年代
東西冷戦下、アメリカは有人宇宙計画を推進。
ソ連との間で激しいつばぜり合い。
このアメリカの計画に
多大な貢献を果たした黒人女性数学者達。
知られざるヒロインたちに
スポットライトを当てた感動作です。

人種差別、男女差別に直面しつつも
素晴らしい頭脳と数学力で
突き進んでいった女性たちの
実話を基にした作品です。

当試写室では9月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/28158959/
http://mtonosama.exblog.jp/28166776/



4位
マンチェスター・バイ・ザ・シー

Manchester by the Sea


f0165567_7465436.jpg

ボストン近郊のリゾート地
マンチェスター・バイ・ザ・シーを
舞台に繰り広げられる
叔父と甥、兄と弟、父と子、
そして
弟家族の物語。

灰色の空と海に
海鳥の鳴く声が寂しげに響く――

暗く、寒く、寂しい
冬枯れの景色の中で
いろいろな家族の在り方を
考えさせられる秀作でした。

当試写室では5月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/27769885/
http://mtonosama.exblog.jp/27777900/



今日もポチッとお願いできれば嬉しゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆12月28日に更新しました。お忙しい中応援して下さりありがとうございます☆
# by Mtonosama | 2017-12-28 07:51 | 映画 | Comments(6)

2017 BEST 10 of
殿様の試写室

-1-

f0165567_5462923.jpg


もう2017年もおしまいです。

なんか歳を重ねるほど
月日の流れが速いと
思いませんか?

当試写室管理人にとって
今年は
大事な人たちを
見送った年でした。

3月には
大学の先輩が
雪山で遭難しました。
当試写室で上映した
『三里塚のイカロス』にも
http://mtonosama.exblog.jp/28050528/
http://mtonosama.exblog.jp/28067697/

出演した先輩です。

f0165567_548876.jpg


彼は残念ながら
本作を観ることはできず、
遭難現場には
リュックサックが発見されただけでした。

6月には
大学時代からの親友が
厳しい闘病生活を送り
亡くなりました。
彼女が「ラインなら読めるよ」
と言うから、スマホに変えましたが、
それにも次第に返信が来なくなり、
既読だけになり、
既読にもならない日が3日続いた日、
彼女の夫から電話がありました。
遺言でお葬式もなかったので
実はまだ亡くなった気がしません。

11月には
両親亡き後、
故郷に帰ると
いつも泊めてくれていた
伯母が亡くなりました。

心がボキボキ音を立てて
折れていきますが、
それでも前を向いて
歩きますわ。

さあ、そんな2017年の
BEST10
10位から7位まで
いきます!


10位

ノーエスケープ
自由への国境

DESIERTO

f0165567_5513271.jpg

トランプ大統領の壁発言の頃の上映ですが、
政治批判的な映画ではありませんでした。
トラックに乗って
米墨国境を越えようとした
15人の移民たちを
執拗に追跡する襲撃者。

アドレナリンがブシューッと噴出する
手に汗握るサバイバル・エンタテインメントでした。

当試写室では4月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/27754578/
http://mtonosama.exblog.jp/27762440/



9位

ラ・ラ・ランド
LA LA LAND

f0165567_5535623.jpg

久々に目も耳も楽しめる
ミュージカル映画でした。

なんたって冒頭のシーンに
がっつり掴まれました。

渋滞のハイウェイ。
イライラ
イライラ
それがリズムを刻み始めたと思ったら、
いきなりの群舞ですからね。

『ウェスト・サイド物語』にしたって
なんたってミュージカルは群舞でしょう。

こればっかりは観ていただくしかありません。

当試写室では2月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/27571299/ 
http://mtonosama.exblog.jp/27579989/



8位
ヒトラーに
屈しなかった国王


Kongens nei

f0165567_5571331.jpg

つい先日上映したばかりではありますが、
エリック・ポッペ監督も来日したことですし、
天皇生前退位も話題の昨今でありますので、
ノルウェーの歴史、あるいは
国王の選択というより
一人の老人の決断と人生を描いた作品
として
8位に選びました。

当試写室では12月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/28829875/
http://mtonosama.exblog.jp/28847446/



7位

未来に花束を
Suffragette

f0165567_5591379.jpg

良い映画でした。
観終わった後、昂揚感に
包まれたことを記憶しています。

オリジナルタイトルの“Suffragette”は
女性の参政権を求める活動家の
蔑称として生まれた言葉。
今では女性運動を指す言葉として
定着しています。

本作の舞台である約100年前のロンドン。
女性の参政権運動が先鋭化してきた
時代を生きた
貧しい女性労働者を描いた映画。

当試写室では1月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/27435188/
http://mtonosama.exblog.jp/27443954/




今日もポチッとお願いできれば嬉しゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆12月27日に更新しました。今年も1年応援してくださってありがとうございました☆

# by Mtonosama | 2017-12-27 06:06 | 映画 | Comments(4)

三毛猫ひかちゃん
-63-


あたし、ひかちゃん。

f0165567_541339.jpg

さて、今月のお言葉よ。
「過去と相手は変えられないが、
未来と自分は変えられる」

う~ん、
未来と自分は変えられる・・・

そうね、
信ずるものは救われる、だわ。

f0165567_5421635.jpg

お見苦しいモノを
お見せしてごめんなさい。

あのね、
これ夫の人なんだけどね、
しつっこいのよ。

あたしがお外を見てるとき
いきなりつかまえようとしたのね。

でも、動作が緩慢だから
エイッ!て手をすり抜けたの。

その時、あたしの後ろ脚の爪で
ひっかかれたって大騒ぎなのよ。

f0165567_5435294.jpg

普段はこうやって
飼い主の孫の手でまったりよ。

f0165567_5564335.jpg

(おっかしいわね。なんでこの狛犬さん、逆さまなの?あ、また飼い主ね(怒))

ぶっとい脚をした狛犬さん。
こんな脚で蹴られたら
夫の人も
頬の傷くらいじゃすまないわよね。
この狛犬さんたちは
鶴が丘八幡宮に向かう
段葛の前で大切なお仕事してるんだって。

f0165567_633100.jpg

そうそう、
なんで狛犬さんがいるかっていうとね、
飼い主の年長のお友達が
鎌倉でお惣菜屋さんを開店したの。

あ、年長のお友達って
いうと怒られるんだって。
そうよ、飼い主が150歳なら、
年長のお友達はいくつになるのよねぇ。

レンコンとゴボウとバラ肉の
お煮つけが本当に
美味しかったって。

f0165567_5465994.jpg

その間、
あたしはいつもの場所でお留守番。

f0165567_5484269.jpg

ん?

f0165567_5502555.jpg

ふにゃにゃ!?

f0165567_5513762.jpg

なんでもなかったわ。
またグルーミングに励まなくっちゃ。

押し詰まってきたわね。
飼い主は
お正月の準備もお掃除も
何もしないって開き直ってるわ。

皆さんも無理しないでね。

ひかり


今日もポチッとお願いよ。ひか♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆12月26日に更新しました。皆さまは良いクリスマスをお過ごしでしたか?飼い主☆
# by Mtonosama | 2017-12-26 06:04 | 映画 | Comments(4)

わたしは、幸福(フェリシテ)
-2-

Felicite

f0165567_5433840.jpg

(C)ANDOLFI - GRANIT FILMS - CINEKAP - NEED PRODUCTIONS - KATUH STUDIO - SCHORTCUT FILMS / 2017


本作の舞台キンシャサは
コンゴ民主共和国の首都。
人口1000万人を超える
アフリカ有数の大都市です。
コンゴ河下流にあり、
対岸にはコンゴ共和国の首都
ブラザヴィルがあります。

フランス語圏の都市としては
パリに次ぐ世界で2番目の人口。

現在の人口増加が続けば
2020年には
フランス語圏最大の都市になる
と言われています。

映画は
まだまだインフラなどは
整ってはいないものの、
活気ある店舗や
人々の様子を映し出しています。

知らない土地をスクリーン上に
観るのは映画の醍醐味です。

f0165567_5532970.jpg

ストーリー
フェリシテはバーで歌って
生計を立てている。
その店の常連タブーは
彼女に好意を抱いている。

ある朝、
フェリシテの家の冷蔵庫が壊れた。
修理屋としてやってきたのはタブー。
彼が言うには
冷蔵庫のファンが
故障の原因だそうだ。
修理が続くので、
彼女は仕方なく
新品を買うことに決める。
しぶしぶタブーに金を渡し、
新しい冷蔵庫を頼む。

その日、
病院から電話が。

一人息子のサモが交通事故に
遭ったという。
急いで病院に駆けつけると
サモは虚ろな目をして
大部屋のベッドに。

彼は左足を骨折しており、
手術代と治療費で
100万コンゴ・フラン
(約18万5千円)が必要だ。

しかも前金だという。
まずは薬を買うように言われる。
疲れ果てた様子のフェリシテを
見かねて年配の女が
薬を買ってきてあげると
声をかけてくれた。
お金を渡すフェリシテ。
だが、女は金を持ったまま
消えてしまった。

なんとしても金が必要なフェリシテ。

バーでは
タブーが彼女のために
客から金を集める。
バンドメンバーも協力する。

翌朝
フェリシテが目を覚ますと
タブーが冷蔵庫の修理をしていた。
テーブルの上には金。
新しい冷蔵庫を買うため、
彼に渡した金を
手術代の足しになるように
返してくれたのだ。

フェリシテは叔母を訪ねる。
叔母は、
「お前は一度死んだが
棺の中で蘇り、
それで祝福と幸福を意味する
フェリシテという名前に
変えたのだ」
と話し、手術代を少しくれる。

散々な苦労をして集めた金を
病院へ持っていくが、
まだまだ足りない。
フェリシテは別れた夫にも会うが、
自分を捨てた彼女を恨んでいる夫は
無慈悲に追い返す。

フェリシテは見ず知らずの
土地の有力者の家にも行き、
金をもらおうとするが、
追い出される。
しかし、必死にすがるフェリシテの様子に
「二度と来るな」と言いつつ
金を渡してくれた。

金を持って再び病院へ。
だが、
一足遅かった。
サモの容体が悪化し、
足を切断されてしまっていたのだ……

f0165567_5544482.jpg

何があろうと
表情を変えず、
金策に走るフェリシテ。

彼女のいったいどこが
祝福と幸福だというのでしょうか。

キンシャサの街の雑踏を
泣きもせず、喚きもせず、
ただ、
息子の足を切らずにすませたい、
わずかな可能性をも
無駄にはすまい、
と歩き続けるフェリシテ。

その強さに圧倒されます。

と同時に
つい先日家族が入院した管理人は
何はともあれ
必要な手をうってくれる
日本の病院はありがたい、
コンゴに住んでいなくて良かった、
とつくづく思いました。
もちろん
入院費に愕然とはしましたけどね。

あ、すみません。
また私事に走ってしまいました。

コンゴ民主共和国100年の混乱は
インフラの遅れのみならず、
借りた金を返さない、
金は貸さない、
薬代をネコババする、
警官は賄賂をとる――
といった人々を
生み出してしまったんでしょうかねぇ。

そんな人間のいやらしさも
見せるからでしょうか。
お調子者タブーの
思わぬ純情と優しさに
張りつめていた心が緩みます。

魂を揺さぶるような歌と
演奏を背景に
アフリカの変わりつつある部分と
変わらぬ部分を
見ることができたような気がします。





今日もポチッをお願いできれば嬉しゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆12月23日に更新しました。明日はイブですね。皆さまに良いことがありますように☆

わたしは、幸福(フェリシテ)
監督/アラン・ゴミス、脚本/アラン・ゴミス、脚本協力/オリヴィエ・ルストー、デルフィーヌ・ジング、
撮影/セリーヌ・ボゾン、製作/アルノー・ドメルク、ジャラルディーヌ・スプリモン、
ヴァネッサ・シジェフスキ、ジョルジュ・ショカール
出演
ヴェロ・ツァンダ・ベヤ/フェリシテ、ガエタン・クラウディア/サモ、パピ・ムカパ/タブー、
カサイ・オールスターズ
12月16日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町他ロードショー
2017年、フランス、セネガル、ベルギー、ドイツ、レバノン、129分、
リンガラ語&チルバ語&フランス語、字幕/斎藤敦子、字幕監修/奥村恵子、配給/ムヴィオラ
http://www.moviola.jp/felicite/

# by Mtonosama | 2017-12-23 06:05 | 映画 | Comments(4)