ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:アンヌ・ヴィアゼムスキー ( 2 ) タグの人気記事

グッバイ・ゴダール!

--


Le Redoutable


f0165567_06341586.jpg

(C)LES COMPAGNONS DU CINEMA - LA CLASSE AMERICAINE - STUDIOCANAL- FRANCE 3.



アンヌもゴダールも昔から知っているので

(といっても友達って訳じゃありませんけどね)

どういう俳優さんが

どんな風に演じるかというのは

かなり気になります。


アンヌを演じるのはステイシー・マーティン、

『ニンフォマニアック』でデビューした女優です。

ニンフォマニアーーー

色情狂!?


タイトルも凄いけど、

監督は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の

あのラース・フォン・トリアーです。

彼もまたゴダールと同じくらい変わってます。


本作で

彼女は変人ゴダールとの恋愛を通じて

ブルジョア娘から

次第に自我に目覚める女性へと

変わっていく様子を

愛らしく上品に演じています。


そして、ゴダールを演じるのは

本物のアンヌ・ヴィアゼムスキーとも

仕事をしたことがある

フィリップ・ガレル監督を

父に持つ俳優、ルイ・ガレル。


彼の演じるゴダールがまた

おかしなヤツでありました。


しかし、ルイ・ガレルは

ゴダールの崇拝者。

崇拝者としては変人のゴダールを演じることに

かなり逡巡があったようですよ。


「これは伝記映画ではなく

人生の転換期と歴史の転換期を同時に迎えた

映画製作者についての物語で、

ゴダールとアンヌのラブストーリーなんだ」

との監督の説得に渋々納得させられたルイ。


f0165567_06395073.jpg

さあ、ルイ・ガレル、

どんなゴダールを見せてくれるのでしょう。


ストーリー

1966年パリ。

19歳のアンヌは刺激的な日々を送っていた。

世界中から注目される映画監督

ジャン=リュック・ゴダールと出会い、

恋に落ち、彼の新作『中国女』の

主演女優に抜擢されたのだ。


新しい仲間たちと映画をつくる日々。

そしてゴダールからのプロポーズ。

二人の結婚は注目され、

メディアに追い回される。


パリのアパルトマンで新生活を

スタートする二人。

人に会うのも、どこへ行くかも

決めるのはすべてゴダールだったが、

アンヌにとっては何もかも新鮮だった。


1968

街には学生や労働者が溢れ、

機動隊が通りを固めていた。

五月革命だ。


ゴダールも映画制作そっちのけで

石を剥がし、機動隊に投石。

学生たちの討論会に参加していた。


そんな中、

アンヌは映画プロデューサーの

友人ミシェルから

カンヌ国際映画祭へ行こうと誘われる。

共通の友人が監督する作品が

選ばれたので皆で応援しようというのだ。


だが、ゴダールはストライキに連帯し、

警察の弾圧、政府、映画業界への

抗議表明としてカンヌ国際映画祭中止を

主張している。

アンヌは初めて夫に反抗し

ミシェルと共にカンヌへ。

優雅なバカンスを満喫するのだった。


ゴダールは

フランソワ・トリュフォー、

クロード・ルルーシュらと共に

カンヌに乗り込み、映画祭を粉砕。


パリへ戻ったゴダールは

ゴダールの名を捨て

シガ・ヴェルトフ集団を結成し

全く新しい映画を撮影したり

ベルナルド・ベルトルッチに

誘われたローマの映画会議で

ベルトルッチと激論を交わし、

絶交してしまったりと、わが道を進み続ける。


そんな時

とまどうアンヌの許に

イタリアの奇才マルコ・フェレ―リ監督から

映画出演の依頼が届く。

彼女は女優としてのステップアップを

決意する……


f0165567_06493189.jpg


いやいやゴダールったらすごい!

神様と信じていた彼の素顔にびっくり。

はっきり言って嫌なヤツです。


ルイ・ガレルが出演を渋ったのも

よくわかります。


敬愛するゴダールをこんな人間として

演じたくはなかったんでしょう。


わがまま、教条主義、猛烈な自信、

映画愛、アンヌへの愛情――

この愛、重たすぎます。

でも、笑えちゃいます。


でも、150歳になった今、

遠い目で往時を思い返してみると

いたんだよなあ、

ゴダールみたいなゴリゴリの教条主義者・・・


激しくて、変化を求めた時代でした。

パリも日本も。


天才ゴダールを踏み台にして

成長を遂げたアンヌ・ヴィアゼムスキー。


彼女も「楽しい体験をしたわ」と思いながら

一足先にあちらの世界へ

旅立ったことでしょう。


ゴダールファンのみならず

必見の映画です。



↓↓↓↓↓

今日もポチッとお願いできれば嬉しいです♪


にほんブログ村

☆6月19日に更新しました。

久しぶりにバナーを張りつけることができました☆


本作の字幕を翻訳なさった寺尾次郎さんが

今月亡くなりました。

いつも素敵な映画をありがとうございました。

ありがとうございました。

合掌


グッバイ・ゴダール!

監督・脚本/ミシェル・アザナヴィシウス、原作/アンヌ・ヴィアゼムスキー「それからの彼女」、撮影/ギヨーム・シフマン

出演

ルイ・ガレル/ジャン=リュック・ゴダール、ステイシー・マーティン/アンヌ・ヴィアゼムスキー、ベレニス・ベジョ/ミシェル・ロジエ、ミシャ・レスコー/ジャン=ピエール・バンベルジェ、グレゴリー・ガドゥボワ/ミシェル・クルノー、フェリックス・キシル/ジャン=ピエール・ゴラン

713()公開

2017年、フランス、カラー、108分、字幕翻訳/寺尾次郎、配給GAGA

http://gaga.ne.jp/goodby-g



by Mtonosama | 2018-06-19 07:03 | 映画 | Comments(4)

グッバイ・ゴダール!

--

Le Redoutable


f0165567_06445229.jpg

(C)LES COMPAGNONS DU CINEMA - LA CLASSE AMERICAINE - STUDIOCANAL- FRANCE 3.



ゴダールといったら

管理人にとっては

かつては神様のような存在でした。

『勝手にしやがれ』に出たジーン・セバーグの

ファッションに影響され、

『気狂いピエロ』にはいたく感動しました。


今でもあのラストシーンが

頭にこびりついて離れません。

映画の常識が

ちゃぶ台返しにあったような気持でした。


『アルファヴィル』『ウィークエンド』

『中国女』『東風』・・・

「よくわかんないなあ」と思いながらも

一生懸命観たものです。

よくわかんないから

神様だったのかもしれません。


そして、

ジーン・セバーグはじめ、

女優たちが素敵で憧れました。

『気狂いピエロ』に出た

アンナ・カリーナは大好きです。

彼女はゴダールの最初の奥さんでした。

4年で離婚してしまいましたけど。


アンナ・カリーナの次に登場し、

彼のミューズとなり、妻にもなったのが

アンヌ・ヴィアゼムスキー。


f0165567_06505466.jpg



19歳のアンヌはパリに住む哲学科の学生。

そんな彼女が世界中から注目される映画監督

ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、

『中国女』に主演することになりました。

時あたかもパリ五月革命の1968年。


ゴダールと恋をし、

女優としての人生にめざめ、

1968年のパリに燃える

アンヌ・ヴィアゼムスキーの

自伝的小説「それからの彼女」を

映画化したのが

本作『グッバイ・ゴダール!』です。


父はロシア貴族、

母方の祖父は作家フランソワ・モーリアック、

ノーベル文学賞受賞作家であります。

伯父のクロード・モーリアックは

伝説的シネクラブ「オブジェクティフ49

設立メンバーの作家という家系で、

彼女自身、作家でもありました。


アンヌ・ヴィアゼムスキー

1947514日、ベルリンで生まれる。

母はクレール・モーリアック、

弟はピエール・ヴィアゼムスキー。

父はロシア革命直前サンクトペテルブルクに

生まれた貴族。

その後、フランスに亡命。

アンヌとピエールの幼少期は

ローマ、モンテネグロ、ジュネーブ、カラカス

を転々とする生活。


196416歳で『バルタザールどこへ行く』

(ロベール・ブレッソン監督)で女優デビュー。

1969年『中国女』に主演。

同年結婚し、

1979年離婚。


小説家、脚本家として数本の作品を出す。

日本では「愛の讃歌」(日之出出版)

「少女」(白水社)が邦訳されている。

フランスでは著書を原作に

しばしば映画化される人気作家。

2017105日、70歳で亡くなる。

Wikipediaより)


去年、亡くなっていたんですね。

しみじみ時の流れを感じます。

10年という年月をゴダールと共に

過ごした彼女。

(といっても72年には既に

他の女性と公私共にパートナーと言われる仲に

なっていたゴダールではありますが)


その彼女が書いた自伝ですから、

本作でもゴダールはかなり変なヤツとして

描かれてはいます。

天才と変人はもしかしたら

同義語かもしれませんけどね。


監督はミシェル・アザナヴィシウス。

『アーティスト』でアカデミー賞に

輝いた監督です。


これまで映像化のオファーを断り続けてきた

彼女がようやく首を縦に振った本作。


さあ、いったいどんな作品なのでしょうか。

続きは次回まで乞うご期待でございます。



グッバイ・ゴダール!

監督・脚本/ミシェル・アザナヴィシウス、原作/アンヌ・ヴィアゼムスキー「それからの彼女」、撮影/ギヨーム・シフマン

出演

ルイ・ガレル/ジャン=リュック・ゴダール、ステイシー・マーティン/アンヌ・ヴィアゼムスキー、ベレニス・ベジョ/ミシェル・ロジエ、ミシャ・レスコー/ジャン=ピエール・バンベルジェ、グレゴリー・ガドゥボワ/ミシェル・クルノー、フェリックス・キシル/ジャン=ピエール・ゴラン

713()公開

2017年、フランス、カラー、108分、字幕翻訳/寺尾次郎、配給GAGA

http://gaga.ne.jp/goodby-g/


by Mtonosama | 2018-06-16 06:54 | 映画 | Comments(2)